規約・審査ガイドライン

KDPのコンテンツガイドライン違反とは?審査落ちを防ぐチェックポイントを徹底解説

Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

Kindle出版を始めると、思いがけず「ガイドライン違反」という言葉に出会うことがあります。

せっかく書いた本が審査で止まったり、販売停止の通知を受け取ったりすると、不安になりますよね。

実はその多くが、悪意ではなく「ルールの理解不足」から起きています。

 

この記事では、KDP(Kindle Direct Publishing)のコンテンツガイドライン違反とは何かを初心者にもわかりやすく整理します。

Amazon.co.jpの公式ルールを基準に、電子書籍でよくあるケースや、メタデータ(タイトル・説明文など)の注意点も具体的に解説します。

これを読めば、「どんな内容がNGで、どうすれば審査に通るか」を安心して理解できます。

 

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KDPコンテンツガイドライン違反とは?Kindle出版で避けるべきポイント

目次

 

Amazonが運営するKDPには、「読者に安全で適切なコンテンツを提供する」という明確な目的があります。

この方針に沿って、Amazonは「コンテンツガイドライン」というルールを設けており、違反すると販売停止や公開拒否となることがあります。

ここではまず、ガイドライン違反の種類や、Kindle出版で特に注意すべきポイントを整理していきます。

 

違反の種類を整理:販売不可・制限・品質不備のちがい

 

「ガイドライン違反」と一口に言っても、そのレベルは3段階に分かれます。

最も重いのが「販売不可」に該当するものです。

これは、明確に禁止された内容を含むもので、修正しても販売が認められないケースです。

例えば、法令に反する内容、過度な暴力や差別を助長するものなどが該当します(詳細は公式ヘルプを要確認)。

 

次に「販売制限(要修正)」があります。

これは、部分的な修正で改善できるケースです。

たとえば、説明文に誤解を招く表現がある、またはキーワードが過剰でスパム扱いされている場合などです。

 

最後に「品質不備」です。

誤字脱字、画像の解像度不足、ページ構成の乱れなど、読者体験を損ねる要因が含まれます。

品質不備は販売停止に直結しませんが、放置すると信頼性が下がり、Amazonから改善を求められることがあります。

 

つまり、違反=即アカウント停止ではなく、段階的な注意から始まるという点を理解しておきましょう。

 

電子(Kindle本)で起こりやすい違反例(抽象化した代表パターン)

 

電子書籍で多いのは、「本文」「表紙」「説明文(商品ページ)」の3つに関する違反です。

特に注意したいのは、読者を誤解させる内容や、過度な表現です。

 

本文では、特定の個人や団体を貶める記述や、社会的に不適切とされるテーマを直接的に描写することが問題になることがあります。

表現そのものを否定するわけではありませんが、Amazonが求めているのは「教育・啓発・物語としての文脈が明確かどうか」です。

たとえ意図が正しくても、誤解されるような強い言葉や描写は避けた方が安全です。

 

表紙も見落としがちなポイントです。

露出の多いビジュアルや、刺激的な文字装飾は審査で止まることがあります。

経験上、Amazon.co.jpでは「児童も目にする可能性がある」と判断されやすいため、慎重に選ぶのが無難です。

 

説明文についても、誇張表現や過度な宣伝文句(「必ず儲かる」「誰でも成功できる」など)はNGとされています。

また、他作品との比較や第三者を否定する表現も避けましょう。

 

「公式ではOKでも、日本の審査では通らない」ケースがあるのも実務上の注意点です。

Amazon.comとAmazon.co.jpでは審査基準にわずかな差があるため、日本向け出版ではローカル基準を優先するのが安全です。

 

メタデータ違反とは:タイトル・説明・キーワードでのNG

 

意外と多いのが、本文ではなく「メタデータ」に関する違反です。

メタデータとは、タイトル・サブタイトル・説明文・シリーズ名・キーワードなど、検索や販売ページに表示される情報のことです。

 

代表的なNGは、誤解を招くタイトルや過度なキーワードの挿入です。

たとえば、他社名や有名人の名前を無関係に含めると、誤認誘導として違反扱いになる可能性があります。

また、「SEO目的でキーワードを羅列」するのもスパム認定されやすいです。

 

