KDPの本人確認をしないとどうなる?出版制限とアカウントへの影響
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPから本人確認を求められたとき、そのまま放置するとどうなるのか、すぐにアカウントが閉鎖されるのかは気になるところです。
結論として、本人確認を求められている間は、確認が完了するまでKDPの出版機能を利用できません。
さらに、指定された期間内に完了しない場合や、正常に本人確認できない場合は、出版機能へのアクセス制限やアカウント閉鎖などの措置が取られる可能性があります。
一方で、本人確認をしないと必ず即座にアカウントが閉鎖される、という仕組みではありません。公式に確認できる影響と、明記されていない範囲を分けて整理します。
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KDPの本人確認をしないと出版機能が使えず、アカウント閉鎖の可能性もある
目次
本人確認を求められた状態では、確認を完了しないまま出版を続けることはできません。
KDP公式の案内をもとに、状態ごとの影響を整理すると次のとおりです。
| 状態 | KDPへの影響 |
|---|---|
| 本人確認を求められている | 確認完了まで出版機能を利用できない |
| 指定された期間内に完了しない | 出版機能へのアクセス制限やアカウント閉鎖などの可能性がある |
| 正常に本人確認できない | 出版機能へのアクセス制限やアカウント閉鎖などの可能性がある |
現在すでに生じている出版制限と、未完了が続いた場合に取られ得る追加措置は、分けて考えると状況を判断しやすくなります。
本人確認を求められている間は出版機能を利用できない
KDP公式では、本人確認を求められている場合、確認が完了するまで出版機能を利用できないと案内されています。
「時間があるときに手続きすればよい」と考えて出版作業を進めることはできず、本人確認が必要になった時点で出版作業そのものが止まります。
この制限は、期限を過ぎたあとに初めて発生するものではありません。将来的なアカウント閉鎖の可能性とは別に、本人確認を求められている間にすでに生じている影響です。
期限内に完了しない場合は追加の制限を受ける可能性がある
KDP公式は、本人確認のリクエストを受け取った場合、指定された期間内に認証プロセスを完了するよう案内しています。
その期間内に完了しなかった場合や、正常に本人確認できなかった場合は、出版機能へのアクセス制限やアカウント閉鎖などの措置が取られる可能性があります。
ただし、すべての利用者に共通する「何日以内」という日数は、現在確認できる公式情報では示されていません。
他の利用者の例をもとに期限を判断せず、自分のKDP画面や通知に表示されている内容を確認してください。
未完了でも必ず即アカウント閉鎖になるとは限らない
「本人確認をしないとアカウントが閉鎖される」という説明だけを見ると、通知が届いた瞬間に閉鎖されるように感じるかもしれません。
しかしKDP公式は、本人確認が未完了なら必ず即座にアカウントを閉鎖するとは案内していません。指定された期間内に完了しない場合などに、措置が取られることがあるという説明です。
また、何日経過するとどの措置が選ばれるのかという判定基準も公開されていません。
つまり、「この日数までなら放置しても大丈夫」と判断できる公式基準はありません。閉鎖されるかどうかを待って判断するより、早めに手続きへ進むほうが安全です。
既刊やロイヤリティの扱いまでは公式に明記されていない
本人確認を求められると、すでに出版している本や未払いのロイヤリティがどうなるのかも心配になります。
この点について、本人確認が未完了の場合の既刊やロイヤリティの個別処理は、公式には明記されていません。
そのため、既刊がすぐ削除される、未払いロイヤリティが必ずこう処理される、といった断定はできません。確認できるのは、本人確認要求中の出版制限と、未完了や確認失敗時に追加措置が取られる可能性があることです。
本人確認以外の理由も含めたアカウント停止や閉鎖については、KDPアカウント停止・閉鎖の原因と復活手順で確認できます。
本人確認が必要かどうかはKDP画面の表示で判断する
KDPの本人確認は、すべての利用者が一律で行う手続きではありません。
自分に必要かどうかは、KDPへログインしたときの画面表示を基準に判断できます。
「本人確認が必要です」と表示されている場合は対応が必要
本人確認が必要なアカウントには、KDPから通知が届き、ページ上部に「本人確認が必要です」というバナーが表示されます。
