規約・審査ガイドライン

Kindle出版のアカウント停止とは?原因と復活までの流れを徹底解説

Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

Kindle出版を始めてしばらくすると、突然KDP(Kindle Direct Publishing)から「アカウントが停止されました」という通知が届くことがあります。

多くの人がここで一番に知りたいのは、「なぜ止まったのか」「どうすれば再開できるのか」という点です。

この記事では、まず停止の“仕組みと原因”を整理し、後半で対応方法をわかりやすく解説します。

焦って再登録を試みると、逆に永久停止につながるケースもあるため、正しい理解が大切です。

 

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なぜKindle出版アカウントが停止されるのか?

KDPアカウントの停止は、単なるトラブルではなく「Amazonが著者に一時的な是正を求めているサイン」でもあります。

原因や段階を整理すれば、冷静に対処できるケースが多いです。

ここでは、まず「KDPアカウント停止とは何か」から順に確認していきましょう。

 

KDPアカウント停止の一言定義と影響

KDPアカウント停止とは、Amazonが出版者の行為やコンテンツを審査し、一時的に出版・販売の権限を停止する措置のことを指します。

多くの場合、「利用規約またはコンテンツガイドラインに違反している可能性がある」と判断された際に行われます。

停止中は、新しい本を出版できず、既存の電子書籍も販売ページが非公開になることがあります。

ロイヤリティ(印税)の支払いが一時的に保留されるケースもあり、影響は小さくありません。

ただし、「停止=即削除」ではなく、警告段階で改善すれば再開される場合も多いです。

 

私自身、初期の頃にメタデータ設定を誤って審査が保留されたことがあります。

その際、KDPのサポートに問い合わせて修正報告を行うと、翌週には再開が承認されました。

このように、停止の多くは「重大な違反」ではなく、ガイドライン理解のズレから起きていることが多い印象です。

 

通知メールでよく使われる「警告」「審査中」「完全停止」の違い

KDPからの通知メールには、いくつかの段階があります。

最も軽いのが「警告(Warning)」で、具体的な修正を求められます。

この段階では、指摘された箇所を直し、返信で報告することで再開が可能です。

次に「審査中(Under Review)」は、Amazonが内容を再確認している状態です。

この期間は数日〜数週間に及ぶことがあり、審査結果の通知を待つ必要があります。

そして「完全停止(Terminated)」になると、アカウントが閉鎖され、Kindle本がすべて非公開になります。

この状態からの復活は非常に難しく、原則として新しいアカウントの作成も禁止されています。

 

よくある誤解として、「完全停止されたら別名義で作り直せばいい」と思われがちですが、これはKDPの利用規約違反です。

システム的に関連アカウントを検出できるため、複数作成は避けましょう。

公式対応以外の方法で復活させる事例を真似すると、むしろ状況が悪化する場合があります。

 

主な原因:著作権・メタデータ・表現規約など

KDPアカウント停止の原因は、大きく分けて3つあります。

1つ目は「著作権侵害」です。

他人の作品や画像を引用・流用した場合や、AI生成物の出典を明記していないケースも対象になります。

著作権関連はAmazonが特に厳格にチェックしており、権利者からの通報で即時停止となることもあります。

2つ目は「メタデータの誤登録」です。

タイトル・サブタイトル・著者名・説明文などが実際の内容と一致していない場合や、キーワードを不自然に詰め込む行為は違反と見なされます。

公式ガイドラインでは「正確で誤解を招かない情報」が求められています。

最後に、「表現規約の違反」があります。

具体的な内容はここでは抽象化しますが、暴力的・過激な表現、または成人向けに分類される内容を一般カテゴリに登録することは避けましょう。

KDPの日本語ヘルプページでは、該当するジャンル・カテゴリを正しく選ぶよう明示されています。

 