説明文でも、過度な成果保証や「レビュー高評価!」など、読者を誤導する表現は禁止されています。

Amazonは「商品説明は事実と中立性を重視」としており、根拠のない自慢は品質不備に分類されることがあります。

 

キーワード設定では、「カテゴリに合わない単語」や「成人向け用語の直接使用」は避けましょう。

曖昧な表現に置き換えるなど、抽象的に伝える工夫が必要です。

 

最後に覚えておきたいのは、メタデータは「読者とAmazonに向けた信頼情報」という意識です。

検索流入を増やす目的よりも、「正確で誠実な情報設計」を優先することで、結果的にアカウントを長く健全に保てます。

 

公開前チェックリスト:本文・表紙・説明・キーワードの総点検

 

KDPで出版する前に、最も重要なのが「公開前のセルフチェック」です。

ガイドライン違反の多くは「意図せず踏んでしまう」ものであり、公開直前に内容を見直すだけで防げるケースがほとんどです。

ここでは、本文・表紙・メタデータ(タイトルやキーワードなど)の3点を中心に、Amazon.co.jpの審査基準に沿ったチェック項目を整理します。

 

本文表現の抽象化と年齢配慮:KDP基準に合わせるコツ

 

KDPでは成人向けを含む多様な内容が登録可能ですが、日本のストアでは年齢配慮と適切な表現が重視されます。詳細は公式ヘルプ要確認。

そのため、たとえ教育・啓発目的であっても、過度に刺激的な描写や、社会的にセンシティブな内容は抽象的に表現する必要があります。

 

たとえば、事件・暴力・人間関係などを描く場合は、「具体的な表現」ではなく「状況や感情で伝える」方法に変えると通過率が上がります。

筆者の経験では、本文の修正よりも語彙の言い換えや比喩表現への置き換えの方が効果的でした。

 

また、児童・学生も閲覧できる前提で審査されるため、読者年齢を意識した言葉づかいが大切です。

公式ヘルプでは明確な「年齢区分」は示されていませんが、実務的には「一般誌の基準」を意識すれば問題ありません。

 

もう一点重要なのは、過去に問題となったジャンルの踏襲です。

他の著者が一度販売停止になったテーマを、表現を変えずに再現すると再審査で止まることがあります。

審査は自動・手動の両方のチェックが行われると案内されていますが、具体的な検出手法の詳細は非公開です(公式ヘルプ要確認)。

 

表紙画像・サムネでのNGとOK:煽り・誤認・著作権に注意

 

次に注意したいのが、表紙画像です。

Amazonの審査では、本文よりもむしろ表紙で止まるケースが多いと感じます。

 

表紙デザインでNGになりやすいのは、煽るような文字(「絶対稼げる」「必ず成功する」など)や、誤認を与える表現(「公式」「非公開ノウハウ」など)です。

これは「誤解を与える宣伝」としてガイドライン違反にあたる可能性があります。

 

また、画像素材の著作権にも注意が必要です。

無料素材サイトでも、商用利用不可やクレジット表記が必須のものがあり、その条件を満たさないと著作権侵害とみなされるおそれがあります。

筆者は必ず「ライセンスを明示しているサイト(例:PixabayやUnsplash)」のみを利用しています。

 

さらに、人物写真を使う場合は、写っている人物が特定できる写真を避けましょう。

表情や服装によっては、Amazon側でセンシティブコンテンツと誤判定されることがあります。

 

対策としては、抽象的なデザインやシンボル・風景を中心に構成するのが安全です。

特にKindleストアのサムネは小さく表示されるため、視認性よりも「誤解を与えない構成」を重視すると良いでしょう。

 

タイトル/サブタイトル/キーワードの禁止事項と整理手順

 

最後に、メタデータに関するチェックです。

タイトルやサブタイトル、キーワードは検索アルゴリズムに直結するため、違反が発生しやすい領域でもあります。

 

