のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPで出版を始めたばかりの人が最初に気になるのが、「印税(ロイヤリティ)はいつ支払われるのか」という点です。
最初の入金が思ったより遅く感じて、「あれ?売れたのに振り込まれない…」と不安になる方は少なくありません。
この記事では、Amazon.co.jpで出版している日本のKDP著者を対象に、ロイヤリティの支払い時期とその仕組みをわかりやすく整理します。
経験者の視点から、公式説明では少し分かりにくい実務上の流れや、初心者が勘違いしやすい点も交えて解説していきます。
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KDPのロイヤリティ支払いはいつ?日本版の結論と全体像(Amazon.co.jp前提)
目次
- 1 KDPのロイヤリティ支払いはいつ?日本版の結論と全体像(Amazon.co.jp前提)
- 2 支払いサイクルの仕組みと具体例(KDP ロイヤリティ 支払い サイクル)
- 3 受け取り準備:最速で受け取る設定手順(KDP 支払い方法 EFT 口座設定)
- 4 ロイヤリティの種類と支払いへの反映(KDP ロイヤリティ 種類 KU セレクト)
- 5 確認方法:KDPの販売&ロイヤリティ/支払いレポートの見方
- 6 トラブル解決:入金が遅い/来ない時のチェックリスト(KDP 支払い 遅延 対処)
- 7 ケースで理解:時系列とよくある誤解(KDP ロイヤリティ 支払い 例)
- 8 (補足)ペーパーバックの支払いで注意する点(最小限のポイントのみ)
- 9 まとめ:KDPロイヤリティ支払いの要点を短く再確認
「売上は確認できたのに、入金がまだ来ない」──そんな声をよく聞きます。
結論から言うと、KDPのロイヤリティは「販売があった月の末日から約60日後」に支払われます。
つまり、1月に販売された分は3月末ごろの振込です。
このタイミングを知らずに「60日経ったのにまだ来ない」と焦る方も多いのですが、実際は「販売日」ではなく「販売月の末日」が起点になっています。
これはAmazon.co.jpに限らずKDP共通の仕組みですが、日本では銀行振込(EFT)が主流で、手数料無料・最速での反映が期待できます。
一行結論:販売「月末」から約60日後に入金(外部流通は約90日)
KDPの支払いサイクルは、販売があった「月末」から約60日後です。
この「約60日」という表現は、KDPが指定する支払処理期間を含むためです。
通常は月末締めの翌々月末、つまり2か月後の末日に入金されます。
たとえば1月の売上は3月末、2月の売上は4月末という形です。
海外のマーケットプレイス(例:Amazon.com)で販売した場合も同様ですが、為替レートの影響で入金額がわずかに前後することがあります。
また、KDPセレクト経由でKindle Unlimited(読み放題)で読まれた分も、同じサイクルで支払われます。
一方で、外部流通(Expanded Distribution)を利用して紙書籍を販売している場合は、支払いまで約90日かかることがあります。
この違いを知らないと、電子書籍とペーパーバックの売上を一緒に管理して混乱するケースがよくあります。
実務では、月単位で「電子」と「紙」を分けて確認すると把握しやすいでしょう。
用語整理:ロイヤリティ・支払いサイクル・最低支払い金額(EFTは最低額なし)
口座設定の重要性については『Kindle出版の銀行口座登録とは?印税を受け取るための正しい設定方法を徹底解説』で詳しく説明しています。
まず、「ロイヤリティ」とは、あなたの本が売れたときに受け取る印税のことです。
KDPでは「支払いサイクル」と呼ばれる仕組みに基づいて、一定期間ごとにまとめて入金されます。
この支払いは、EFT(Electronic Funds Transfer=電子資金振替)という方法で銀行口座へ直接振り込まれるのが一般的です。
EFTを選択している場合、Amazon.co.jpでは最低支払い金額が設定されていません。