実際には、公式が明確に禁止していない“グレーゾーン”表現で停止することもあります。

そのため、「公式で明示されていない=安全」ではなく、「Amazonの判断基準は常にアップデートされている」と意識することが重要です。

万が一のときは、該当部分を非公開にして問い合わせるなど、柔軟に対応すると良いでしょう。

 

このセクションでは、KDPアカウント停止の構造と代表的な原因を整理しました。

次の章では、実際に停止通知を受けた際に、どのような初動を取るべきかを解説します。

 

 

停止通知を受けたときの初動対応(Kindle出版)

KDPアカウント停止の通知が届いたときに、最初の対応を誤ると復活が難しくなります。

ここでは、通知メールの確認から、絶対に避けるべき行動、そして公式情報の調べ方まで、初動の基本を整理します。

焦らずに一つずつ確認していきましょう。

 

メール通知の読み方:見るべきポイント3つ

まず最初にすべきことは、Amazonから届いたメールを落ち着いて読むことです。

一見、形式的な文面に見えますが、重要な手がかりが3つ含まれています。

 

1つ目は「通知の種類」です。

「Warning(警告)」「Under Review(審査中)」「Terminated(完全停止)」のどれに該当するかで対応方針が大きく変わります。

たとえば、警告段階であれば修正後の報告で再開できる可能性がありますが、完全停止ではアカウントが閉鎖状態になるため、新たな出版ができません。

 

2つ目は「指摘内容」です。

違反箇所が「コンテンツ」なのか「メタデータ」なのか、あるいは「アカウント情報」かを特定することが重要です。

ここを曖昧にしたまま返信すると、再審査が遅れる原因になります。

 

3つ目は「対応期限」です。

通知メールには、修正や回答を求める期限が明記されていることがあります。

期限を過ぎると、システム上で自動的に処理が進むため、早めの行動が求められます。

 

通知メールの英語表現に戸惑う方も多いですが、KDP公式ヘルプに同様の文面例が掲載されています。

翻訳ツールを使っても構いませんが、意図を誤解しないように「どの段階の通知か」を必ず確認しておきましょう。

 

新規アカウント作成は禁止?誤対応が復活を遠ざける理由

通知を受けてすぐに「別のアカウントを作ればいい」と考える人が少なくありません。

しかし、これは最も避けるべき行動です。

KDPでは複数アカウントの開設を原則禁止しており、関連アカウントが検出されると、すべてのアカウントが停止対象になる可能性があります。

 

システムは登録情報や端末情報をもとに自動的に照合しています。

「別のメールで作り直せば大丈夫」というのは誤解です。

一度停止になった場合は、既存アカウントの調査と是正が最優先です。

 

私自身、以前に誤って同一名義で再登録したことがあります。

結果的に再開まで通常より1か月以上かかりました。

公式の指示を待たずに行動すると、審査側の混乱を招くこともあるため、まずは返信フォームやサポート窓口を通じて確認するのが安全です。

 

公式ヘルプ&該当ガイドラインの確認方法

KDPからの通知には、たいてい「該当ガイドライン」へのリンクが記載されています。

まずはそのリンク先をクリックし、どの項目に違反した可能性があるかを確認しましょう。

 

代表的なページとしては、
・「コンテンツガイドライン」
・「出版ガイドライン」
・「著作権と商標に関する方針」
があります。

特にコンテンツガイドラインでは、表現上の注意点や販売不可カテゴリが明確に記載されています。

 

「公式で定義されていない=問題ない」ではありません

Amazonはポリシーを随時更新しているため、古い体験談や他国向け記事をうのみにせず、日本語版の最新ヘルプを確認しましょう。

 

また、もし通知メールに明確な違反項目が記されていない場合は、KDPのサポートフォームから「指摘箇所の具体的な説明をお願いします」と問い合わせるのが効果的です。

問い合わせ時には、アカウントIDと書籍のASINを必ず添えてください。

 

 