禁止されているのは、虚偽・誤認・誇張・重複です。

たとえば、タイトルに「Amazon公式」や「認定」などの文言を入れるのは誤解を招く表現として違反扱いになります。

 

また、キーワード欄に無関係な単語を並べるのもNGです。

「SEO対策のつもりで人気ワードを全部入れた」ような設定はスパム判定されることがあります。

筆者も以前、関係のない語句を入れた結果、審査が止まり再提出になった経験があります。

 

整理のコツは、タイトルとキーワードを同時に見直すことです。

タイトルに含まれている単語をキーワードに重複登録する必要はなく、むしろ自然な検索導線を意識する方が安全です。

 

また、メタデータ全体で統一感があるかも確認しましょう。

タイトル・説明文・キーワードの方向性が一致していないと、審査担当者に「曖昧なテーマ」と判断されることがあります。

 

キーワード整理に迷ったら、公式ヘルプの「KDPメタデータガイドライン」を参考にしてください。

そこには、登録してはいけない単語の具体例や、修正時の注意点が明示されています。

 

まとめると、メタデータで意識すべきは「正確さ」と「一貫性」です。

検索に強い言葉ではなく、Amazonに信頼される言葉を使うことが、結果的に上位表示につながります。

 

検索に強い言葉ではなく、Amazonに信頼される言葉を使うことが、結果的に上位表示につながります。商品ページ全体の設計や読者とのミスマッチを防ぐ具体的な考え方は、『KDPで売れない原因とは?読者不一致を防ぐ設計と改善ポイント徹底解説』でも詳しく解説しています。

 

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審査で止まった・販売停止になったときの対処法

 

KDPで審査が止まったり、すでに販売されていた本が突然非公開になると、驚いてしまいますよね。

ただ、焦らずに状況を確認すれば、ほとんどのケースは修正と再提出で解決できます。

ここでは「なぜ止まったのか」を読み解き、「どう直せば再公開できるか」を実務的な手順で解説します。

 

通知メールの読み方:根拠条項の特定と該当箇所の洗い出し

 

まず最初に確認すべきは、Amazonから届いた「通知メール」です。

審査に関する連絡は、必ずKDPアカウントに登録しているメールアドレス宛に届きます。

件名には「Your book is currently under review」や「Your book has been blocked」などと書かれている場合が多いです。

 

本文中には、違反の理由や該当ガイドラインのリンクが記載されています。

ポイントは、そのメールの中にある「具体的な条項番号」や「該当箇所の説明」を見逃さないことです。

例として、「Metadata Guidelines 3.2」「Content Guidelines 1.5」など、公式規約の節番号が添えられているケースがあります。

 

筆者の経験では、通知文が英語の場合も多いですが、Google翻訳で意味を確認すれば十分理解できます。

重要なのは、「なにが禁止されたか」よりも、「どの部分が該当したか」を具体的に把握することです。

タイトル・表紙・本文のどこかを特定できれば、修正方針が立てやすくなります。

 

なお、メール文に直接「修正後は再提出してください」と記載がある場合は、改善すれば再公開が可能なケースです。

逆に「permanently removed(永久削除)」とある場合は、販売不可の判断であり、再提出は難しいためサポートに確認を入れましょう。

 

修正→再提出の手順(日本アカウント前提)と再発防止メモ

 

通知内容を確認したら、次は修正作業に入ります。

修正は、KDPの「本棚」画面から対象書籍を開き、「詳細の編集」または「表紙の編集」など、指摘された項目ごとに行います。

 

たとえばタイトルが原因なら、「本の詳細」タブで修正できます。

本文の内容変更が必要な場合は、原稿データ(.docxや.epubなど)を修正版に差し替えましょう。

修正後は「保存して出版」をクリックすれば、再審査が自動的に始まります。

 

修正後は「保存して出版」をクリックすれば、再審査が自動的に始まります。KDPの基本的な画面構成や設定フローをおさらいしたい場合は、『Kindle出版のKDPアカウント作成とは?登録手順と注意点を徹底解説』もあわせて確認しておくと安心です。

 