つまり、たとえ数百円でも入金されます。
ただし、チェック(小切手)や海外送金など他の方法を選んでいる場合、一定の最低金額(例:100ドルなど)が必要になることがあります。
また、登録口座の名義や銀行情報に誤りがあると支払いが保留されるため、初期設定の段階で正確に入力しておくことが大切です。
公式ヘルプでは支払い条件が明確に説明されていますが、実務では「税務情報が未提出」や「口座情報の不備」が原因で支払いが遅れる例も少なくありません。
初回出版時は特に、支払い設定ページをもう一度チェックしておくことをおすすめします。
支払いサイクルの仕組みと具体例(KDP ロイヤリティ 支払い サイクル)
KDPの支払いは、「いつ売れたか」ではなく「いつの月に売れたか」で管理されています。
そのため、支払いタイミングを正確に把握しておくことが、収益管理の第一歩です。
特に初回出版のときは、入金まで少し時間がかかることを知らずに不安になる人も多いですが、これは仕組み上の正常なプロセスです。
支払いサイクルを理解しておくと、キャッシュフローの見通しを立てやすくなります。
60日ルールの正しい理解:販売日ではなく「販売月末」起点
KDPのロイヤリティは、「販売日から60日後」ではなく、「販売があった月の末日から約60日後」に支払われます。
この違いは初心者が最も混乱しやすいポイントです。
たとえば、1月1日に1冊売れたとしても、支払いのカウントは1月31日から始まり、実際の入金は3月末ごろになります。
そのため、実際の入金は2か月以上先になることもあります。
これはAmazonの内部処理で、月単位で売上を締め、翌々月末に支払うという仕組みによるものです。
この「60日ルール」はすべてのマーケットプレイスで共通ですが、日本のAmazon.co.jpでは特にスケジュールが安定しており、末日に処理が行われることが多い印象です。
経験的に言うと、月末が土日や祝日にあたる場合は翌営業日にずれることもあります。
月別の入金イメージ:1月売上→3月末、2月売上→4月末(支払いスケジュール)
支払いスケジュールをイメージでつかむと理解が早いです。
KDPでは、1月に販売された分は3月末、2月の分は4月末というように、2か月後の末日に振り込まれます。
この仕組みを知っておくと、「入金が遅れている」と感じる心配が減ります。
たとえば、1月に10冊売れた場合、2月中はまだ入金されませんが、3月末には1月分がまとめて入金されるという流れです。
複数の月で売上がある場合、それぞれの月の分が別々のタイミングで支払われます。
実際の管理では、KDPの「支払いレポート」ページで対象月を確認すると、どの売上がどの入金に含まれているかを把握できます。
慣れてくると、月ごとの入金額のズレや、為替レートによる差額もチェックできるようになります。
外部流通(Expanded Distribution)は約90日後:電子書籍中心だが要注意
KDPでは電子書籍のほかに、紙の本(ペーパーバック)を外部流通経由で販売するオプションがあります。
この「Expanded Distribution(エクスパンデッド・ディストリビューション)」を利用している場合、支払いまでおよそ90日かかります。
理由は、Amazon以外の流通先(書店や卸会社など)での売上報告に時間がかかるためです。
日本のAmazon.co.jpでは、電子書籍が主流のためこの遅延はあまり問題になりませんが、海外マーケットで紙の販売を行っている場合は注意が必要です。
たとえば、電子書籍の売上が3月末に入金されたのに、ペーパーバック分がまだ反映されていない場合、それは「外部流通分が遅れている」だけの可能性があります。
公式ヘルプでもこの点は明記されていますが、実際の運用では混在して見えるため、レポートを確認して分けて管理することをおすすめします。
電子書籍中心の著者であっても、ペーパーバックを併用している場合は90日ルールを意識しておくと安心です。
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受け取り準備:最速で受け取る設定手順(KDP 支払い方法 EFT 口座設定)
