のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPで絵本を出版したいけれど、画像はあるのに「どこから始めればいいの?」と迷う方がとても多いです。
実際、私も初めてKDPで絵本を出したときは、固定レイアウトや対象年齢設定など、通常の電子書籍とは違う点でつまずきました。
この記事では、日本向け(Amazon.co.jp)で絵本を出版する前に知っておきたい基本を、初心者でも理解できるように整理します。
特に、**固定レイアウトの考え方**と**KDPならではの設定での注意点**は、作品のクオリティと審査の通りやすさに直結します。
「やっとできたのに、プレビューで崩れた…」というありがちな状況を避けるためにも、まずはここから押さえていきましょう。
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KDPで絵本を出版する前に知っておきたい基本(Kindle出版 絵本とは)
目次
KDPでの絵本出版は、文章主体の電子書籍と少し勝手が違います。
ページごとの見え方や画像の扱いなど、最初に理解しておくと後の作業がとてもスムーズになります。
Kindle出版で絵本を出すとは:固定レイアウト中心の画像主体作品
Kindleで絵本を出版する多くのケースでは、**固定レイアウト**を使います。
固定レイアウトとは、ページ内の配置がそのまま反映される方式のことです。
子どもの視点を想定すると、ページのデザインが崩れない利点が大きいです。
逆に、通常の文章本のような「リフロー型」(文字が端末に合わせて動く形式)だと、画像が想定通りに表示されず、読み体験が損なわれることがあります。
固定レイアウトでは、画像の解像度や文字サイズが重要です。
私の経験では、フォントが小さすぎると、スマホ表示で読みにくくなり、せっかくの絵本が伝わりにくくなります。
公式ヘルプには推奨解像度やマージンの考え方が示されていますが、端末差があるため最終判断はプレビューと実機確認で行いましょう(公式ヘルプ要確認)。
Amazon.co.jp向けKDP絵本の特徴と、海外仕様との違い(補足は最小限)
KDPは世界共通のプラットフォームですが、Amazon.co.jpで販売する前提なら日本語圏の読者に最適化する必要があります。
例えば、年齢の表現や対象層の言い回し、説明文のトーンなど、国内読者に伝わる書き方が求められます。
また、海外では使われることが多いツールやテンプレートでも、日本語絵本では動作やプレビュー挙動が異なることがあります。
公式ヘルプは英語中心の情報も多いですが、日本語版ヘルプもこまめに更新されています。
海外情報をそのまま流用せず、Amazon.co.jpの仕様を優先するのが安全です。
実務的には、海外フォーラムで見た設定を試してもうまく噛み合わない、という相談を何度も受けています。
電子書籍が先、紙(ペーパーバック)は補足的に検討する理由
よく「最初から紙でも出したい」という声を聞きますが、基本は**電子書籍から始める**のがおすすめです。
理由はシンプルで、電子のほうが修正や更新がしやすく、初期段階で読者の反応を見ながら改善できるためです。
紙(ペーパーバック)では、ページ数やカラー仕様など条件があり、印刷コストとも関係します(最新仕様は公式ヘルプ要確認)。
私も初期は紙で同時出版したことがありますが、製本の仕上がり確認やコスト設定など、意外に手間が増えました。
まず電子版で完成度を高め、読者の反応が見えてから紙を追加する流れが、結果として効率的です。
まず電子版で完成度を高め、読者の反応が見えてから紙を追加する流れが、結果として効率的です。KDPアカウントの基本的な登録手順については『Kindle出版のKDPアカウント作成とは?登録手順と注意点を徹底解説』もあわせて確認しておくと安心です。
KDP絵本の作り方:固定レイアウトでの基本手順
絵本の場合、ページの見た目が完成品の質に直結します。
最初に流れを理解しておくと、後で手戻りが減り、制作がとても楽になります。
原稿準備の流れ:テキストとイラストをページ単位で設計する
絵本制作は、まず「ページ構成の設計」から始めます。
ストーリーを決め、何ページで展開するかをざっくり決めます。