再審査の所要時間はケースや時期により変動します。通常は数日以内ですが、公式ヘルプ要確認。

筆者の体感では、平日午前中に再提出すると、翌日に結果が返るケースが多いです。

 

再発防止のコツとしては、次の2点を意識してください。

1つ目は、ガイドラインの最新情報を定期的に確認すること。

Amazonは不定期に審査基準を更新しており、数か月前に通った内容でも今は通らないことがあります。

 

2つ目は、出版前に自分で第三者チェックを入れることです。

たとえば、別の著者仲間に表紙やタイトルを見てもらうと、客観的な目線でリスクを指摘してもらえます。

「審査で止まる前に止める」という意識が大切です。

 

異議申立て・問い合わせのポイント(テンプレ構成と添付例)

 

修正しても再審査で通らない場合や、納得できない場合は、Amazonに異議申立てを行うことができます。

KDPヘルプの「お問い合わせ」から「出版中のタイトル」を選び、該当書籍のASIN(商品コード)を入力して送信します。

 

メッセージ文は、短く・明確に・敬意を持って書くのが基本です。

以下のような構成を参考にしてみてください。

 

── テンプレ例 ──

Subject: Regarding content review result (ASIN: XXXXXXX)

本文:

Hello KDP Support,

I received a notice regarding my book being blocked due to content policy violation.

After reviewing the Content Guidelines, I have revised the relevant sections and re-uploaded the corrected file.

Could you please review it again or let me know if further changes are required?

Thank you for your kind support.

 

── 日本語補足 ──

英語で送る必要はありませんが、簡潔な英語テンプレートを使うと返信が早い傾向があります。

もし英語に自信がない場合は、「日本語対応希望」と明記して送れば問題ありません。

 

添付資料としては、修正前後の比較画像(タイトルページや表紙など)をPDFにまとめて送ると理解してもらいやすいです。

サポート担当者は複数の案件を同時に処理しているため、「どこを直したのか」を明確に示すことがスムーズな対応につながります。

 

最後に覚えておきたいのは、KDPサポートは「敵」ではなく「審査を手伝ってくれる相手」だということです。

感情的にならず、事実ベースで問い合わせることが最短の解決策です。

対応は基本的に24〜48時間以内に届くため、焦らず返信を待ちましょう。

 

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グレーを避ける実務ルール:著作権・転載・自動生成コンテンツの扱い

 

KDPで出版する際に最も誤解されやすいのが「著作権まわり」と「自動生成コンテンツの扱い」です。

Amazonは法的なリスクを避けるため、著作権や知的財産に関する審査を非常に厳格に行っています。

ガイドラインに明確な禁止項目があるわけではなくても、「グレーゾーン」と判断された場合でも販売停止になることがあります。

ここでは、引用・転載・AI生成などに関する実務ルールを整理し、安全に出版を続けるためのポイントを紹介します。

 

引用・画像素材・権利表記の基本とチェック項目

 

まず、最も基本となるのが引用や画像の取り扱いです。

引用には「引用部分が明確に区別され、出典が記載されていること」という大前提があります。

単なる転載やコピーではなく、「自分の意見を補強するために必要最小限の範囲」で使うことが原則です。

 

実務的なチェックポイントは次の3つです。

1つ目は、引用部分を「」やブロックで明確に区切ること。

2つ目は、出典を明記すること(例:「○○(著)『△△』より引用」など)。

3つ目は、全体の文量に対して引用部分が過剰にならないようにすることです。

 

画像素材も同様に注意が必要です。

無料素材サイトを利用する場合でも、「商用利用可」「クレジット不要」などの条件を必ず確認してください。

特に海外サイトでは、ライセンス表記を英語で求められることがあります。

画像の権利者が明記されていないものや出典不明の素材は、トラブル防止のため避けた方が安全です。

 

筆者の経験上、Amazonは画像の著作権侵害に関して非常に敏感です。

一度「第三者の権利を侵害している可能性」と判断されると、修正対応をしても再審査に時間がかかります。

出版前に、素材フォルダ内に「使用許諾のスクリーンショット」や「出典URL」を残しておくと安心です。

 

