制作ノウハウ

KDP表紙のファイル形式とは?JPEG推奨の理由と設定方法を徹底解説

Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

 

KDPで電子書籍を出版するとき、表紙の「ファイル形式」で迷う人はとても多いです。

JPEGでいいのか、PNGやTIFFでもいいのか、どれが正解なのかはっきり書かれている日本語情報が少ないのも原因のひとつです。

この記事では、Amazon.co.jp向けにKDPで電子書籍を出版する際の正しい表紙ファイル形式と設定の基本を、実務経験に基づいてわかりやすく解説します。

公式ガイドラインと実際の現場の違いも整理しながら、「迷わず設定できる確実な基準」をまとめています。

 

▶ 制作の具体的な進め方を知りたい方はこちらからチェックできます:
制作ノウハウ の記事一覧

出版作業を「自分で」やる時代は終わりです📘
AI×外注で、時間も労力もかけずにKindle本を量産する仕組みをまとめた
『フル外注AI式Kindle出版 実践マニュアル』を無料プレゼント中👇

KDPの表紙ファイル形式とは?日本向けの前提と基本を確認

目次

 

KDPの「表紙ファイル形式」とは、Kindle電子書籍を公開する際にアップロードする画像データの形式(拡張子)のことです。

日本版KDP(Amazon.co.jp)では、公式ヘルプに明記されている対応形式は限られています。

ここでは、Amazon公式の推奨形式・色設定・サイズ比率を、日本向けの出版を前提に整理します。

 

KDP表紙のファイル形式の基本:日本向けはJPEG推奨・TIFF可(公式ヘルプ要確認)

 

KDPで使用できる表紙のファイル形式は「JPEG」または「TIFF」のみです。

これは公式ヘルプにも明記されており、他の形式(PNG・GIFなど)は非推奨、あるいはアップロード時にエラーになることがあります。

実務上はJPEG形式が最も安定しており、画質とファイル容量のバランスが優れています。

TIFF形式は非圧縮で高品質な一方、ファイルサイズが非常に大きくなりやすく、アップロードエラーや処理の遅延につながることがあります。

私自身も以前、TIFFでアップロードした際に容量オーバーの警告が出た経験があり、それ以来JPEGで統一しています。

公式ヘルプ上ではTIFFも許可されていますが、日本の出版環境ではJPEGが実質的な標準と考えて問題ありません。

ただし、規約やアップロード条件は随時更新されるため、念のため「KDP公式ヘルプ要確認」です。

 

画像形式で迷いやすいポイントは本文だけではなく、『Kindle出版でPDFは使える?電子書籍と紙版の違いを徹底解説』 でも整理しています。

RGBカラーで作成する理由とCMYKを避けるべき根拠

 

KDP電子書籍の表紙はRGB推奨です。
CMYKでもアップロード自体は可能ですが、自動変換で色が変わることがあるためRGBでの作成が安全です(公式ヘルプ要確認)。

RGBは「光の三原色(Red, Green, Blue)」を基にしたデジタル表示向けの色設定で、Kindle端末やスマートフォンの画面に最適化されています。

一方、印刷物でよく使われるCMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Black)は、紙向けのカラーモードです。

CMYKで保存すると、アップロードはできても色味が変化することが多く、特に赤や青がくすんで見えるケースがあります。

この「色の再現ずれ」は修正が難しく、再アップロードを余儀なくされることもあります。

そのため、KDP電子書籍の表紙では最初からRGBで作成し、CMYK変換を避けるのが安全です。

私も一度だけ印刷用データをそのまま流用してアップしたところ、Kindle表示で背景色が全体的に暗くなってしまいました。

その経験からも、RGBで統一するのが確実だと断言できます。

 

推奨ピクセルと比率の整理:2560×1600・1.6:1・300PPI目安

 