KDPでは、アカウント設定時のほか、不正や悪用を防ぐために追加確認が必要と判断された場合などに本人確認を求めることがあります。
以前に本人確認を完了していても、本人確認に関係するアカウント情報を更新した場合などに、再確認を求められることがあります。
判断の基準になるのは、過去に確認したかどうかではなく、現在のKDP画面で本人確認を求められているかです。
必要書類や実際の手続きの流れは、KDPの本人確認の必要書類・手順・完了までの流れで確認できます。
バナーが表示されていなければ現時点では手続き不要
本人確認を求められていないアカウントでは、このバナーは表示されません。
したがって、表示がなければ、現時点で本人確認を行う必要はありません。KDPを利用する全員が身分証明書を提出しなければならないわけではなく、求められた場合に通知と管理画面の表示に沿って対応します。
なお、税務情報や銀行口座の設定もKDPでは必要になりますが、これらは本人確認とは別の項目です。判断するときは他のアカウント設定と混同せず、本人確認欄の表示を確認してください。
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本人確認に失敗したときは同じ状態のまま再試行を繰り返さない
手続きを進めても完了できない場合は、原因を確認しないまま再試行を繰り返さないことが重要です。
KDPの本人確認には試行回数の上限があり、上限に達すると一時的に再試行できなくなります。
試行回数の上限に達すると本人確認欄が一時的にロックされる
KDP公式では、本人確認の試行回数に上限があることが案内されています。上限に達すると、KDPアカウントの「本人確認」セクションが一時的にロックされます。
具体的に何回まで試せるかは公式情報では明記されていません。回数に余裕があると考えて、原因を確認せずに操作を繰り返すのは避けましょう。
氏名や国などの登録情報は、提出する公的身分証明書の内容と一致している必要があります。手続きの前に両者を照らし合わせておくと、不要な失敗を減らせます。
本人確認が進まない原因の切り分けはKDPの本人確認ができない原因とエラーの直し方、日本で使用できる書類はKDPで使える本人確認書類の日本向け対応一覧で確認できます。
72時間は本人確認の期限ではなく再試行までの待機時間
KDPの本人確認では「72時間」という時間が案内されますが、意味を取り違えないよう注意が必要です。
72時間は、本人確認そのものを完了しなければならない共通期限ではありません。
試行回数の上限に達して一時的にロックされた場合に、再試行できるようになるまで待つ時間として案内されているものです。
本人確認自体の期限は、全利用者共通の日数ではなく、指定された期間内に完了するよう案内されています。指定された期限と、ロック後の72時間は別のものとして区別してください。
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本人確認を求められたときの進め方
KDPで本人確認が必要と表示されたら、放置せず、表示されている内容を確認して手続きを進めるのが基本です。
出版機能への影響がすでに生じているため、アカウント閉鎖の可能性だけを基準に対応時期を決める必要はありません。
表示された期限内に手続きを完了させる
まずKDPへログインし、「本人確認が必要です」という表示と、本人確認に関する案内の内容を確認します。
期限が指定されている場合は、その期間内に完了できるよう進めます。共通の期限日数は公式に示されていないため、自分の画面に表示された案内が基準になります。
手続きを始める前に、登録情報と使用する身分証明書の内容を確認しておくと、不必要な再試行を避けやすくなります。
KDP公式の現在の案内は、KDP公式の本人確認ページでも確認できます。
解決できない場合はKDPサポートへ問い合わせる
試行回数の上限に達している場合は、72時間待ってから再試行します。
原因を確認しても本人確認を完了できない場合は、KDPサポートへの問い合わせも検討してください。具体的な連絡方法は、KDPサポートへの問い合わせ方法と連絡手順で確認できます。
本人確認を求められた状態では、確認が完了するまで出版機能を利用できません。指定された期間を放置せず、エラーが出た場合は原因を切り分け、必要に応じて公式サポートへ相談することが安全な対応です。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
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