出版前に、素材フォルダ内に「使用許諾のスクリーンショット」や「出典URL」を残しておくと安心です。あわせて出版時の権利や契約の全体像を整理したい場合は、『自費出版と商業出版の違いとは?費用・流通・契約を初心者向けに徹底解説』も参考になります。

 

他媒体からの転載・二次利用の注意点(重複・品質・出典)

 

次に注意したいのが、自分のブログやSNSなど、他媒体からの転載・再利用です。

一見、自分の文章だから問題ないように思えますが、KDPでは「オリジナル性」と「書籍としての価値」が重視されます。

 

同じ内容をそのままコピーして電子書籍化すると、「既存コンテンツの再利用」と判断され、審査で止まることがあります。

これは「Publicly available content(公開済みコンテンツ)」の規約に抵触するためです。

公開済みコンテンツの再利用は、権利保有と書籍価値(編集・加筆・構成の刷新等)の提示が前提です。単純転載は品質不備やポリシー違反になり得ます(公式ヘルプ要確認)。

 

そのため、ブログ記事を再利用する場合は、構成・語尾・内容の一部を新たに書き換え、電子書籍としての付加価値を加える必要があります。

たとえば、章立てを整理したり、解説や図解を追加するだけでも十分に差別化できます。

 

たとえば、章立てを整理したり、解説や図解を追加するだけでも十分に差別化できます。こうした編集不足が原因で「思っていた出版と違った」と後悔しないためにも、『自費出版で後悔しないための完全ガイド|失敗事例と対策を徹底解説』で全体の落とし穴を一度チェックしておくと安心です。

 

また、他人の作品を要約・翻訳した内容を掲載する場合も注意が必要です。

翻訳は原作の著作権の範囲に含まれるため、無許可での公開は違反となります。

教育目的であっても、明示的な許諾がない限りは避けましょう。

 

最後に、二次利用では「品質面」も審査対象になります。

文字化け、段落の崩れ、文体の不統一があると品質不備として差し戻されることがあります。

再利用原稿は、一度Wordなどにまとめて「書籍用に整える」作業を行うとよいでしょう。

 

A+コンテンツ/目次/試し読みの表現で気をつける点

 

KDPでは、本文だけでなく、販売ページ内の「A+コンテンツ」や「試し読み部分」も審査対象になります。

特にA+コンテンツ(拡張説明エリア)は、画像とテキストを組み合わせられるため、規約に触れやすい箇所です。

 

たとえば、他社ロゴの使用、比較広告、過剰な宣伝文句などはNGです。

「Amazon以外のリンク」や「メールアドレスの記載」も禁止されています。

あくまで「本の補足説明」としての範囲にとどめましょう。

 

目次や試し読みの内容にも注意が必要です。

試し読み部分に成人向けの要素や、不適切な言葉が含まれていると、それだけで審査が止まることがあります。

筆者の経験では、「本文中盤には問題がないのに、冒頭の表現だけでブロックされる」ケースも見てきました。

 

安全策としては、目次や序章には教育的・中立的な文体を採用し、誤解されやすい描写を避けることです。

また、A+コンテンツでは「レビューの引用」も禁止されているため、読者の感想を載せたい場合は要約して自分の言葉で紹介しましょう。

 

このように、KDPでは本文以外の部分でもルールが適用されます。

出版後に思わぬ修正対応を迫られないためにも、初回からガイドラインを意識した構成を心がけることが重要です。

 

著作権や表現の扱いを「自己判断」で済ませないのがプロの基本です。

不明点がある場合は公式ヘルプを確認し、必要に応じてサポートへ問い合わせてください。

安全に出版を続ける=信頼を積み重ねることにつながります。

 

よくある質問(FAQ):日本向けKDPでの運用にしぼって解説

 

ここでは、日本のKDP著者からよく寄せられる質問のうち、特に電子書籍出版と関連が深いものをまとめました。

どれも公式ヘルプを読んでも分かりにくい部分を中心に、実務経験にもとづいて整理しています。

Amazon.co.jpをメインに活動している著者が知っておくべきポイントだけを、シンプルに確認しましょう。

 