表紙の解像度や比率も、形式と同じくらい重要です。

KDPが推奨している電子書籍表紙の基準は2560×1600ピクセル(比率1.6:1)です。

縦が横の1.6倍という構図で、Kindle端末・スマホ・PCなどどのデバイスでも自然に表示されます。

この比率を守らないと、自動トリミングで上下や左右が切れてしまうことがあるので注意が必要です。

また、解像度は「300PPI(ピクセル・パー・インチ)」を目安に設定すると、くっきりした表示になります。

72PPIや150PPIでもアップロード自体は可能ですが、サムネイル表示でぼやけることがあります。

ファイル容量が大きすぎる場合は、JPEGの保存時に「高画質(圧縮率80%前後)」で調整するとよいでしょう。

この設定であれば、KDPの品質チェックにも通りやすく、画質と容量のバランスが取れます。

最後に念のため、最新のKDPヘルプページでピクセル推奨値やファイル容量制限を確認しておくと安心です。

 

表紙の推奨ピクセルや比率は、『Kindle出版の画像サイズとは?表紙と本文の最適解を徹底解説』 でも具体的にまとめています。

 

KDPの表紙を作成するとき、どの形式や設定にすればいいのか迷う人は多いですが、実は答えはシンプルです。

ここでは、公式仕様と実際の運用経験をもとに、初心者でも失敗しない最適なセットアップを紹介します。

この設定さえ押さえておけば、審査エラーや画質トラブルを避けながら、美しく安定した表紙を作ることができます。

 

最短解:JPEG(高品質)+RGB+2560×1600での書き出し

 

KDPで電子書籍の表紙を作るなら、もっとも安定するのが「JPEG形式・RGBカラー・2560×1600ピクセル(比率1.6:1)」の組み合わせです。

この設定はAmazon公式でも推奨されており、Kindle端末・スマホ・PCのいずれでも自然に表示されます。

とくにJPEGは圧縮しても画質を保ちやすく、ファイルサイズを小さくできるのが大きな利点です。

TIFFも対応していますが、容量が数倍になりやすく、アップロードでエラーになることがあるため、実務ではJPEG一択と考えて問題ありません。

また、カラー設定はRGBを選びましょう。

これは、Kindle端末やスマホが光の三原色で表示する仕組みだからです。

CMYKで書き出すと、くすんだ色味や暗い発色になり、思った印象と違って見えることがあります。

私も初期の頃、印刷用のCMYK設定でアップしてしまい、プレビュー画面で全体が暗く沈んだことがありました。

RGBに変えて再出力すると、ようやく本来の明るさに戻った経験があります。

この組み合わせ(JPEG+RGB+2560×1600)は、まさにKDPの「標準解」といえるでしょう。

 

容量・圧縮の目安:画質を保ちながらファイルサイズを抑えるコツ

 

次に気をつけたいのがファイルサイズです。

高画質で作っても、容量が大きすぎるとアップロード時にエラーになることがあります。

公式では上限が明確に書かれていませんが、容量は大きすぎると処理が不安定になることがあります。

アップロードで失敗やプレビュー不具合が出る場合は、解像度の適正化と軽度のJPEG圧縮で容量を抑えてください(公式ヘルプ要確認)。

CanvaやPhotoshopで保存する際は、JPEGの「品質」を80〜90%程度に設定すると、肉眼で違いがわからないレベルで容量を抑えられます。

圧縮率を上げすぎると、特にグラデーション部分に“モザイク状のノイズ(ブロックノイズ)”が出ることがあります。

これは読者がスマホで見たときに気づきやすく、表紙全体の印象を損ねる原因になります。

ファイルを軽くしたい場合は、圧縮前に「画像サイズを適正化」するのもおすすめです。

2560×1600より大きなサイズで作っていた場合、まずその推奨サイズに合わせてから圧縮しましょう。

この2段階(サイズ調整→軽度圧縮)を踏めば、画質をほぼ落とさず容量を減らせます。

私が執筆している電子書籍のほとんどはこの手法で処理しており、審査エラーやぼやけの指摘を受けたことはありません。

 

まとめると、最も安定する設定は「JPEG(高品質80%前後)+RGBカラー+2560×1600ピクセル+300PPI」です。

この基本セットを守るだけで、KDP表紙の品質・通過率・表示の安定感が大幅に向上します。

 

KDPでは複数の画像形式を受け付けていますが、実際にどれを選ぶかで作業効率も仕上がりも大きく変わります。

ここではJPEG/TIFF/PNGの3形式を比較し、それぞれの特性と実務的な使い分け方を紹介します。

「なんとなくJPEGが良さそう」と思っている人も、細かい違いを理解しておくと失敗が減ります。

 