私の経験では、最初にページ数を決めずに作り始めると、後で画像枚数やレイアウトが崩れがちです。
次に、テキストとイラストをページ単位で配置します。
「1ページに1メッセージ」と考えると、読み手に優しい構成になります。
特に未就学児向けでは、文章量を少なめにし、イラストで感情や状況を伝える構成が効果的です。
よくあるつまずきとして、画像だけで進めてしまい、最後に文字を無理にのせるケースがあります。
先にテキストの位置を想定しておくと、デザインが破綻しにくくなります。
公式に明確な字数制限はありませんが、端末ごとの読みやすさを考えると短文ベースが安心です。
対応ツール例(Canva・PowerPointなど)とサイズ設定のポイント
KDP向け絵本は、CanvaやPowerPointなどの一般的なツールで作成できます。
プロ向けソフトは不要で、使い慣れたものがあれば十分です。
サイズは、縦長か横長かによって変わります。
よく使われるのは「横長16:10」や「A4横比率」ですが、KDPは厳密な推奨比率を固定していません。
ただ、最終的にKDPプレビューで正常に見えるかが最優先です。
解像度は最低でも品質が落ちない範囲を意識し、粗い画像を使わないことがポイントです。
Kindle本はEPUBまたはKPFで提出します。Canva等で各ページを高解像度画像で書き出し、Kindle Create等でEPUB/KPFに組む方法が安全です(公式ヘルプ要確認)。
固定レイアウトでの提出形式:EPUB/KPF(MOBIは新規不可・公式要確認)
KDPで固定レイアウトを提出する場合、EPUBかKPF形式が基本です。
MOBIは新規提出には対応していないため、古い情報に注意が必要です。
KPFはKindle Createで出力でき、固定レイアウトとの相性が良いとされています。
ただし、最新仕様は変わることがあるので、KDP公式ヘルプで最新の提出形式を確認してください。
私も初期は古いブログ記事を参考にして混乱したので、公式チェックは習慣にしています。
見開き・余白・裁ち落としの設定:端が切れないための基本
絵本制作で最も多いトラブルが、「文字やイラストが端で切れる」ことです。
これは裁ち落とし( bleed )や余白設定が原因のことが多いです。
固定レイアウトでは、ページの周囲に余裕を持たせ、重要な要素は内側に配置します。
見開きにまたがる画像は、中央の折り目部分に重要な要素を置かないのが基本です。
実際、キャラクターの顔が中央で見切れてしまう…という例もよく見ます。
公式ガイドに推奨値がありますが、端末表示で微妙に変わるため、目視確認が欠かせません。
「理論上問題ないはず」でも、実機だとずれることがあります。
KDPプレビューでの確認方法:端末別の見え方チェック手順
原稿はKindle Previewer(デスクトップ)またはKDPのオンラインプレビューで確認し、Fire/Kindle/スマホの各プロファイルを切り替えて検証します。実機でも最終確認しましょう。
特にスマホ縦表示では、絵本の文字が小さくなる傾向があります。
そのため、読みやすさを最優先にした微調整が必要です。
「読めるけど快適ではない」という状態は、実際の読者離脱につながります。
私の場合、最終チェックは「数日寝かせて見直す」方法をよく取っています。
慣れた目だと気づかない細かいズレに気づけることがあるためです。
以上が固定レイアウト絵本制作の基礎ステップです。
最初は手間に感じても、一度型ができると制作がとても楽になります。
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出版時のKDP設定:絵本ならではの注意点
絵本は「かわいい作品ができたからアップすればOK」というものではありません。
読む対象が子どもであることが多いため、設定や説明文で大人向け作品とは異なる配慮が必要です。
実際、私も最初の絵本では説明欄の言い回しや年齢設定で少し迷い、見直しに時間がかかった経験があります。
ここを丁寧に整えることで、審査もスムーズになり、読者にも安心して選ばれる本になります。
年齢・学年カテゴリー(児童書)設定の考え方
KDPには、児童向け作品の年齢・学年カテゴリー設定があります。