ペーパーバックの追加注意点(最小限):ページ数・表紙要件など

 

KDPでは、電子書籍に加えてペーパーバック(紙書籍)の出版も可能です。

ただし、日本在住の著者にとっては、電子版とは異なる仕様に注意する必要があります。

ここでは、混乱しやすいポイントを3つに絞って解説します。

 

まず1つ目はページ数の下限です。

ペーパーバックは、KDP公式の定義上「24ページ以上」でなければ出版できません。

24ページ未満の原稿をアップロードすると、「ページ数不足」としてエラーが出ます。

本文が短い場合は、あとがきや補足資料を追加することで対応できます。

 

2つ目は表紙データの仕様です。

電子書籍と異なり、背表紙と裏表紙を含む「全面一体型PDF」での入稿が必要です。

サイズや塗り足し(bleed)の指定が厳密なので、Canvaなどを使う場合でもKDPのテンプレートを利用しましょう。

また、背幅はページ数によって自動計算されるため、本文が確定してから表紙を作るのが正解です。

 

3つ目は「印刷品質」と「カラー設定」です。

ペーパーバックでは、印刷設定を「白黒」か「カラー」で選ぶ必要があります。

本文がすべて白黒でも、1ページでもカラー画像が入っていると自動的にカラー印刷扱いになります。

印刷コストが上がるため、予算を考慮して構成を決めると良いでしょう。

 

なお、ペーパーバックでもAmazon.co.jpで販売は可能ですが、在庫はAmazonがオンデマンド印刷で対応します。

在庫を持つ必要はありません。

電子書籍とセットで登録しておくと、販売ページに「Kindle版/ペーパーバック版」が自動的に並ぶため、読者の信頼性が上がります。

 

ただし、ペーパーバックの審査は電子版よりもやや長く、通常2〜5営業日ほどかかります。

表紙や本文の形式エラーがあると再審査になるため、初回登録時は余裕を持って進めましょう。

 

もし米国で売上がある場合は?(一言補足と確認リンク)

 

日本アカウントで出版していても、英語圏の読者がAmazon.com(米国サイト)から購入することがあります。

その場合、印税の支払い・税関連が少し異なる点に注意しましょう。

 

まず、支払い方法は基本的に日本の銀行口座で受け取れます。

ただし、売上が米ドル建てになるため、為替レートの影響で受取額が変動することがあります。

為替手数料は銀行によって異なるため、口座選びの段階で確認しておくと安心です。

 

もう一点重要なのが「税務情報(W-8BENフォーム)」です。

米国マーケットプレイスで売上がある場合、米国との租税条約に基づく手続きが必要です。

これは日本居住者でもオンラインで提出でき、KDPの「税情報インタビュー」から登録可能です。

 

まとめると、日本向けKDPアカウントを使っていても、海外の購入者がいれば自動的に他国ストアで販売されます。

基本設定を正しく行っていれば、特別な手続きは不要です。

ただし、税関連だけは早めに済ませておくと、翌年の支払いトラブルを防げます。

 

まとめると、日本向けKDPアカウントを使っていても、海外の購入者がいれば自動的に他国ストアで販売されます。基本設定を正しく行っていれば、特別な手続きは不要です。海外ストアへの配信設定やロイヤリティ条件の考え方を整理したい方は、『Kindle出版で英語版を海外配信?KDPでの設定方法と注意点を徹底解説』もあわせて確認してみてください。

 

事例で理解:修正前後の比較(抽象化したサンプル)

 

ここでは、実際のKDP審査で差し戻されやすいパターンを、抽象化した例で紹介します。

いずれも、規約違反そのものというより「表現が誤解を招く」「過度に強調している」ことが原因です。

修正のポイントは“中立的で事実に基づいた表現”に整えることです。

Amazonの審査は機械と人の両方で行われるため、意図しない部分が自動検出されることもあります。

そのため、「伝えたい内容をどう見せるか」の工夫が大切です。

 

タイトルの誤認誘導→中立・事実ベースへの修正例

 