KDPのロイヤリティをスムーズに受け取るためには、「EFT(銀行振込)」の設定を完了させておくことが最も重要です。
この設定を行っていないと、せっかく売上があっても支払いが保留になってしまうことがあります。
ここでは、入金を最速で受け取るための設定手順と、初心者がつまずきやすいポイントを整理しておきます。
実際の操作はシンプルですが、入力内容に誤りがあると処理が遅れたり、支払いが差し戻されたりするため慎重に進めましょう。
EFT(銀行振込)推奨:最低支払い金額なし・反映は1〜5営業日
EFT(Electronic Funds Transfer)は、KDPのロイヤリティを自動的に銀行口座へ振り込む仕組みです。
日本のAmazon.co.jpで出版している場合、EFTを設定しておくと最低支払い金額の制限がなく、1円単位でも入金されるのが特徴です。
他の支払い方法(小切手や海外送金など)では、最低支払額の制限や手数料がかかることがあります。
Amazon側手数料は通常ありませんが、受取銀行の手数料有無は各行で異なります(公式ヘルプ要確認)。
入金反映は通常“数営業日”が目安です。金融機関や時期により前後します。
実体験としては、金曜日に処理された場合は翌週火曜日前後に反映されるケースが多く、国内銀行であれば安定しています。
EFTを選んでおくことで、支払いサイクルが明確になり、資金管理もしやすくなります。
銀行口座と名義の登録・確認ポイント(よくある不一致エラーの予防)
KDPの支払い設定で最も多いトラブルは、「名義不一致」や「入力形式の誤り」です。
銀行口座を登録する際は、KDPアカウントの名義(通常は著者名)と銀行口座名義が一致している必要があります。
特にカタカナ表記や全角・半角の違いでエラーになるケースがあり、これは実務上よくある落とし穴です。
また、個人名義の口座を使用する場合は、銀行側の登録名と完全に同一で入力することがポイントです。
例として、「ヤマダタロウ」と「ヤマダ タロウ」など、スペースの有無が違うだけで登録が失敗することがあります。
銀行コード・支店コード・口座番号も正確に入力しましょう。
エラーが出た場合は、「支払い設定」ページでステータスを確認し、必要に応じて再入力するだけで修正できます。
このあたりの細かい確認を怠ると、支払いサイクルが1か月先送りになることもあるので、初期設定時に必ずチェックしておきましょう。
税務情報インタビューの完了:未完了は支払い保留の原因に
支払いを受け取るには、KDPの「税務情報インタビュー(Tax Interview)」を完了させておく必要があります。
これは、Amazonが税務上の要件を満たしているか確認するための手続きです。
日本在住者は税務情報インタビューで日本の税務番号等の提出を求められます。
具体的な入力項目は画面指示に従ってください(公式ヘルプ要確認)。
この入力が完了していないと、KDPは自動的に支払いを保留する仕様になっています。
公式ヘルプにも明記されていますが、実際の現場ではこの未完了が原因で「いつまで経っても入金されない」という問い合わせが多いです。
登録自体は数分で終わる簡単な内容ですが、入力途中でブラウザを閉じてしまうと完了扱いにならないため注意が必要です。
「税務情報が承認済み」と表示されていれば完了しています。
もしエラーや不明点があれば、公式サポートへの問い合わせが最も確実です。
これを済ませておけば、支払いが遅れることはまずありません。
税務情報の未登録は支払い保留の原因になるため『Kindle出版のTIN入力とマイナンバー対応を徹底解説|日本在住者の正しい手順と注意点』も合わせて確認してください。
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ロイヤリティの種類と支払いへの反映(KDP ロイヤリティ 種類 KU セレクト)
KDPで得られるロイヤリティにはいくつかの種類がありますが、支払い時期の計算方法は共通です。