JPEGの強みと注意点:可逆設定・圧縮率・アーティファクト対策

 

JPEG形式の最大の利点は、圧縮によってファイルサイズを大幅に軽くできる点です。

KDPのアップロード上限を気にせず使いやすく、どのツールや端末でも互換性が高いため、最も一般的に採用されています。

とくに、CanvaやPhotoshopなどで「品質80〜90%」の範囲で保存すると、画質と容量のバランスが最も安定します。

JPEGは“非可逆圧縮”と呼ばれ、圧縮のたびにわずかに画質が劣化しますが、通常の電子書籍表紙レベルでは問題になりません。

ただし、圧縮率を高く設定しすぎると「アーティファクト」と呼ばれるモザイク状のノイズが発生します。

これは特にグラデーション背景や写真素材で目立つため、保存前にプレビューで確認しておくのがおすすめです。

一度圧縮したJPEGを再編集・再保存すると劣化が重なるため、編集用は別のファイル(PNGやPSD)を残しておくのが安全です。

私も初期の頃、完成版のJPEGしか残しておらず、再編集時に文字の縁がにじんでしまった経験があります。

こうしたトラブルを避けるために、保存前のオリジナルデータをバックアップしておくと安心です。

 

TIFFの特徴:非圧縮・高画質だが容量大(運用判断のポイント)

 

TIFF形式は、印刷業界でもよく使われる“非圧縮”形式で、画質を一切損なわないのが特徴です。

細かい色の階調や線のシャープさを完全に保てるため、プロのデザイナーが印刷用に採用するケースもあります。

しかし、電子書籍の場合は容量が非常に大きく、アップロード時にエラーや処理遅延の原因になることがあります。

特に高解像度(300PPI以上)で作ったTIFFファイルは、10MBを軽く超えることも珍しくありません。

KDPではTIFF自体は受け付けますが、内部で自動変換されることもあり、実質的な品質差はJPEGとほとんど変わらないケースが多いです。

そのため、よほど色再現にこだわる特別な作品でない限り、電子書籍の表紙にはJPEGを選ぶのが合理的です。

私も一時期、画質を最優先してTIFFで提出していましたが、処理に時間がかかり、再アップロードを求められたことがあります。

以降はJPEGで統一し、納品もスムーズになりました。

TIFFは「最終的に印刷用でも使いたい表紙データ」を保管する目的で残しておくとよいでしょう。

 

PNGは非推奨になりがちな理由:容量・互換・透過の落とし穴

 

PNGはWeb画像で広く使われており、透過背景などに対応しているのが特徴です。

しかし、KDPの表紙としてはあまり適していません。

理由は大きく3つあります。

まず、PNGは可逆圧縮のためファイルサイズが重くなりやすく、JPEGより容量が2〜3倍になることもあります。

次に、透過処理が原因でKDPの自動変換時に背景が真っ黒になるトラブルが報告されています。

透過PNGは表示や自動変換で想定外の背景色になる事例があります。

最終出力は不透過のJPEGに統一するのが安全です(公式ヘルプ要確認)。

さらに、KDPの一部プレビュー画面や自動生成ツールではPNGファイルの色変換に対応しておらず、結果として画面上で色が崩れることもあります。

こうしたリスクを踏まえると、PNGは編集途中の保存形式としては便利でも、最終出力用には避けた方が安全です。

実際、私のまわりでも「CanvaでPNGのままアップしたら真っ黒になった」という声を何度も聞いています。

最終的にはJPEGで書き出し、RGB設定を維持するのがKDP出版における正解です。

 

まとめると、KDPの電子書籍表紙では「JPEG推奨・TIFF可・PNG非推奨」という順序で覚えておくとスムーズです。

品質・容量・互換性のバランスを考えると、JPEGを使うのが現実的かつ効率的な選択です。

 

実際にKDPの表紙を作る際、どのツールを使うかで設定手順が少し異なります。

ここでは、初心者でも扱いやすいCanvaと、プロがよく使うPhotoshopの2つのツールを例に、推奨設定と保存のコツを解説します。

どちらの方法でも「JPEG・RGB・2560×1600・300PPI」の基本を守れば問題ありません。

 

