制作ノウハウ

KDP(Kindle出版)の裁ち落としとは?白フチ防止と表紙・本文設定を徹底解説

Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

まず最初に、Kindle出版の裁ち落としで多い悩みは「白いフチが出る」「KDPプレビューで警告が出る」という点です。
私も最初の入稿でこの警告に焦って、何度もPDFを作り直した経験があります。

この記事では、**なぜ裁ち落としが必要なのか**を、紙の本の仕組みからやさしく説明します。

裁ち落としは難しい専門作業ではなく、**印刷物特有の“切り代”を確保する基本設定**です。
まずは仕組みを理解できれば、後の設定もずっと楽になります。

 

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Kindle出版で「裁ち落とし」が必要な理由と、白フチが出る仕組み

目次

KDPで紙の本を作ると、デジタルとは違い、実際に紙をカットする工程があります。
このとき、ページの端いっぱいに画像や背景色を配置していると、**切断位置の誤差で白い部分が出る可能性**があります。
そこで必要なのが裁ち落としです。

私も写真がページ端まである本を作った際、**裁ち落としを忘れて白線が残り、やり直したこと**があります。
初めての方ほど、最初に“理屈”を押さえるとミスが減ります。

 

裁ち落としとは?Kindle出版(Amazon.co.jp)での基本と意味

 

裁ち落としとは、**仕上がりサイズより外側に“余白として画像を広げる”設定**です。
紙を断裁するとき、位置がわずかにズレる場合に備えるためです。

Kindleペーパーバックでは、公式ヘルプで**四辺に3.2mm(合計6.4mm)**と明記されています(変更される可能性があるため都度確認推奨)。 「実寸より3.2mm外に画像を出す」だけで、白フチの多くは防げます

画像を伸ばすだけでなく、**PDF自体のサイズを広げる必要がある**点は見落としがちです。
(たとえば縦+6.4mm/横+3.2mm)

 

白フチ・警告が出る原因:仕上がり線と断裁の関係

 

紙の本は、印刷→裁断→製本という流れで作られます。
この裁断時に、**数ミリ単位のズレ**がどうしても生じます。

仕上がり線の内側に画像がぴったりだと、少しズレただけで紙の白地が見えます。
KDPプレビューはこの可能性を検知し、**「裁ち落とし不足」**と警告を出します。

私自身も、プレビューの赤枠や三角マークに怯えた時期がありましたが、**原因はほぼ“余白不足”**です。 画像が端まである場合は、必ず裁ち落としを入れる癖をつけると安心です。

 

裁ち落としとマージン(安全域)の違いを初心者向けに整理

 

裁ち落としは「外側に足す余白」、
マージン(安全域)は「内側に確保する余白」です。

印刷時のズレや紙の沈み込みに備え、**文字や重要要素は内側へ避ける**必要があります。

KDPでは裁ち落とし時、外側の安全域は9.6mm以上が目安です。ノド側はページ数で必要幅が変わるため、最新の公式ヘルプ要確認。

この2つを混同し、**裁ち落としを入れても文字が切れる**というミスはよくあります。
実際、私も最初は“外に伸ばしたから安心”と勘違いしていました。

 

Kindle出版の裁ち落としはいつ必要?本文と表紙で違う設定

裁ち落としが必要かどうかは「どの形式で出版するか」「ページ端まで色や画像を使うか」で決まります。
ここは初心者が最も混乱しやすいので、丁寧に整理します。

まず結論からお伝えすると、**電子書籍の本文は通常裁ち落とし不要**、**ペーパーバックは表紙に必須**です。
ここを押さえるだけで、KDPプレビューの警告は大幅に減ります。

 

電子書籍(リフロー型)は基本「不要」な理由と例外(固定レイアウト等)

 

Kindleの電子書籍(リフロー型)は、文字が端末に合わせて流れる形式です。
紙のように裁断する工程がないため、裁ち落としの概念がありません。

つまり、**リフロー本文は裁ち落とし不要**です。
私も最初は「電子書籍にも必要なの?」と悩み、無駄に画像を広げていました。

例外として、固定レイアウト形式や、漫画・絵本のようにページを画像として固定する場合があります。
この場合は設定が異なるため、**KDPの公式ヘルプを必ず確認**してください。
実務では、固定レイアウトは仕様差が小さくないので、慣れてから挑戦するのが安全です。