ここでは、通常販売・KDPセレクト(Kindle UnlimitedやKDPセレクト既読ページ)など、売上の種類ごとに支払いへの反映タイミングを整理します。
売上経路は異なっても、「販売月末から約60日後に入金」という基本ルールは同じです。
通常販売のロイヤリティ:35%/70%の要件は別テーマ(本記事は支払い時期に集中)
KDPでは電子書籍を販売する際、印税率が「35%」または「70%」のどちらかに設定されます。
この違いは販売価格や対象国などの条件によって変わりますが、本記事のテーマは支払いサイクルなので詳細な条件解説は割愛します。
重要なのは、印税率がどちらであっても、支払いスケジュールは同じという点です。
つまり、35%でも70%でも、販売月末から約60日後に入金されます。
この仕組みは世界共通で、日本のAmazon.co.jpでも同様に運用されています。
実際のロイヤリティ金額は、販売価格・配信手数料・消費税控除などを差し引いた後に確定し、支払い対象額に反映されます。
特に初回出版時は、「レポートのロイヤリティ額」と「実際の入金額」が完全一致しないことに驚く人もいますが、それは為替レートや端数処理の影響です。
Kindle Unlimited(KDPセレクト既読)分の扱い:同一サイクルで一括計上
KDPセレクトに登録している本がKindle Unlimited(読み放題)で読まれた場合、その既読ページ数に応じて「KENPロイヤリティ(ページ単価制)」が発生します。
このロイヤリティも、通常販売の印税と同様に「販売月末から約60日後」に支払われます。
たとえば、1月に読まれたページ分は3月末に振り込まれるということです。
ただし、KDPセレクトの収益は「グローバルファンド」と呼ばれる月ごとの共通プールから分配されます。
したがって、ページ単価(KENPレート)は毎月変動します。
実際の支払い額は、その月のKENPレートが確定してから算出されるため、売上レポートに反映されるまでタイムラグがあります。
実務的には、月初すぐにレートが確定し、前月分が支払い対象に加算される流れです。
(参考)月中の見え方:KENPレートは毎月変動(最終額は確定後に反映)
KDPダッシュボード上では、Kindle Unlimitedのページ読み取り数(KENP既読数)がリアルタイムで表示されます。
しかし、実際の収益はページ単価が確定するまで金額としては表示されません。
たとえば、2月中に10,000ページ読まれても、2月末時点ではまだ金額が「–」と表示され、3月上旬にレート確定後、反映される仕組みです。
このため、「売上があるのに金額がゼロ」と見えてしまう時期があるのは正常な状態です。
この仕様を知らずに不安になる人が多いので、初期の段階で知っておくと安心です。
また、KENPレートは国・通貨によって異なるため、Amazon.co.jp以外で読まれた分は外貨建てで計上され、為替レートの影響を受ける場合もあります。
支払いはマーケットプレイス/通貨ごとに処理され、日本円換算で入金されます。
状況によっては複数回に分かれることがあります(公式ヘルプ要確認)。
つまり、「ページ読みの報酬」も「販売の印税」も同じタイミングで支払われる、という点を押さえておけば十分です。
確認方法:KDPの販売&ロイヤリティ/支払いレポートの見方
KDPで出版を続けていくうえで、売上や支払い状況の確認は欠かせません。
どの月の販売がいつ支払われたのか、またはまだ支払われていないのかを把握しておくことで、安心して出版活動を続けられます。
ここでは、KDPのレポート画面でロイヤリティや支払いを確認する具体的な手順を紹介します。
「どの月の売上がどの入金に対応しているか」を見分けられるようになることが、収益管理の第一歩です。
売上反映が遅れて見えるケースについては『Kindle出版で反映されない原因とは?72時間ルールと対処法を徹底解説』も参考になります。
対象月と支払い状況のチェック手順:どの画面で何を見ればよいか
まずはKDPダッシュボードのメニューから「レポート」を開きます。
表示されるタブの中に「ロイヤリティレポート」「支払いレポート」があり、それぞれ次のように使い分けます。
