KDPのタイトル作成上限とは?週10タイトルルールと例外申請を徹底解説
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPで短期間に複数の本を出そうとすると、「1度に何タイトルまで作れるのか」という上限が気になります。
現在のKDP公式ヘルプでは、同時に作成できるタイトル数は本のフォーマットごとに1週間で10タイトルまでと案内されています。以前広まった「1日3冊まで」という情報は、現在の案内とは一致しません。
ここでは、週10タイトルという上限の意味、公式に確認できる範囲と確認できない範囲、上限を超えて作成したい場合の例外措置の相談方法を整理します。
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KDPの作成上限は本のフォーマットごとに1週間10タイトル
目次
KDPで設定されている上限は、本のフォーマットごとに1週間10タイトルまでです。制限の対象は、一定期間内に新しく作成するタイトル数であり、アカウントで保有できる本の総数ではありません。
現在のルールは、Amazon KDP公式の本の作成に関するヘルプで確認できます。
累計の出版冊数が10冊に制限されるわけではない
「週10タイトル」と聞くと、出版できる本そのものに上限があるように感じるかもしれません。実際に示されているのは、1週間に作成できるタイトル数に対する制限です。
すでに何冊か出版していても、それだけを理由に新しい本を作成できなくなるわけではありません。判断するときは、次の2つを分けて考えます。
- 累計で何冊出版しているか(上限として10冊が設定されているわけではない)
- 1週間に何タイトル作成しようとしているか(こちらが制限の対象)
「1日3冊」は現在の公式ルールと一致しない
KDPの出版数を調べると、「1日3冊まで」という情報が見つかることがあります。これは以前の制限に関する情報で、現在のKDP公式ヘルプの記載とは異なります。
2つのルールを同時に適用するものではないため、出版計画は週10タイトルを基準に組み立てます。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 過去に広まった情報 | 1日3冊まで |
| 現在の公式ルール | 本のフォーマットごとに1週間10タイトルまで |
| 制限の対象 | 一定期間内のタイトル作成数 |
| 累計出版冊数 | 10冊までという意味ではない |
古い記事や投稿を参考にするときは、公開時期だけでなく、現在のKDPヘルプの記載と一致しているかどうかも見比べてください。
上限は「本のフォーマットごと」に設定されている
公式は、作成数の制限に「本のフォーマットごと」という条件を付けています。日本語版ヘルプでは、電子書籍および紙書籍という表現も使われています。
そのため、「アカウント全体で種類を問わず10タイトル」とまとめてしまうと、記載とはずれた理解になります。一方で、記載以上に解釈を広げることも避けた方が安全です。
週10タイトルの数え方は公表されている範囲だけで判断する
上限の数字そのものは公式で確認できますが、細かなカウント方法まで公開されているわけではありません。確認できるルールと、公式に明記されていない運用情報は分けて扱います。
| 項目 | 公式情報から判断できること |
|---|---|
| 作成数の上限 | 1週間に10タイトルまで |
| 適用単位 | 本のフォーマットごと |
| 累計出版数 | 10冊までという制限ではない |
| 週の起算日時 | 明記されていない |
| 各ステータスのカウント方法 | 詳細は明記されていない |
週の起算曜日やリセット時刻は明記されていない
「何曜日になれば再び10タイトル作成できるのか」という疑問が出ますが、公式ヘルプでは週の起算曜日やリセット時刻までは示されていません。
インターネット上には特定の曜日や時刻を挙げる情報もありますが、「毎週◯曜日の◯時に必ずリセットされる」という前提で計画を組むのは避けます。上限近くまで作成する週は、実際のKDP画面で新しいタイトルを作成できるかを確認しながら進めてください。
下書きや審査中をどう数えるかは断定できない
タイトル作成には、情報入力、原稿登録、審査といった段階があります。「下書きだけなら数えないのか」「審査へ送った時点で数えるのか」は判断に迷うところです。
ただし、どのステータスが1タイトルとしてカウントされるかは、公式ヘルプで具体的に説明されていません。非公式な事例だけで一般化すると、実際の画面上の挙動と食い違う可能性があります。
上限の数字は把握しつつ、細かなカウントのタイミングは実際のKDP画面で確認する前提にしておくと安全です。
フォーマットを組み合わせた合計数も推測しない
「本のフォーマットごと」という条件があるため、組み合わせた場合の最大数を計算したくなります。しかし、すべてのフォーマットを合わせた厳密な上限までは公表されていません。
「電子書籍が10、紙書籍が10だから必ず合計◯タイトル作成できる」といった計算は避け、確定情報は「本のフォーマットごとに週10タイトル」までと整理しておきます。複数フォーマットを大量に作成する場合は、画面上で作成可否を確認しながら進めます。
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上限を超えて作成する場合はKDPへ例外措置を相談する
週10タイトルでは足りない状況が続く場合、KDP公式は例外措置について問い合わせるよう案内しています。自己判断で制限を回避しようとせず、案内されている問い合わせ手続きを使うのが基本です。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 通常の作成上限内で足りる | 週10タイトルの範囲内で作成する |
| 定期的に多数のタイトルを作成する予定がある | KDPへ例外措置について問い合わせる |
| 問い合わせ済み | 承認を前提にせず、KDPからの案内に従う |
問い合わせても必ず承認されるとは限らない
公式が案内しているのは、例外措置について相談できるところまでです。問い合わせれば自動的に上限が引き上げられるとは説明されていません。
そのため、例外措置を前提に大量の出版予定を組むのではなく、承認の案内を受け取るまでは通常の上限を基準に計画します。例外措置が用意されていても、週10タイトルという通常ルール自体がなくなるわけではありません。
承認条件・回答日数・承認後の上限数は公表されていない
例外措置には、公式情報だけでは分からない部分があります。
- 例外措置が認められる具体的な条件や必要な実績
- 問い合わせから回答までの日数
- 承認された場合に作成できるタイトル数
これらについて、個別の事例をKDP全体のルールとして扱わないようにします。例外措置が必要になった段階でKDPへ問い合わせ、そのとき案内された内容に従ってください。
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作成上限を守っていてもコンテンツのルールは別に確認する
週10タイトル以内であっても、出版する本の内容まで問題ないと判断されるわけではありません。タイトル作成数の制限と、コンテンツに対するKDPのルールは別のものです。
それぞれの本には、本文だけでなくタイトル・表紙画像・商品説明を含めてコンテンツガイドラインが適用されます。ガイドラインに適合しない場合、Amazonはコンテンツを却下または削除し、追加の情報を求めることがあります。審査で確認される具体的な内容は、KDPのコンテンツガイドライン違反と審査落ちを防ぐチェックポイントで整理しています。
また、「週10タイトル以内なら大量出版しても安全」という基準は公式に示されていません。作成数とアカウントへの影響は分けて考える必要があるため、その点はKindle本の大量出版によるアカウント停止リスクとKDP上の注意点で確認してください。
KDPのタイトル作成上限を扱うときの確認事項
- 作成上限は本のフォーマットごとに1週間10タイトルまで
- 累計の出版冊数を10冊に制限するルールではない
- 「1日3冊」は現在の案内とは異なる
- 週の起算日時やカウントのタイミングは公表されていないため、KDP画面で確認する
- 継続的に上限を超える必要がある場合はKDPへ例外措置を問い合わせる
- 作成数の上限とは別に、1冊ごとの内容がガイドラインに沿っているかを確認する
【著者:石黒秀樹】
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