 

ペーパーバックは表紙に必須:四辺に3.2mmが必要

 

紙の本は物理的に切るため、表紙は必ず裁ち落としが必要です。
KDPの日本向け仕様では、**四辺に3.2mm(合計6.4mm)**と明記されています(変更の可能性があるため都度確認)。

表紙はKDPのカバーテンプレートで背幅を確定し、四辺3.2mmの塗り足しを反映してください。最終出力時はテンプレ指示どおりの寸法で書き出し。

 

Canvaなどで表紙を作る際の具体的な寸法や比率を確認したい場合は『Kindle出版の表紙サイズと比率とは?初心者が失敗しない設定を徹底解説』もあわせてチェックしておくと安心です。

 

初心者ならテンプレの利用が安心です。 「表紙は四辺に3.2mm」だけは必ず覚えておきましょう

なお、作業ツールによってはピクセル換算や、出力時の設定が異なることがあります。
私もCanva利用時に「仕上がりサイズのまま書き出してしまう」ミスをしました。
必ず仕上がり線を確認してください。

 

本文に裁ち落としが必要なページ例(写真・色面が端まで届く場合)

 

本文は、**ページ端まで背景色や写真が広がる場合のみ裁ち落としが必要**です。
例えば、以下のようなケースです。

・見開き写真
・背景色が紙いっぱいに敷かれているデザイン
・フルページのイラストページ

この場合は、PDFのページサイズ自体を**縦に+6.4mm、横に+3.2mm**拡張する必要があります。
画像だけ広げて、PDFサイズを変えないまま警告が出る……これはよくある失敗です。

 

表紙や本文に使う画像の推奨ピクセル数や解像度の目安は『Kindle出版の画像サイズとは?表紙と本文の最適解を徹底解説』で整理しているので、裁ち落とし設定とあわせて確認してみてください。

 

「画像を伸ばす」だけではなく「PDF自体を大きくする」という意識が重要です。

 

裁ち落とし不要なケース:文字中心レイアウトや余白多めのページ

 

文字中心の小説やビジネス書など、余白がしっかりあるページは裁ち落とし不要です。
白背景+文字だけなら、仕上がり線より内側に文字を置けば問題ありません。

実務的にも、多くのKindleペーパーバックは裁ち落としなしで完成します。
裁ち落としが必要になるのは、「ビジュアル重視の本」だけだと考えるとスムーズです。

ただし、章扉で写真を大きく使ったり、罫線や装飾が端に寄りすぎているとリスクがあります。
少しでも「端まで色が来ているかも」と思ったら、プレビューで確認しましょう。

 

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Kindleペーパーバックの裁ち落とし設定手順【初心者向け】

ここでは、実際の作業手順をやさしく整理します。
私自身、最初は「どこを何ミリ広げるのか?」で混乱しました。
いま振り返ると、**順番に確認するだけで迷いが減る**ポイントがありました。

結論として、**表紙は四辺3.2mm**、**本文は必要なページだけ縦+6.4mm/横+3.2mm**が基本です。 テンプレを使い、プレビューで確認する流れが最も安全です。

 

表紙データの作り方:3.2mmを四辺に追加する基本

 

表紙は、画像を仕上がりサイズより外側に**上下左右3.2mm**ずつ広げます。
これはKDPが公式ヘルプで明記している値です(将来的な変更の可能性があるため都度確認)。

作業のコツは、**仕上がり線・断裁線・安全線の3つを意識すること**です。
特に背幅はページ数で変わるため、KDPの表紙テンプレートを使うのが安全です。

私も初期は自作で対応し、背幅ズレでロゴが傾いた経験があります。
テンプレートを読み込めるツールなら**迷わず使う**ことをおすすめします。

 

本文PDFのページサイズ拡張:高さ+6.4mm/幅+3.2mmの考え方

 