「ロイヤリティレポート」は販売ごとの売上やロイヤリティ額を確認するための画面です。
一方、「支払いレポート」は実際に入金された(または予定されている)金額を確認する画面です。
ここでは、支払い対象月、支払日、金額、通貨、ステータスなどが一覧で表示されます。
ステータスが「支払い済み」になっていれば、処理が完了しています。
まだ「未処理」となっている場合は、販売月から60日経過していない、または口座設定などが未完了の可能性があります。
筆者の経験上、初回の支払いは他より少し時間がかかることもありますが、2回目以降はスケジュール通りに安定して支払われます。
換算通貨・マーケットプレイス別の表示に注意(日本向けはAmazon.co.jpを主軸に)
KDPは複数のマーケットプレイス(例:Amazon.co.jp、Amazon.com、Amazon.co.ukなど)で販売が可能です。
そのため、支払いレポートにもマーケットプレイスごとの金額が分かれて表示されます。
日本での出版を主軸にしている場合は、「Amazon.co.jp」欄を中心に確認するのが基本です。
ただし、海外で購入があった場合は、現地通貨で一旦計上されたあと、支払い時に日本円へ換算されます。
このとき、為替レートによって多少の差が生じるため、「レポート上の合計」と「実際の振込額」が数円~数十円ほど異なることがあります。
また、支払い元口座(マーケットプレイス)ごとに入金日が別になるケースもあります。
複数地域で販売している著者は、通貨単位や日付を必ず確認しましょう。
為替差を含めた最終金額は「支払いレポート」で確認するのが正確です。
未入金時のセルフチェック:期間・支払い方法・口座・税務情報
「販売から2か月以上経っているのに入金がない」という場合は、次の4点を確認しましょう。
1つ目は、販売月から60日が経過しているかどうかです。
たとえば1月の売上は3月末入金なので、3月中旬に「まだ来ていない」と焦る必要はありません。
2つ目は、支払い方法がEFT(銀行振込)になっているかどうか。
小切手や海外送金を選んでいる場合、処理に時間がかかります。
3つ目は、口座名義や銀行情報の不一致。
名義の表記揺れや支店コードの誤りで支払いが保留されるケースは非常に多いです。
4つ目は、税務情報インタビューが完了しているか。
未完了のままでは、KDPが支払いを保留する仕様になっています。
これらを順に確認すれば、ほとんどのケースで原因を特定できます。
実務上、最も多いのは「税務情報未登録」と「口座入力ミス」です。
設定を修正すれば、翌サイクルから支払いが再開されます。
困ったときは、公式ヘルプまたはKDPサポートへの問い合わせも検討しましょう。
支払い遅延の大半は設定ミスや手続き不備によるもので、落ち着いて確認すれば解決できることがほとんどです。
トラブル解決:入金が遅い/来ない時のチェックリスト(KDP 支払い 遅延 対処)
KDPの支払いは仕組みが明確ですが、初めて出版した人ほど「予定日に入金がない」と不安になることがあります。
実際は、設定や確認不足が原因で処理が保留になっているケースが大半です。
ここでは、入金が遅い・来ないときに真っ先に確認すべき3つのポイントと、例外的な対応をまとめました。
まず疑うポイント3つ:販売月の取り違え・EFT未設定・名義/口座不一致
入金が確認できないとき、最初に見直すべきは「販売月の認識」「EFTの設定状況」「口座情報の一致」です。
最も多いのが、「販売月」を誤って計算してしまうパターンです。
KDPは「販売月末から60日後」に支払いが行われるため、たとえば1月の売上は3月末です。
2月中に入金されていなくても正常な状態です。
次に確認すべきは、支払い方法がEFT(銀行振込)になっているかどうか。
EFT以外の方法(小切手・海外送金など)は処理が遅く、場合によっては数週間のタイムラグが発生します。
また、口座名義や銀行情報の入力ミスもよくある原因です。
全角・半角の違いやスペースの有無でエラーになることもあるため、KDPの「支払い設定」ページを一度開き、名義が正しく登録されているか確認しましょう。