Canvaでの設定:カスタムサイズ・RGB・品質スライダーの最適化

 

Canvaで作成する際は、『Kindle出版の表紙サイズとは?審査に通る作り方を徹底解説』 の基準も合わせて確認すると安全です。

 

Canvaは直感的に使える無料デザインツールで、KDP表紙制作に最も手軽な選択肢です。

まず、ホーム画面で「カスタムサイズ」をクリックし、「幅1600×高さ2560」と入力して新しいデザインを作成します。

単位は必ず「px(ピクセル)」を選びましょう。

この設定で、Kindleの推奨比率(1.6:1)が自動的に確保されます。

 

デザインを作成したら、フォント・画像・背景を配置して仕上げます。

保存時は右上の「共有」→「ダウンロード」をクリック。

ファイルの種類を「JPEG」に設定し、「品質スライダー」を100に近づけると高画質で保存できます。

ファイル容量が10MBを超えるようなら、スライダーを80〜90に下げても十分な画質が保てます。

この際、カラープロファイルは自動でRGBになります。

 

また、Canvaの有料版では「背景透過」オプションが選べますが、KDPでは透過画像は非推奨です。

必ず背景色を設定した状態で書き出してください。

背景が白系の場合は、淡い枠や影を加えるとAmazon上での見え方が安定します。

私も過去に白背景のままアップした際、ストア表示で輪郭が消えた経験があります。

ちょっとした一工夫で印象が大きく変わるので、確認しておくと安心です。

 

Photoshopでの設定:新規ドキュメント・書き出し設定(Web用JPEG)

 

Photoshopを使う場合は、より精密な設定が可能です。

まず、「ファイル」→「新規」を選び、「幅1600px」「高さ2560px」「解像度300PPI」を入力します。

カラーモードは「RGBカラー(8ビット)」、背景は「白」または「透明」に設定しておきましょう。

 

デザインが完成したら、「ファイル」→「書き出し」→「Web用に保存(従来)」をクリックします。

形式を「JPEG」に設定し、品質を「80〜90」に調整します。

プレビュー画面で画質を確認しながら、容量を10MB以下に収めるのが理想です。

電子表紙はピクセル寸法が主で、PPIは見た目に直結しません。

300PPI目安で問題ありませんが、まずは2560×1600pxの画素数を優先してください。

 

また、Photoshopでは「ICCプロファイルを埋め込む」設定をオンにしておくと、端末ごとの色ずれを軽減できます。

印刷用テンプレートを流用する際は、カラーモードがCMYKのままになっていないか必ずチェックしましょう。

過去にこの設定を見落としたことで、赤系の色が暗く表示されたことがあります。

RGBに変換して再保存すれば、KDPでの表示も正しくなります。

 

CanvaでもPhotoshopでも、最終的に出力するのは「JPEG形式・RGBカラー・2560×1600ピクセル」の組み合わせが鉄則です。

これを守るだけで、審査エラーを避けつつ、どの端末でも綺麗に見える表紙を作ることができます。

 

KDPの表紙アップロードで「エラーが出た」「警告メッセージが消えない」といったトラブルはよくあります。

実はその多くが、形式・容量・比率のどれかがKDPの基準を外れていることが原因です。

ここでは、エラーを見分けてすぐ修正できるように、チェックポイントを整理しました。

 

形式不一致・容量超過・最小サイズ未満の見分け方(公式ヘルプ要確認)

 

まず最初に確認すべきは、ファイル形式の不一致です。

KDPが受け付けるのは「JPEG」か「TIFF」のみです。

電子書籍の表紙はJPEG/TIFFのみがサポート対象です。

PNG/GIFは原則非対応のため、アップロード不可または処理失敗となる可能性があります(公式ヘルプ要確認)。

特にCanvaなどでデフォルトがPNGになっている場合は注意してください。

保存前に必ず「JPEG」に変更しましょう。

 

次に容量超過です。

KDPの明確な上限値は公表されていませんが、実務上は10MBを超えると処理が不安定になり、50MB以上はほぼ確実にエラーになります。

「アップロードが途中で止まる」「プレビューが表示されない」といった症状がある場合は、圧縮ツール(TinyJPGなど)を使って容量を減らすとスムーズに通ります。

 