本文で写真や背景を端まで使う場合、**ページ自体を大きくする**必要があります。
具体的には、**縦方向に+6.4mm(上下3.2mmずつ)、横方向に+3.2mm(外側のみ)**です。

これは「画像だけ伸ばす」と勘違いしやすく、最初に私も失敗しました。
PDFごとサイズ調整することで、裁断ズレでも白フチが出にくくなります。

画像拡大+PDF拡張=裁ち落とし完了という流れを意識すると、KDP警告が出にくくなります。

 

Word・Canvaなどツール別の設定ポイント(公式テンプレ活用)

 

Wordの場合は、ページ設定でサイズを編集し、裁ち落とし分を手動で追加します。
固定レイアウトに近い内容なら、PDF出力時にサイズを合わせるのが確実です。

Canvaは視覚的に作業しやすいですが、**書き出しサイズを必ず確認**してください。
テンプレートとガイド線を引くと、ずれ防止になります。

慣れないうちは、**KDP公式テンプレートの利用が最も安全**です。
私は独自設定で数回リジェクトされた経験があり、そこからテンプレ派になりました。

 

安全域(マージン)の目安:外側9.6mm以上、内側は厚みに応じ調整

 

裁ち落としと同じくらい重要なのが安全域(マージン)です。
KDPでは、**裁ち落としありの場合、外側9.6mm以上**が推奨目安です。

文字や重要な要素は、この内側に収めます。
内側(ノド側)はページ数が多いほど余裕を持たせると安心です。

私の場合、余白ギリギリで組んだ作品があり、印刷サンプルで読みにくさを感じました。
公式値はあくまで基準、**可読性を最優先**しましょう。

 

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入稿時のチェック:KDPプレビューで白フチや警告を防ぐ方法

入稿段階は、仕上がりを左右する大切な工程です。
私も慣れない頃は、プレビューで「裁ち落とし不足」「余白不足」の警告が出て、何度もPDFを作り直しました。

結論として、**プレビューで赤枠や警告が出たら絶対にスルーしない**ことがポイントです。 KDPの警告は“読者が違和感を持つ可能性”のシグナルなので、ここで丁寧に確認すれば品質がグッと上がります。

 

よくあるエラーと対処法(裁ち落とし不足/余白不足)

 

もっとも多いのが「裁ち落としが不足しています」「余白が足りません」という警告です。
原因は、**PDFサイズが広がっていない**、または**画像が仕上がり線ギリギリ**のケースがほとんどです。

対処法はシンプルで、
・裁ち落としありのページ → PDFを縦+6.4mm/横+3.2mm
・文字中心ページ → マージン(外側9.6mm以上)を確保
という原則に戻ります。

私がよくやっていたミスは、画像だけ3.2mm伸ばしてPDFサイズを変えていなかったことです。
図版中心の本ほど、**「画像とPDFの両方を広げる」**ことを意識してください。

 

とくに表紙まわりの警告やリジェクト理由を詳しく知りたい場合は『KDPの表紙エラーとは?原因と正しい直し方を徹底解説』を参考にしながら、エラー内容ごとに落ち着いて修正していきましょう。

 

KDPプレビューでの確認ポイント:裁断位置と仕上がりイメージ

 

KDPプレビューでは、裁断位置のガイド線や警告が表示されます。
ここでチェックすべきは次の3点です。

・赤い警告表示が出ていないか
・仕上がり線より外に画像が出ているか
・重要な文字が内側(安全域)に収まっているか

印刷は数ミリのズレが出る工程です。
公式表示どおりでも、実物で“気持ちズレる”ことがあるので、私は文字をやや内側に寄せる癖をつけています。

プレビューは「ほぼ実物プレビュー」と考え、疑わしいページは戻って調整しましょう。

 

ページレイアウト全体の整え方やプレビューで見るべきポイントは『Kindle出版のレイアウトとは?崩れない作り方とプレビュー確認の徹底解説』でまとめているので、裁ち落としチェックの前後に読んでおくとミスを防ぎやすくなります。

 

トラブルシューティング:画像の端切れ・線が残る時の対処

 

