のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
日本在住でも、英語のKindle出版は十分に可能です。
ただし、KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)の仕組みを理解せずに進めると、規約違反や審査落ちといった思わぬトラブルにつながることがあります。
私も最初は「日本のアカウントでも英語の本を出せるの?」と疑問でしたが、実際に手順を踏むとルールさえ守れば難しくありませんでした。
この記事では、日本版KDPで英語の電子書籍を安全に出版するための前提とゴールを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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KDPで英語版の出版は日本在住でも可能|前提とゴールを整理
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目次
Kindle出版の英語版とは、日本在住の著者がAmazon.co.jpのKDPを使って英語で書かれた電子書籍を公開することを指します。
日本のKDPアカウントからでも、出版言語を「English」に設定するだけで英語本を出せます。
販売国を指定すれば、アメリカ・イギリスなどのストアにも同時に公開されます。
つまり、別に海外KDPアカウントを作る必要はありません。
なお、KDPアカウントの開設手順や税情報の設定など、出版前の初期準備については『Kindle出版のKDPアカウント作成とは?登録手順と注意点を徹底解説』で基本を整理しています。
Kindle出版(英語版)とは:日本版KDPで英語コンテンツを公開する方法
KDPのシステムでは、言語設定を「English」に変えるだけで、英語の原稿をそのまま出版できます。
表紙・タイトル・説明文も英語で入力すれば、世界中の読者がアクセス可能です。
実際に操作してみると、入力欄はすべて日本語のまま表示されるため、英語が得意でなくても手順を迷うことはありません。
ここでの注意点は、英語圏向けに書くからといって、米国版KDPの情報をそのまま流用しないこと。
KDPの規約や印税条件は国ごとに微妙に異なります。
日本版KDPでは、円建てで支払いが行われ、日本語のサポートが受けられるので安心です。
Amazon.co.jp前提で進める理由と海外仕様の扱い(必要時のみ補足)
KDPは世界共通のプラットフォームですが、国別で審査基準やサポート体制に差があります。
そのため、最初の1冊は日本版KDPで出版するのがおすすめです。
理由は、日本版は規約やヘルプページがすべて日本語で用意されており、問い合わせも国内対応で早いからです。
一方、海外版では税務書類(W-8BENなど)の提出やドル建て決済が必要になるため、手続きが複雑です。
もしアメリカで売上が発生した場合のみ、税率やロイヤリティについて「米国KDPの公式ヘルプ」を確認すれば十分です。
最初から複数国に対応しようとすると、設定ミスが起きやすいため注意しましょう。
電子書籍(Kindle本)を主軸にする意図とメリット
英語で出版するときは、まず電子書籍(Kindle本)をメインに進めるのが鉄則です。
理由は、審査が早く、修正も反映しやすいからです。
ペーパーバック(紙書籍)は最低ページ数やカバーデザインの制限があり、英語の分量によっては条件を満たせないことがあります。
電子書籍であれば、データを更新して内容をブラッシュアップするのも簡単です。
また、販売国を指定して世界のAmazonストアに同時配信できる点も魅力です。
まず電子書籍で反応を見て、好評なら紙に拡張するという流れが、多くの著者が成功している基本戦略です。
英語版Kindle出版の基本要件|言語設定・カテゴリ・メタ情報
英語版のKindle出版では、原稿の内容よりもまずKDPの設定項目を正しく理解して入力することが重要です。
ここを曖昧にしたまま進めると、審査落ちや表示不具合の原因になります。
慣れれば作業自体はシンプルなので、最初に基本要件を押さえておきましょう。
KDPでの言語設定(English)とタイトル・サブタイトルの英語表記ルール
KDPの登録画面では、原稿の言語を「English」に設定します。
ここで誤って「Japanese」のまま登録してしまうと、プレビュー上で文字化けや検索対象外になることがあるので注意が必要です。
タイトルとサブタイトルは、英語の読者が理解しやすい自然な表現にしましょう。
たとえば「〜の始め方」は “How to Start〜” のように具体的に。
ネイティブ風にしようとしすぎる必要はありませんが、直訳調で不自然にならないように心がけます。
KDPでは大文字と小文字の区別も審査対象になることがあります。
単語の頭文字だけを大文字にし、すべて大文字(ALL CAPS)は避けるのが基本。
また、タイトルに「無料」「限定」「ベストセラー」など、販促的なワードを入れるのはガイドライン違反です。
