KDPで楽天銀行・PayPay銀行は使える?ネット銀行の対応状況
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPの印税を受け取る口座に、楽天銀行やPayPay銀行を指定できるのか迷う人は少なくありません。
結論として、楽天銀行もPayPay銀行も日本の銀行口座なので、KDPのロイヤリティ受取口座として登録できます。
ただし、KDP公式が「楽天銀行は対応」「PayPay銀行は対応」と銀行名ごとに保証しているわけではありません。判断の基準になるのは銀行名ではなく、登録した口座情報がKDP側で正常に確認されたかどうかです。
登録前に確認する情報、ネット銀行の扱い、口座確認が完了するまでの流れを順に整理します。
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楽天銀行・PayPay銀行はKDPの受取口座として登録できる
目次
KDPでは、日本にある銀行口座をロイヤリティの受取先として登録します。楽天銀行とPayPay銀行はどちらも銀行として金融機関コードや支店、口座番号を持つため、通常の受取口座として扱えます。
「ネット銀行だからKDPでは使えない」と一律に考える必要はありません。KDP用に特別な口座を新しく開設する必要もなく、普段使っている口座の情報をそのまま登録します。
楽天銀行は金融機関コード0036の口座情報を使う
楽天銀行の金融機関コードは0036です。支店名・支店コード・口座番号は利用者ごとに異なるため、自分の口座に割り当てられている情報を確認してください。
支店名と支店コードは別の情報として扱われます。ネット上の登録例をそのまま入力すると、他人の支店情報を使ってしまうことになります。
金融機関コードや支店名の考え方は、楽天銀行公式の銀行コード・支店名案内で確認できます。
PayPay銀行は金融機関コード0033で、PayPay残高とは別物
PayPay銀行の金融機関コードは0033です。楽天銀行と同じように、自分の支店情報と口座番号を確認して登録します。
ここで区別したいのが、決済サービスのPayPayとの違いです。KDPへ登録するのはPayPay銀行に開設した銀行口座であり、PayPayアプリ内の残高ではありません。
アプリに残高があることと、PayPay銀行の口座を持っていることは別です。名称ではなく、銀行口座として開設されているかどうかで判断してください。
金融機関コードなどは、PayPay銀行公式の金融機関コード案内に記載があります。
KDP公式に銀行名別の対応一覧はない
KDP公式には、利用できる日本の銀行を銀行名で並べた一覧は用意されていません。そのため、「Amazonが楽天銀行を個別に認定している」といった説明は正確ではありません。
KDPは登録された口座情報を確認したうえで、支払い可能な口座かどうかを判断する仕組みです。楽天銀行でもPayPay銀行でも、最終的な判断材料はKDP上で口座確認が完了しているかになります。
ネット銀行かどうかではなく口座の種類で判断する
口座を選ぶときに「ネット銀行か店舗型か」で分ける必要はありません。KDPで問題になるのは、その口座を銀行が直接提供しているかどうかです。
日本の銀行口座ならJPYで直接振込を受け取れる
KDP公式では、銀行所在地が日本の場合、ロイヤリティをJPYで直接振込する支払い方法が案内されています。海外の売上だからといって、必ず海外送金用の口座が必要になるわけではありません。
Amazon.co.jp以外のマーケットプレイスについても、支払い方法一覧に記載された範囲でJPYの直接振込を利用できます。現在の国別の支払い方法は、KDP公式の支払い方法一覧で確認してください。
銀行が開設する口座と決済代行会社の口座は扱いが異なる
ネット上で使える口座には、銀行が直接開設するものと、別の会社が管理するものがあります。KDPでは、預金取扱金融機関で開設した銀行口座と、決済代行会社が管理する口座を区別しています。
口座番号の形式が似ていても、同じ扱いになるとは限りません。楽天銀行やPayPay銀行は銀行そのものに開設する口座ですが、決済代行会社が提供する口座には別の条件が関係する場合があります。
該当しそうなサービスを使う場合は、KDP公式の決済代行会社プログラムFAQで現在の扱いを確認しておくと安全です。
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登録前に照合しておく口座情報
楽天銀行とPayPay銀行で、必要になる情報の種類は同じです。金融機関コード・支店情報・口座番号・口座名義を、実際の銀行口座と照合してから入力します。
| 確認項目 | 楽天銀行 | PayPay銀行 |
|---|---|---|
| 金融機関コード | 0036 | 0033 |
| 支店名・支店コード | 自分の口座情報で確認 | 自分の口座情報で確認 |
| 口座番号 | 自分の口座情報で確認 | 自分の口座情報で確認 |
| 口座名義 | 銀行登録情報と一致させる | 銀行登録情報と一致させる |
金融機関コードが合っていても、支店や口座番号が違えば確認は通りません。口座名義も、自己流で表記を変えず、銀行に登録されている情報に合わせます。
登録の手順そのものは、KDP公式の銀行口座を追加・更新する方法で確認できます。銀行情報を入力したあと、KDP側で口座確認が行われる流れです。
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登録後はKDPの口座確認が完了したかを確認する
情報を入力した時点では、まだ受け取り準備が整ったとは限りません。KDP側で支払い可能な口座として確認されたかどうかまで見てください。
口座確認には最大5営業日かかる場合がある
KDP公式では、銀行口座の確認に最大5営業日かかる場合があると案内されています。
登録直後に確認中の状態が続いていても、それだけで楽天銀行やPayPay銀行が使えないとは判断できません。入力内容に問題がなくても、確認完了まで待つ必要がある場合があります。
状態は「支払いの受け取り方法」の画面で確認します。初めて口座を登録したときほど、入力した直後ではなく、確認結果が出てから判断してください。
エラーが出たら入力情報から原因を切り分ける
エラーが表示されても、すぐに「この銀行はKDP非対応」と結論づけないようにします。まず金融機関コード・支店コード・口座番号・口座名義を、銀行側の情報と突き合わせます。
入力内容に誤りがないのに登録できない場合は、銀行以外の原因も考えられます。確認すべき項目は、KDPの銀行口座が登録できない原因と対処法にまとめています。
楽天銀行とPayPay銀行は普段の使いやすさで選んでよい
受取口座という点では、どちらか一方を優先する理由は特にありません。どちらも日本の銀行口座として登録できるため、入出金の管理や資金移動のしやすさで選べます。
KDPのために新しく口座を開設する必要があるとも限りません。すでに使っている口座があるなら、その情報を正しく登録して確認結果を見る方が早く済みます。
「楽天銀行なら必ず通る」「PayPay銀行なら絶対に問題ない」と言い切れるものではありませんが、ネット銀行という理由だけで使えないと考える必要もありません。銀行が直接開設した口座を使い、正しい情報を入力し、KDP側の確認完了まで確かめる。この3点を押さえておけば判断に迷いません。
【著者:石黒秀樹】
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