これは読者が年齢に応じて本を探しやすくするための仕組みです。
「何歳向けに作ったか」を作者目線だけではなく、実際の読みやすさで判断するのがおすすめです。
例えば、文字数が多く漢字が多いのに低年齢設定にすると、読者の期待とのズレが生まれます。
逆に、簡単でやさしい表現なのに対象年齢が高いと、読者が見つけにくくなる場合があります。
公式の範囲内で設定できますが、不自然に低年齢や高年齢に寄せると、読者体験を損ねることがあります。
迷ったときは、同ジャンルの人気作品を参考にするのも一つの方法です。
タイトル・説明文の書き方:教育的意図と注意喚起を明確にする
説明文では、物語のテーマや教育的意図をシンプルに示しましょう。
「優しい気持ちを育む」「生活習慣を楽しく学ぶ」など、目的が明確だと読者(保護者)に伝わりやすいです。
絵本は表現の自由がありますが、刺激が強い描写や誤解を招く表現は避け、注意喚起を入れると安心感が生まれます。
また、Amazon.co.jpでは説明欄に不必要な煽り表現を入れると違和感を抱かれやすく、逆効果です。
「〜しなきゃ損!」のような売り文句より、落ち着いた語り口の方が信頼されます。
私は、完成した説明文を一晩置いて読み直すことが多いです。感情的な表現が薄れ、客観的に調整できます。
私は、完成した説明文を一晩置いて読み直すことが多いです。感情的な表現が薄れ、客観的に調整できます。タイトルや商品ページ全体の設計を体系的に学びたい場合は『KDPでの売り方とは?商品ページ最適化と集客戦略を徹底解説』も参考になります。
著作権・素材利用の注意点:商用利用と権利確認の基本
イラストやフォントを使う際は、必ず商用利用が許可されている素材を選びます。
無料素材サイトでも、KDPのような出版行為に使えるかどうかは規約で異なります。
とくにAI生成画像を使う場合、出典モデルや利用規約をよく確認しましょう。
「個人利用OK」でも「商用NG」な場合があるためです。
著作権の曖昧さは審査で止まりやすい要因なので、公式ガイドラインも必ずチェックしてください。
私も以前、利用規約の細かい部分を見落とし、念のため差し替えた経験があります。
審査で止まりやすいポイント:表現・画像品質・構成の確認
絵本は、通常の電子書籍よりも審査で指摘されるポイントが多い印象があります。
理由は「子ども向け」という前提があるため、品質や表現に慎重になるからです。
具体的には、ぼやけた画像、読みにくい文字、誤字、誤解を招く表現などがよく挙げられます。
「色が薄すぎて見えづらい」「背景と文字が被って読みづらい」といったデザイン面も気を付けましょう。
構成面では、ページ順序のズレや見開きの崩れがよくある原因です。
公式ガイドラインは「こうすると良い」まで細かく書かれていない部分もありますので、最終的にはプレビューと実機確認で判断することが大切です。
私自身、制作段階では気づかず、チェック後に微調整した経験が何度もあります。
丁寧に見直すほど、作品の完成度と読者の満足度は確実に上がります。
以上が、絵本出版時に特に注意したいKDP設定です。
ひとつずつ整理すれば難しい作業ではありませんので、焦らず整えていきましょう。
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。
よくあるつまずきと対処法(KDP絵本のトラブル解決)
固定レイアウトの絵本は完成形がはっきり見えるぶん、細かい部分でつまずきやすいです。
制作段階では気づきにくい点が、アップロード後に一気に表面化することもあります。
ここでは、相談が多いポイントと、私自身が対応した時の経験も交えて整理します。
画像がぼやける/文字が読みにくい:解像度とフォントサイズの対策
画像がぼやける原因の多くは、低解像度のまま書き出してしまうことです。
ツールで高画質で作っていても、出力時に自動圧縮が入るケースがあります。
特にCanvaは書き出し設定を変え忘れることがあるので注意です。
フォントサイズが小さすぎると、スマホで極端に読みにくくなります。
「パソコンだと綺麗なのに…」というよくある現象です。
読みやすさは端末基準でチェックすると、後の修正がぐっと減ります。
最小画面幅の端末で可読かを基準に、重要テキストはプレビューで実測しながらサイズ調整します(公式ヘルプ要確認)。