最もよくあるのが、タイトルやサブタイトルに誤解を招く表現が含まれているケースです。

たとえば、「絶対に売れる」「読むだけで〜できる」など、過度な断定や保証を含む表現はNGです。

Amazonのガイドラインでは、「誤認を招く宣伝文句」「実際の内容と一致しないメタデータ」が禁止されています。

 

修正のコツは、「主張」ではなく「内容」を説明する形に変えることです。

例:
【修正前】読むだけで人生が変わる成功法則
【修正後】行動を変えるための実践的な思考法

 

このように、事実ベースに置き換えるだけで審査通過率が大幅に上がります。

筆者の経験では、タイトルが抽象的すぎるよりも、「具体的な成果を暗示する表現」のほうが引っかかりやすい傾向があります。

出版前に「誇張になっていないか」を第三者に読んでもらうのもおすすめです。

 

表紙の過度な表現→基準に沿った表現への修正例

 

表紙デザインもKDP審査で非常に重要なポイントです。

視覚的な印象が強すぎたり、暗示的・挑発的なデザインを使うと、成人向け判定や広告規制にかかることがあります。

 

たとえば、強い感情を誘発する言葉や過度に刺激的な構図、または特定の団体・個人を連想させる表現は避けましょう。

ガイドラインでは「暴力的、差別的、扇動的な内容を想起させる画像」は禁止とされています。

 

修正のコツは、色調と構図を落ち着かせ、書籍タイトルの読みやすさを優先することです。

例:
【修正前】強いコントラストと攻撃的なフォントで煽るデザイン
【修正後】白背景+落ち着いたフォントで内容を象徴する構成

 

また、第三者の写真や商標を無断で使うのもリスクがあります。

フリー素材を使用する場合は、商用利用可のライセンスを確認し、必要に応じて出典を明記しましょう。

「派手さよりも信頼感」がKDPでは重視されます。

 

説明文の煽り表現→教育・注意喚起に統一した修正例

 

販売ページの説明文(商品紹介欄)も審査対象です。

特に初心者がやりがちなのが、広告文のような煽り表現です。

「この一冊であなたも成功!」「読むだけで収入アップ!」など、保証を匂わせる文は控えましょう。

 

Amazonは説明文を「購買判断のための事実情報」として扱っており、過剰な誇張や誘導的な文体は規約違反にあたります。

 

修正のポイントは、教育的・客観的トーンに変えることです。

例:
【修正前】読むだけで人生が変わる!成功者が続出中!
【修正後】行動を変えるヒントを、実例と体験談を通して学べる内容です。

 

説明文の誤認・誇張は不可です。レビュー引用や他書比較は誤解を招きやすく非推奨で、ケースにより差し戻し対象となり得ます(公式ヘルプ要確認)。

筆者は、初期の頃に「他作品より詳しい」と書いただけで修正指示を受けたことがあります。

 

安心して審査を通すには、「読者に役立つ情報提供」という姿勢を徹底することが何より重要です。

ガイドラインに沿った書き方は、結果的に読者の信頼にもつながります。

 

まとめ:まずは公式ガイドラインとメタデータ規約を基準に点検

 

KDP出版で最も大切なのは、ガイドラインを“事前に読む”ことです。

多くのトラブルは、知らないうちに違反してしまうことで発生します。

 

出版前に、必ず以下の2点をチェックしてください。

1. コンテンツガイドライン(本文・画像・表現の基準)
2. メタデータガイドライン(タイトル・説明・キーワードの規約)

 

筆者も初期のころ、公式ヘルプを読み飛ばして「なぜ止まったのか分からない」経験をしました。

しかし、一度しっかり理解してからは、出版スピードと承認率が劇的に安定しました。

 

ガイドラインは「制限」ではなく「安全運転のルール」です。

基準を理解しておくことは、作品を長く販売するための最大のリスク回避になります。

 

もし迷う場合は、公式ヘルプページの最新版を確認しましょう。

更新が行われることもあるため、古い情報を参考にしないことが重要です。

ルールを守ることが、KDPで安心して出版活動を続ける第一歩です。

 

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【著者:石黒秀樹のプロフィール】

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