もう一つ見落としがちな原因が「最小サイズ未満」です。

KDP公式では「1000×625ピクセル以上」と定めていますが、実際には1600×1000未満だと画質警告が出ることがあります。

プレビュー時に「低解像度」と表示された場合は、解像度を300PPIに設定し直し、サイズを2560×1600ピクセル前後に調整しましょう。

これで多くのエラーは解消されます。

 

縦横比ズレと自動トリミング回避:1.6:1固定の確認手順

 

もう一つ多いのが「縦横比ズレ」による自動トリミングです。

KDPでは、表紙の比率を縦横1.6:1に固定して表示しています。

この比率がずれていると、アップロード時に上下や左右が自動的に切り取られ、タイトルや人物の一部が見切れることがあります。

特にCanvaで比率を指定せずにテンプレートを使うと、微妙にサイズが違ってしまうケースが多いです。

 

確認方法は簡単で、作成後に「画像プロパティ」や「ドキュメント情報」でサイズをチェックします。

幅÷高さを計算して、1.6前後(例:1600÷2560=0.625)であれば問題ありません。

もし比率が合わない場合は、画像のキャンバスサイズを再設定し、上下または左右に余白を追加して調整します。

Photoshopの場合は「切り抜きツール」で「比率1.6:1」を固定してトリミングすると正確です。

 

また、KDPのプレビュー画面では、比率が合わないと自動トリミングが働いても警告が出ないことがあります。

アップロード後は必ずプレビューを拡大表示し、上下左右がカットされていないかを自分の目で確認するのが確実です。

私も過去にタイトルの下端がわずかに切れたまま公開してしまい、慌てて再アップロードしたことがあります。

こうしたミスを防ぐためにも、「1.6:1比率チェック」は最終確認のルーチンにしておくのがおすすめです。

 

形式・容量・比率の3つを順に見直せば、ほとんどのKDP表紙エラーはその場で修正できます。

焦らず一つずつ確認することで、スムーズな出版につながります。

 

KDPで出版する際、表紙の「内容」だけでなく「見た目の品質」も読者の印象を大きく左右します。

特にAmazonの検索一覧やKindleストアのサムネイル表示では、数センチの画像でクリック率が決まることも珍しくありません。

ここでは、サムネで潰れない・読みやすい表紙にするための実務的なデザイン改善ポイントを紹介します。

 

白背景で輪郭が消える問題:薄い枠線・わずかな影の活用

 

白や淡い色を基調にしたデザインは清潔感があり人気ですが、KDPでは注意が必要です。

Amazonの販売ページ背景が白で統一されているため、白背景の表紙は輪郭が消えて「画像が欠けて見える」ことがあります。

この状態では、他の書籍の中に埋もれてしまい、クリック率が下がりやすくなります。

 

解決策はシンプルで、「薄い枠線」か「ごく淡い影」を加えることです。

Canvaなら「要素」メニューの線や影を3〜4ピクセル程度追加するだけで、自然に輪郭が浮かび上がります。

色はグレーやベージュなど、背景となじむ淡い色味で十分です。

Photoshopの場合は「レイヤースタイル」→「ドロップシャドウ」で不透明度20%前後、距離1〜2pxの控えめな影をつけると自然に見えます。

 

私自身も初期の作品で白背景をそのまま使い、ストア表示時に上端が溶けて見えた経験があります。

枠線を加えたバージョンに差し替えたところ、一覧での視認性が明らかに上がりました。

ちょっとした工夫ですが、読者の目に止まる確率を大きく変えるポイントです。

 

文字の可読性向上:コントラスト・縁取り・タイトル占有率の目安

 

Kindleのサムネイル表示では、文字の読みやすさが最も重要です。

スマホの小さな画面で見たときに、タイトルが読めないとクリックされません。

そのため、タイトル文字は表紙の高さの30〜40%を占めるサイズが理想です。

フォントサイズだけでなく、行間と文字間も詰めすぎないように調整しましょう。

 