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停止から復活に向けて取るべきステップ

停止後の行動は、復活までのスピードに直結します。

ここでは、修正申請の方法から、メタデータ見直し、そして再発防止までの流れを実務目線でまとめます。

 

修正申請/返信時のポイント:何をどう報告するか

KDPからの通知に返信する際は、感情的な言葉を避け、事実と対応を簡潔に伝えることが重要です。

返信文では、次の3点を明確にしましょう。

 

①問題の原因をどのように認識しているか。

②どの箇所を修正したか。

③今後の防止策をどう考えているか。

 

この3点を丁寧に説明するだけで、再審査の印象が大きく変わります。

文章は英語でも日本語でも構いませんが、機械翻訳を使う場合は意味が変わらないか必ず確認してください。

「修正報告書=信頼回復の第一歩」という意識で臨むと良いでしょう。

 

コンテンツ修正/メタデータ見直しの具体例

停止原因がコンテンツの場合は、該当箇所を一度非公開にし、ガイドラインに沿って修正します。

内容の削除・言い換えだけでなく、カテゴリ変更や説明文の調整も効果的です。

 

特に多いのが、タイトルやサブタイトルの誤登録です。

誇張的な文言や、他作品と誤認されるような表現は避けましょう。

また、AI生成コンテンツの場合は、明示的な記載(AI使用の有無)が求められることがあります。

公式ヘルプに掲載されている記載方針を確認してください。

 

メタデータの修正後は、再アップロード前に「プレビュー機能」で全ページを確認します。

細かい部分ですが、改行や段落崩れなど、出版前チェックで気づくトラブルも多いです。

 

復活後にやるべきチェックリスト(再発防止)

アカウントが復活したあとは、すぐに新刊を出す前に確認すべきことがあります。

 

・過去の出版物に同様の問題がないか。
・ガイドライン更新情報を確認したか。
・権利や素材の出典を整理できているか。

この3点を定期的にチェックすることで、再発を防げます。

 

KDPでは年に数回、ポリシー改定があります。

公式のメールやダッシュボードのお知らせを見逃さないようにしましょう。

「一度通った内容でも、将来の基準では修正対象になる」という意識が大切です。

 

最後に、ペーパーバック版を併売している方は、電子書籍の非公開時に自動で販売停止になることがあります。

在庫やASINの扱いが異なるため、心配な場合はサポートに確認してください。

 

 

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実例で学ぶ:アカウント停止から再開までの流れ

実際にどのような経緯でKDPアカウントが停止し、どのように復活したのか。

ここでは、よくある2つのケースを例に、手順とポイントを整理します。

現場感をつかむことで、自分の対応にも活かせるはずです。

 

ケース1:メタデータ誤登録で停止→修正→再開までの流れ

ある著者は、書籍タイトルに宣伝的な文言(例:「今すぐ稼げる!」など)を入れて出版したところ、KDPから警告メールを受け取りました。

メールには「タイトルと実際の内容が一致していない」「顧客を誤解させる表現の疑い」と明記されていました。

 

その後、タイトルと説明文を正式な内容に修正し、メタデータを再提出。

同時に、返信フォームから「修正箇所」「変更理由」「今後の対応策」を簡潔に報告したところ、約5営業日で販売が再開されました。

このケースでは、誤登録自体は軽度でしたが、修正報告を怠らず、KDP側の再審査に明確な根拠を添えたことが早期再開の決め手になりました。

 

KDPの審査チームは「内容を修正した」だけでは判断しません。

「なぜ問題になったのかを理解し、今後どう防ぐか」を明記することが信頼回復のポイントです。

 

ケース2:著作権疑義で停止→対応時間とポイント

別の著者の例では、画像素材の一部にフリー素材サイトの画像を使用していたにもかかわらず、第三者から著作権侵害の申し立てがありました。

Amazonは安全側に判断するため、即時停止措置が取られました。

 