公式の「タイトル・コンテンツガイドライン」で最新の禁止例を確認しておきましょう。
カテゴリ選びとキーワード設計:英語読者に届く検索対策(ロングテール含む)
英語版の出版でよくある失敗は、「カテゴリとキーワードを英語で書いたけど、実は検索されていない語を使っている」ことです。
英語圏では「self publishing」や「ebook writing」など、文化や習慣に基づいた検索傾向があります。
そのため、Amazon.comで実際に英語キーワードを入力して、どんな本が出てくるかを確認するのが一番確実です。
カテゴリはKDP登録画面で2つまで選択できます(最新仕様は公式ヘルプ要確認)。
英語学習者向けの本なら “Education & Teaching” > “Language Learning” など、目的に沿って分類します。
キーワード欄では、1つの欄に1語だけでなく「self publishing for beginners」のように3〜5語のフレーズで入れても問題ありません。
これは「ロングテールキーワード」と呼ばれ、より具体的な検索にヒットしやすくなります。
ただし、他者名や商標(Kindle・Amazonなど)をキーワードに入れるのは禁止。
Amazonが自動検知して非公開になるケースもあるため、慎重に設定しましょう。
カテゴリとキーワードで「見つけてもらう設計」を整えたうえで、商品ページ全体をどう磨いていくかは『KDPでの売り方とは?商品ページ最適化と集客戦略を徹底解説』で詳しく解説しています。
著者名・シリーズ・翻訳表記の注意点(日本向けガイドライン準拠)
著者名の入力欄では、基本的にローマ字または英語表記で統一します。
日本語名をそのまま使うと、海外ストアで文字化けする可能性があるためです。
たとえば「山田太郎」であれば “Taro Yamada” のように記載します。
ペンネームを使う場合も同様です。
シリーズ名を登録する場合は、シリーズ単位での統一感を意識しましょう。
タイトルやサブタイトルにシリーズ名を入れると冗長になるため、別欄で設定するのが安全です。
また、翻訳書である場合には「Translated by〜」などの表記を必ず追加します。
日本語で書かれた本を英語に翻訳した場合、オリジナルとの違いを明確にしておくことで審査がスムーズになります。
誤解を避けるため、翻訳やAI支援の有無は説明欄に一言添えるとより信頼性が高まります。
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原稿・表紙の実務ポイント|英語表現の適切性とNGの抽象化
英語版Kindle出版では、実際の原稿や表紙づくりがもっともトラブルになりやすい部分です。
見た目や文章表現で軽く見える箇所も、KDPの規約では「公開停止対象」になり得るケースがあります。
ここでは、原稿と表紙を安全に仕上げるための実務的な注意点を整理します。
本文の品質基準:教育的・注意喚起の文脈を保つ英語表現
英語で執筆する際は、まず「教育的・情報的」な文脈を意識してください。
KDPでは、暴力的・性的・扇動的な表現を含む作品は審査で差し戻される可能性があります。
たとえば恋愛や心理描写などであっても、刺激的な単語や露骨な比喩は避け、抽象的な表現に言い換えるのが基本です。
「肌の描写」「暴力行為」「宗教的対立」などは直接的に書かず、心理的な動きや比喩に置き換えると安全です。
また、翻訳AIや生成AIを使用した場合は、誤訳・不自然な構文が残りやすいので、人間の校正が必須です。
KDPの審査では「生成AIによる未編集コンテンツ」と判断されると却下される可能性があるため、AI補助を使う場合でも最終確認は自分の目で行うようにしましょう。
性や暴力に関わる刺激的表現は抽象化:KDPポリシー準拠で安全運用
KDPの公式ポリシーでは、成人向けや過度な刺激を含む内容は「Adult Content」として分類され、販売範囲が制限されます。
しかし、教育的・社会的な目的で扱う場合は、その文脈を明示すれば問題ありません。
たとえば「依存症」「トラウマ」などのテーマを扱う際は、体験談よりも「再発防止」「心理教育」などの観点で構成します。
これにより、同じ題材でも「教育的コンテンツ」として審査を通りやすくなります。
KDPの審査担当者は文章全体のトーンも見ています。
文末表現を丁寧にし、「〜すべき」「〜の危険がある」といった警告的トーンを加えると信頼性が上がります。
また、英語圏ではNGワードの基準が日本より厳しい場合があるため、不安な単語はKDPガイドラインの英語版ページで確認することをおすすめします。
表紙デザインの基本(推奨比率・可読性・小さなサムネ対応)
表紙は「クリックされるかどうか」を左右する要素ですが、同時に審査落ちの原因にもなりやすい部分です。
KDPでは、表紙サイズを縦横比1.6:1(推奨2,560×1,600px)とするのが基本です。
文字が小さすぎるとスマホのサムネイルで読めなくなるため、タイトル部分は太め・中央配置を意識しましょう。
背景と文字のコントラストも大事で、白背景に薄い色文字などは避けます。