背景と文字のコントラストも大切です。

明るい背景に白文字を重ねると埋もれてしまうため、黒や濃いグレーで統一するか、白文字を使う場合はうっすら影や縁取りを加えると良いです。

Canvaでは「効果」→「影」または「アウトライン」で設定できます。

Photoshopなら「レイヤースタイル」→「境界線」で2px前後の縁取りを追加するのが定番です。

 

また、装飾フォントや筆記体は美しいですが、小さいサイズでは読みにくくなります。

可読性を優先するなら、太字寄りのゴシック系フォントが安定します。

私もかつて海外風の筆記体を使った表紙を出したところ、「タイトルが読めない」とレビューで指摘されたことがあります。

その後、フォントを変えただけでCTR(クリック率)が1.5倍ほど上がりました。

見た目の“デザイン性”より“可読性”を重視するのがKDP表紙の鉄則です。

 

(補足)ペーパーバックは別設計:フルカバー・背幅・塗り足し

 

電子書籍とペーパーバックでは、表紙データの構造がまったく異なります。

電子書籍が1枚画像なのに対し、ペーパーバックは「表1(表紙)+背+裏(表4)」を一体化したフルカバー形式です。

そのため、デザインを流用すると配置ずれや印刷時の欠けが起こります。

 

紙版の表紙を作る場合は、KDPが提供する「カバー計算ツール(Cover Calculator)」を利用しましょう。

このツールにページ数と用紙色(白・クリーム・カラー)を入力すると、自動で背幅と塗り足し込みのテンプレートが生成されます。

このテンプレート(PDFまたはPNG)をCanvaやPhotoshopに読み込み、その上にデザインを重ねると安全です。

背幅や余白のズレは印刷の仕上がりに直結するため、ペーパーバックは電子書籍と別データで設計するのが基本です。

 

出版作業に時間をかけたくない方へ⏳
AI+外注で、自分は手を動かさずに出版を進める仕組みを手に入れませんか?
『フル外注AI式Kindle出版 実践マニュアル』を今だけ無料で配布中です👇

まとめ:まずはJPEG+RGB+2560×1600で確実に

 

KDPの表紙設定で迷ったら、最初は「JPEG形式・RGBカラー・2560×1600ピクセル(1.6:1)」を基準にするのが最も確実です。

この設定を守るだけで、ほとんどの表示トラブルや審査エラーを防げます。

加えて、ファイル容量を10MB以下に抑え、プレビュー画面で比率が正しいか確認しましょう。

 

画質や形式の細かい調整にこだわるよりも、まずは公式推奨値で安定した運用を目指すのがKDP成功の近道です。

表紙は読者の第一印象を決める重要な要素です。

これまでの経験からも、シンプルで正確な設定ほど結果的に長く使えると感じています。

 

迷ったら公式ヘルプで最終確認/電子と紙は分けて設計

 

KDPは年に数回、仕様や審査基準が更新されます。

そのため、古いブログ記事や海外情報を参考にすると、現行仕様と異なる場合があります。

不安なときは、Amazon公式ヘルプの最新版で最終確認するのが一番確実です。

特に「電子書籍」と「ペーパーバック」は設計思想が違うため、同じデータを流用するのは避けましょう。

電子はピクセル基準、紙はミリ基準です。

この2つを分けて設計することが、KDP出版を安定させるコツです。

まずは基本設定を正しく守り、出版をスムーズに進めていきましょう。

 

───

【著者:石黒秀樹のプロフィール】

Kindle出版サポート歴5年。
これまでに、のべ600名以上の出版をサポートし、
サポートメンバー全体で累計5,000冊以上の出版実績があります。(2025年時点)

フル外注とAI活用により、初心者でも安心して出版できる再現性の高いステップをお伝えしています。

───

【出版サポートを希望される方へ】

・「フル外注AI式Kindle出版実践マニュアル」の無料プレゼント
・Kindle出版をゼロから学べる動画を公式LINEで配信中
・悩み相談・最新アップデートも随時シェア

AIと外注で“自分が作業しなくても印税を稼げる仕組み”を手に入れませんか?
『フル外注AI式Kindle出版 実践マニュアル』を今だけ無料プレゼント中📘

フル外注AI式Kindle出版 実践マニュアル
📱 最新の出版ノウハウをLINEで配信中!
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。