筆者の経験でも、支払いが一度保留になった場合でも、修正すれば次回サイクルでまとめて入金されるケースがほとんどです。
最低支払い金額の壁:EFT以外の方法を選んでいないか
EFTを利用していれば、日本のAmazon.co.jpでは最低支払い金額の制限がありません。
つまり、売上が数百円でも振り込まれます。
しかし、EFT以外の支払い方法を選択している場合は、最低支払い金額が設定されており、その金額に達するまで支払いが保留されます。
たとえば、小切手払いを選んでいると、最低でも100ドル以上たまらないと送金されません。
そのため、少額出版の著者はなかなか入金が行われず、「支払いが止まっている」と勘違いしてしまうことが多いです。
EFTに切り替えるだけでスムーズに入金が進むケースも多いため、設定を確認しておきましょう。
KDPの「アカウント情報」>「支払い方法」からすぐに変更できます。
「公式ヘルプ要確認」とすべきケース:仕様変更や例外処理の可能性
上記をすべて確認しても解決しない場合、Amazonの内部処理上のタイミングや仕様変更による遅延の可能性があります。
KDPは定期的に支払い仕様を更新しており、税務上の要件や為替処理の影響を受けることもあります。
特に年度末や年始などは、銀行側の営業日スケジュールによって数日遅れることがあります。
また、マーケットプレイスごとに支払い処理が別になるため、海外分だけ先に振り込まれる、または後になるケースもあります。
こうした場合は、自分で推測せず、公式ヘルプまたはKDPサポートに直接問い合わせるのが最も確実です。
問い合わせ時には、対象月・販売国・支払い方法・登録口座情報を正確に伝えるとスムーズに調査してもらえます。
KDPの支払いは自動処理システムに基づいており、人為的なミスはほぼありません。
焦らず、確認事項を整理して問い合わせることで、ほとんどのトラブルは解決します。
ケースで理解:時系列とよくある誤解(KDP ロイヤリティ 支払い 例)
支払いサイクルを数字で説明しても、最初のうちはイメージしづらいものです。
そこでここでは、KDPの支払いが実際にどのようなタイムラインで行われるかを、例を使って整理します。
多くの著者が混乱しやすいのは、「販売日から60日」という表現を文字通り受け取ってしまうこと。
実際には「販売月の末日」が基準となるため、タイミングが数週間ずれるのが普通です。
筆者も初回入金のとき、この差を理解していなかったために「支払いが遅い」と勘違いした経験があります。
正しい流れを一度整理しておくと、その後の確認が非常にスムーズになります。
KDPの支払いは“販売日”ではなく“販売月末”を基点に動く──この一点を押さえておきましょう。
初めての入金まで:公開→初売上→翌々月末入金のタイムライン
出版直後の流れを、時系列で見てみましょう。
1. 書籍を公開(例:1月5日)
2. 初回の売上が発生(例:1月10日)
3. 販売月の締め(1月31日)
4. 売上が確定し、支払い対象へ(2月中)
5. 3月末に1月分のロイヤリティが振込処理
このように、実際の支払いは「売上発生日から約80〜90日後」になることもあります。
最初の支払いを受け取るまでに時間がかかるのは、Amazon側での処理期間が含まれるためです。
一度入金が始まれば、毎月のサイクルが一定になるので心配いりません。
また、最初の入金の際には、為替レートや税額調整の影響で「思っていたより少ない」と感じることもありますが、それは正常な計算結果です。
経験的に、2回目以降は支払いがスムーズに行われ、KDPの管理画面でも反映タイミングがほぼ固定されます。
「販売日から60日」ではない例:月末起点で数週ズレる典型パターン
ここで誤解しやすいのが、「販売日から60日で入金」と思い込んでしまうことです。
たとえば、1月10日に売れた場合、単純に計算すると3月10日頃に入金されるように感じます。
しかし実際は「1月末」を起点に60日カウントが始まるため、入金は3月末頃になります。
逆に、1月30日に売れた場合でも同じく3月末支払いです。