また、商標・ブランドロゴ・著名人の写真など、権利関係に触れる素材は使用できません。
「商用利用可能」な素材でも、二次配布を禁止しているサイトもあるため、出典を明記しておくと安全です。
少し面倒でも、素材のライセンスURLをブックマークして証拠を残すのが最も確実です。
電子書籍の表紙は「背表紙・裏表紙」が不要です。
紙書籍のテンプレートを流用すると余白がズレるので、電子専用デザインに最適化しましょう。
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出版手順の全体像|KDPダッシュボードでの英語版の出し方
英語版のKindle出版は、手順を正しく理解すれば驚くほどシンプルです。
作業画面は日本語で表示されるため、英語が苦手でも大丈夫です。
ここでは、実際のKDPダッシュボードを想定しながら、登録の流れを順番に説明します。
新規タイトル作成からメタ入力までの流れ(電子書籍版)
KDPにログインしたら、「+電子書籍またはペーパーバックを作成」をクリックします。
英語本の場合は「電子書籍」を選択してください。
続いて、原稿に関する基本情報を入力します。
タイトル(Title)、サブタイトル(Subtitle)、シリーズ(任意)、著者名(Author)、説明文(Description)など、順に進めましょう。
タイトル・説明文は英語で統一しますが、出版言語(Language)は必ず “English” を選択。
また、「Publishing Rights(出版権)」の項目では「This is not a public domain work」を選択します。
この欄を誤って「Public domain」にすると配信が制限されます。
内容カテゴリやキーワード設定では、検索順位に影響するため慎重に入力します。
原稿・表紙アップロードとプレビュー確認のチェックリスト
原稿ファイルはWord(.docx)またはEPUB形式が推奨です。
アップロード後は「Kindle Previewer」で端末別に表示確認を行いましょう。
スマホ・タブレット・Kindle端末での改行やレイアウトを確認することで、ズレを防げます。
表紙ファイルはJPGまたはPNG形式を使用し、50MB以下に抑えるのが目安です。
公開前には「DRM(デジタル著作権保護)」を有効化するのがおすすめです。
コピーや再配布を防ぎ、著作権管理が強化されます。
価格設定・ロイヤリティ・配信地域の考え方(公式ヘルプ要確認)
価格設定では「JPY」または「USD」を基準通貨に選択します。
販売価格は300〜600円前後が目安ですが、ページ数や競合次第で調整可能です。
印税率は35%または70%。
70%を選ぶには、価格帯・対象国・配送料条件を満たす必要があります(詳細は公式ヘルプ参照)。
配信地域は「All territories」を選べば自動で全ストアに反映されます。
審査は通常24〜72時間で完了します。
公開後も、レート変動に応じて価格調整可能です。
読み放題(Kindle Unlimited)やKDPセレクト参加時の報酬計算の仕組みについては『Kindle Unlimitedの著者収入とは?仕組みとKDPセレクトを徹底解説』を先に押さえておくと、英語版のロイヤリティ設計もイメージしやすくなります。
実際に公開したあとの売上推移や入金タイミングの確認方法は『KDPで売上確認する方法とは?レポート画面の見方と入金時期を徹底解説』で具体的な画面の見方と併せて整理しています。
まとめ|日本版KDP基準で安全に、英語版Kindle本を公開する
英語でのKindle出版は、思っている以上にシンプルです。
必要なのは、正確な知識と慎重な設定。
そして、公式ルールに沿って誠実に制作を進める姿勢です。
言語設定・著者名・カテゴリ・価格などの入力を間違えずに行えば、日本在住のままでも世界配信が可能です。
原稿や表紙では、教育的で中立的なトーンを守ることで審査をスムーズに通過できます。
また、出版後も定期的にキーワードや説明文を見直すことで、読者の反応を高められます。
ペーパーバックは慣れてから追加し、電子書籍を主軸にするのが現実的です。
最後に――英語出版は「海外に挑戦する」というより、あなたの言葉を世界に広げる行為です。
正しい準備と継続があれば、きっと読者に届きます。
KDPの理解と実践が、英語出版成功への最短ルートです。
もし英語版を出したあとに伸び悩んだ場合は、『KDPで売れない原因とは?読者不一致を防ぐ設計と改善ポイント徹底解説』で読者ターゲットと商品設計のズレをチェックしてみると、改善のヒントが見つかりやすくなります。
【著者:石黒秀樹のプロフィール】
Kindle出版サポート歴5年。
これまでに、のべ600名以上の出版をサポートし、
サポートメンバー全体で累計5,000冊以上の出版実績があります。(2025年時点)
フル外注とAI活用により、初心者でも安心して出版できる再現性の高いステップをお伝えしています。
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