プレビューでたまに見かけるのが、**画像の端が欠けて見える**、**細い線が残る**という現象です。
これは、画像の境界が仕上がり線付近にあり、ズレたときに線が出る現象です。

対策としては、
・背景や写真は仕上がり線より十分外へ伸ばす
・細い枠線は端に寄せない
・スキャン画像は特に境界の処理を丁寧にする

という3点を意識してみてください。
実際、私も写真集形式の作品で、1pxの装飾ラインが残りやすく調整に苦労したことがあります。

細かい線は、可能なら**断裁面にかからないデザイン**にする方がトラブルが少ないです。
公式ヘルプにも“裁断誤差を考慮する”旨が記載されていますので、慎重に配置しましょう。

 

裁ち落とし設定の具体例と失敗しないためのコツ

裁ち落としは、理屈より**具体例で理解した方がスッと入る**部分です。
私も最初は「3.2mmってどこに広げるの?」という感覚でしたが、作例を通じて一気に理解が進みました。

結論として、**写真や背景が端までくるページは“ページごと”広げる**のが基本です。 画像拡張だけでは不十分で、PDFサイズも調整すると覚えておくと失敗しません。

 

見開き写真や全面背景の注意点とレイアウト例

 

見開きで大きな写真を使うときは、断裁位置のズレが目立ちやすいです。
左右の写真が微妙にズレると、読者には「違和感」として伝わります。

対策として、
・左右ページのつなぎ目に重要要素を置かない
・写真の中央に人物の顔が来る構図は避ける
・背景は少し余裕を持って伸ばす
などが有効です。

私が過去に制作した写真集では、モデルの顔がノド側に寄りすぎて、印刷で少し暗く見えた経験があります。
固定レイアウトに近い表現は、**慎重に安全域を広めに取る**と安心です。

 

よくある失敗例:画像だけ伸ばしてページサイズを変えないケース

 

裁ち落としでありがちな失敗が、**画像だけを3.2mm伸ばして終わり**にしてしまうパターンです。
これだとPDFの仕上がりサイズは変わらず、プレビューで白フチが出たり、線が残ったりします。

私も最初は「画像を広げればOK」と誤解し、プレビューで赤警告を出したことがあります。
対策はシンプルで、**画像拡張+ページサイズ拡張**の2段構えです。

また、Wordで画像を引き伸ばしただけだと、PDF書き出しで余白がリセットされることがあります。
必ず**最終PDFの寸法を確認**してから入稿しましょう。

 

初心者が混乱しがちなポイントと確認リスト

 

裁ち落としは、用語が似ているので混乱しやすいです。
特に、**裁ち落とし/仕上がり線/安全域**を混同しがちです。

確認リストとしては、次のポイントを押さえてください。

* 背景や写真は仕上がり線の外へ伸ばしたか

*PDFサイズは高さ+6.4mm(上下各3.2mm)、幅+3.2mm(外側のみ)に拡張したか。

* 安全域に文字が収まっているか

* KDPプレビューで赤枠が出ていないか

作り手としては「画面上は揃って見えるからOK」と思いがちですが、印刷は数ミリのズレが前提です。 “見た目”ではなく“原寸+ガイドでのチェック”を習慣化すると安定します。

 

まとめ:Kindle出版の裁ち落としは紙版で必須、迷ったら公式ヘルプ確認

裁ち落としは、電子書籍では基本不要ですが、**ペーパーバックでは必須**です。
混乱したら、まず**KDP公式テンプレート+プレビュー**で確認するのが最も安全です。

私も制作を重ねる中で、公式ガイドと実作業の間に“経験で補う部分”があると感じてきました。
ただし、最終判断は常に最新の公式ヘルプを確認してください。

迷ったら基本に立ち返り、
・画像+PDFを広げる
・安全域を十分に取る
・プレビューで警告をゼロにする
という流れを徹底しましょう。

丁寧に仕上げた本は、読者の体験につながります。
焦らず、1ページずつ確実にチェックしてみてください。

 

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【著者:石黒秀樹のプロフィール】

Kindle出版サポート歴5年。
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