このように、販売日が月初でも月末でも、支払いタイミングは変わりません。
また、月末が土日・祝日に重なると、翌営業日に振り込まれることがあります。
この“ズレ”を知らずに不安になる人が多いですが、KDPでは仕様通りの正常な処理です。
「入金が遅い」のではなく「支払いサイクルが固定されている」だけ、という点を理解しておくと安心です。
実際の販売レポートと照らし合わせると、対象月ごとの売上が正確に反映されていることが確認できます。
慣れてくると、この60日サイクルが自然に身につき、入金時期の見通しも立てやすくなります。
(補足)ペーパーバックの支払いで注意する点(最小限のポイントのみ)
KDPでは電子書籍だけでなく、ペーパーバック(紙の本)を出版することもできます。
ただし、ペーパーバックは電子書籍とは支払いのタイミングや計上の仕組みが少し異なります。
理由は、印刷原価や外部流通(Expanded Distribution)の処理が関係しているためです。
電子書籍の売上は原則早期に計上されますが、返品や調整により確定額が後日変動することがあります。
紙の本は印刷や配送を経て最終的に販売確定となるため、計上までに数日〜数週間の差が出ることがあります。
また、外部流通を利用して書店や他の販売チャネルを通す場合、売上報告が遅れる傾向にあります。
そのため、ペーパーバックの支払いは電子書籍よりも遅く、約90日後になるケースもあります。
これは仕様上の問題であり、異常ではありません。
実際に複数フォーマットを扱っている著者の多くは、「電子は2か月後、紙は3か月後」と覚えています。
支払いレポートを確認すると、電子書籍と紙の売上が別枠で表示されるため、対象月を分けて管理すると混乱を防げます。
電子出版を主軸にしている場合でも、紙を併用する方はこの差を把握しておくと安心です。
まとめ:KDPロイヤリティ支払いの要点を短く再確認
ここまで見てきたように、KDPのロイヤリティ支払いには明確なルールがあります。
支払いは「販売月の末日から約60日後」、EFT(銀行振込)を設定すれば最短・確実に入金されるという点をまず押さえましょう。
日本のAmazon.co.jpではEFTが標準となっており、最低支払い金額の制限もなく、振込も比較的安定しています。
入金の遅れを防ぐには、EFT設定に加えて「税務情報の登録」と「レポートの確認」を定期的に行うことが大切です。
初回出版時にはやや時間がかかるように感じるかもしれませんが、2回目以降はほぼ一定のリズムで支払いが行われます。
筆者の経験上、支払いサイクルを理解しておくだけで、不安がなくなり、出版活動に集中できるようになります。
最後に、入金前にやるべき3つのポイントを再確認しておきましょう。
結論リマインド:販売「月末」から約60日、EFTで最短・確実に
KDPの支払いは、販売があった月の末日を起点に約60日後に行われます。
最短で確実に受け取るには、EFT(銀行振込)を選ぶのがベストです。
他の支払い方法(小切手や海外送金)は時間がかかり、最低支払い金額の制限もあります。
EFTを設定しておけば、販売月ごとの売上が自動でまとめられ、1〜5営業日ほどで振り込まれるため安心です。
入金前にやるべきこと:EFT設定・税務情報・レポート確認の3点
KDPでの支払いを確実に受け取るために、入金前に必ず以下の3点を確認しておきましょう。
1つ目は、EFTが正しく設定されているか。
2つ目は、税務情報インタビューを完了させているか。
3つ目は、支払いレポートで販売月と支払いステータスを確認することです。
この3つを整えておけば、支払いが遅れる心配はほとんどありません。
不明点や不具合を感じた場合は、早めに公式ヘルプやKDPサポートに相談しましょう。
KDPの支払いはシンプルな仕組みを理解することが何よりの安心につながります。
そのうえで、出版活動を継続すれば、毎月の入金が「努力の見える化」として楽しみになるはずです。
【著者:石黒秀樹のプロフィール】
Kindle出版サポート歴5年。
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