著者はすぐに素材のライセンス証明(利用規約と購入履歴のスクリーンショット)を提出。

加えて、該当部分を差し替えた旨を英文で説明しました。

結果として、対応開始から約2週間でアカウントが復旧。

「証拠の提示」と「誠実な対応スピード」が評価された形です。

 

このように、著作権問題は主張よりも「証明」が優先されます。

証明書類を日頃から整理し、出典を明示する習慣があるとトラブルを最小限にできます。

 

ペーパーバック版にも影響?電子書籍主軸での補足

KDPアカウントが停止されると、ペーパーバック版も自動的に販売停止になるケースがあります。

電子書籍と紙版は同一アカウントで管理されるため、システム上は連動しているからです。

 

ただし、停止理由が「電子書籍の内容のみ」に限定される場合、紙版だけを再審査対象外とすることもあります。

この点は、公式サポートに個別確認するのが確実です。

とはいえ、電子書籍を軸に活動する場合、紙版も同時に停止される前提で備えておくのが安全です。

 

 

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停止を防ぐための日常的なチェック項目

KDPアカウント停止は、意図せず発生するケースが多いです。

しかし、日常的な確認を怠らなければ、リスクを大幅に減らせます。

ここでは、出版前後で押さえておきたい実践的なポイントを紹介します。

 

出版前に必ず確認すべきガイドライン対応3選

まず出版前に確認すべきは、次の3点です。

 

タイトルと内容の整合性

タイトルに「無料」「限定」「最強」などの煽り文句を入れると、内容との乖離として警告を受けることがあります。

 

権利関係の明示

他人の作品・画像・AI生成物を使う際は、出典と権利表記を明確に。

最近では、AIコンテンツに関して「AI使用を明示する項目」が追加されており、未記載での出版はリスクがあります。

 

③カテゴリと表現の一致。

たとえば成人向け要素がある場合、一般カテゴリで登録するとガイドライン違反になります。

あくまで公式のカテゴリルールに従いましょう。

「自分の判断でグレーにしておこう」は避けるのが無難です。

 

出版後も続けるべきモニタリングと情報更新習慣

出版後も、放置せず定期的にチェックすることが重要です。

KDPはガイドラインを随時更新しており、過去に問題なかった表現が、今後の基準でNGになる可能性もあります。

 

特に、年に2〜3回は次の項目を確認すると安心です。

・KDP公式ニュースや更新履歴
・書籍のレビュー欄に「不適切」との指摘がないか
・画像や外部リンクが古い仕様のままになっていないか

 

また、同業者の停止事例やAmazonフォーラムでの情報共有も参考になります。

公式では明示されない「現場での傾向」を早めに把握できるからです。

 

私は出版ごとにスプレッドシートで「出典」「素材サイト」「修正版日付」を記録しています。

万一の問い合わせにも即対応できるため、安心感が違います。

 

 

まとめ

KDPアカウント停止は、誰にでも起こり得るトラブルです。

ただし、焦らず対応すれば多くのケースで復旧の可能性があります。

 

KDPアカウント停止への最短ルートと意識すべきポイント

停止の多くは、「知らなかった」「確認しなかった」ことが原因です。

最短ルートで解決するには、次の3つを意識しましょう。

 

①通知メールを正確に読む。
②修正内容を明確に伝える。
③同じミスを繰り返さない。

 

これらを徹底するだけで、KDP側との信頼関係を保てます。

「ルールを守る=出版継続の最良の防御」という意識を持ち、定期的な確認を欠かさないことが重要です。

 

KDPは年々ルールが整備され、健全な出版環境が進化しています。

安心して活動を続けるためにも、日々の小さな確認を積み重ねていきましょう。

 

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【著者:石黒秀樹のプロフィール】

Kindle出版サポート歴5年。
これまでに、のべ600名以上の出版をサポートし、
サポートメンバー全体で累計5,000冊以上の出版実績があります。(2025年時点)

フル外注とAI活用により、初心者でも安心して出版できる再現性の高いステップをお伝えしています。

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