ページずれ・端欠けが起こる:固定レイアウトと裁ち落としの再確認
ページずれや端欠けは、固定レイアウト作品で最も多い質問のひとつです。
原因は、ページサイズ設定と裁ち落とし(bleed)の扱いが不一致な場合が多いです。
例えば、画像サイズをページサイズぴったりにしてしまうと、端末側でわずかにトリミングされることがあります。
見開きページでは、中央の折り目部分に重要な要素を置かないのが基本です。
キャラの顔が真ん中で切れてしまう…というのは本当に多いミスです。
公式ガイドラインの推奨マージンを踏まえつつ、必ずプレビューで端末別に確認しましょう。
実務では、理論値より「実機の見え方」が優先です。
アップロード後にエラーが出る:ファイル形式・容量・命名の基本
アップロード時のエラーは、焦ってしまいがちなポイントです。
実際は、ファイル形式やサイズが原因であることが多いです。
EPUBかKPF以外の形式をアップするとエラーになりやすく、MOBIは新規不可なので注意です(公式要確認)。
画像点数が多い絵本では、ファイル容量が大きくなりすぎることもあります。
極端に大きいPNGを大量に使うと、アップロードで止まりやすい印象です。
ファイル名も英数字ベースにしておくと、トラブルが減る傾向があります。
これは私も初期に経験した「地味だけど重要な落とし穴」です。
以上のポイントを押さえておくと、アップロード後の修正対応がぐっと楽になります。
制作→出力→プレビュー→修正の流れを丁寧に回すことが、品質アップの一番の近道です。
補足:紙の絵本(ペーパーバック)を検討する場合
電子版が完成してから紙版に進むと、制作の手戻りが少なくなります。
紙は印刷という工程が入るため、画面では気づかない細部も仕上がりに影響します。
私も初めて紙版を作ったとき、色味やコントラストが思ったより淡く見えて、調整に時間をかけました。
最低ページ数(24ページなど)とカラー仕様は公式要確認
KDPのペーパーバックは、ページ数やカラー印刷の仕様が決まっています。
たとえば、最低ページ数は24ページ以上といった条件がありますが、仕様は更新される可能性があるため必ず公式ヘルプで確認してください。
日本のマーケットで選べるカラー仕様は取り扱いが変動します。絵本ではプレミアムカラー採用例が多い一方、刊行時点の仕様とコストは必ず公式ヘルプで確認してください(公式ヘルプ要確認)。
海外では別の選択肢が案内されるケースもありますが、Amazon.co.jp向けでは違いがあるため注意が必要です。
色味にこだわりたい場合は、試し刷りを行い、紙と端末での見え方の差を理解しておくと安心です。
まず電子版で完成度を高めてから紙へ展開する手順
紙の絵本は、誤字やイラストのズレがあると修正に時間と労力がかかります。
そのため、まず電子書籍で読者の反応を見て、必要な修正を反映させる流れが効率的です。
私の経験では、電子版のレビューやフィードバックを元に微調整をしてから紙版に移行すると、完成度が格段に上がりました。
デジタルと紙は見え方が違うため、どちらもプレビューしてから判断するのがおすすめです。
「まず電子 → 仕上げ → 紙」という順番は、品質と効率の両立に役立ちます。
まとめ:KDPで絵本出版を成功させる最短ルート
KDPで絵本を出すときは、固定レイアウトとプレビュー確認が最重要ポイントです。
いきなり紙版を目指すより、電子書籍で完成度を磨いてから展開するとスムーズです。
いきなり紙版を目指すより、電子書籍で完成度を磨いてから展開するとスムーズです。出版後の売上や入金状況のチェック方法は『KDPで売上確認する方法とは?レポート画面の見方と入金時期を徹底解説』で詳しく解説しています。
制作→プレビュー→微調整という流れを大切にし、公式ヘルプを確認しながら進めれば、大きなトラブルは避けられます。
こつこつ作業すれば、必ず読者に届く絵本になります。
焦らず、一歩ずつ形にしていきましょう。
【著者:石黒秀樹のプロフィール】
Kindle出版サポート歴5年。
これまでに、のべ600名以上の出版をサポートし、
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