Kindle出版はやめとけと言われる理由とは?向いている人・向かない人
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
「Kindle出版はやめとけ」という意見を見て、始めるべきか迷っている人もいるでしょう。
結論として、Kindle出版は誰にとってもやめるべきものではなく、何を成果として求めるかで向き不向きが分かれます。
短期間で確実な収入を得たい人には向きにくく、自分の知識や経験を本にして長く改善していきたい人には選択肢になります。
この記事では、「やめとけ」と言われる理由をKDPの仕組みに沿って整理し、向いている人と向かない人を見分けるための条件を確認していきます。
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Kindle出版は「やめとけ」ではなく期待する成果で判断する
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基本・始め方 の記事一覧
目次
始めるかどうかを決めるときは、「簡単に出版できるか」ではなく「何を成果として求めるか」を先に整理すると判断しやすくなります。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)はAmazonのセルフ出版サービスで、電子書籍や紙の本を個人でも販売できます。ただし、出版すれば一定の売上が生まれる仕組みではありません。
| 始める前に期待していること | Kindle出版との相性 |
|---|---|
| 短期間で確実な収入を得たい | 向きにくい |
| 出版後は何もせず収益を得たい | 向きにくい |
| 知識や経験を本として残したい | 向いている |
| 内容や見せ方を長期的に改善できる | 向いている |
「稼げるか、稼げないか」の二択で考えると、自分に合うかどうかが見えにくくなります。求める成果と仕組みが合っているかで判断してください。
Kindle出版が「やめとけ」と言われる4つの理由
「やめとけ」と言われる背景にあるのは、KDPそのものの欠陥というより、始める前の期待と実際の仕組みとの差です。特に次の4点を確認しておきましょう。
- 出版しただけでは売上が保証されない
- 制作と品質管理を自分で行う必要がある
- 出版後も読者への伝わり方を見直す必要がある
- 売上の発生から入金まで時間差がある
出版しただけで売上が保証される仕組みではない
KDPを使えば個人でも本を出版できますが、「出版できること」と「売れること」は別です。Amazonが、出版したすべての本に販売数や収益を約束する制度ではありません。
そのため、1冊出版すれば自動的に副収入が生まれると考えて始めると、期待との差が大きくなります。
一方で「Kindle本は平均○冊しか売れない」「○冊出せば必ず稼げる」といった一律の基準も、KDPの仕組みとして定められているものではありません。出所のはっきりしない平均値だけで判断しないようにしましょう。
原稿・表紙・校正など制作と品質管理を自分で行う
KDPの出版サービス自体は無料で利用できます。ただし、無料で出版できることと、何の作業も必要ないことは同じではありません。
本として販売するまでには、少なくとも次の作業が発生します。
- 原稿を書き、読みやすい形へ整える
- 表紙を用意する
- 誤字や内容の誤りを確認する
- 他者の権利を侵害していないか確認する
KDPにはコンテンツや品質に関するガイドラインがあり、セルフ出版だから何を出してもよいわけではありません。読者を誤解させる内容や、読書体験を損なう状態の本には注意が必要です。
制作を自分で行えば金銭的な負担は抑えられますが、その分だけ確認作業は自分に残ります。
出版後も読者への伝わり方を改善する必要がある
本を公開した時点で、必ず読者に見つけてもらえるわけではありません。内容が良くても、どのような本なのかが伝わらなければ、購入や閲覧の判断につながりにくくなります。
そのため、タイトルや表紙、内容紹介などを含めて、読者から見たときの「本の伝わり方」を見直す姿勢が必要になります。
出版前に押さえておきたいKDP固有の注意事項は、KDPのデメリットと出版前に知るべき注意点で確認できます。
売上が発生してもすぐ入金されるわけではない
収益を目的にする場合は、入金までの時間も理解しておく必要があります。
KDPのロイヤリティは原則として、売上が報告された月の末日から約60日後に支払われます。外部流通分については、さらに時間がかかる場合があります。
つまり、本が売れた日と、口座へ入金される日は一致しません。働いた直後に報酬を受け取るタイプの副業とは、資金の流れが異なります。
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「無料・印税70%・Amazon独占」は条件を分けて確認する
Kindle出版について調べると、「無料で出版できる」「印税70%」「Amazon独占」といった言葉を目にします。ただし、この3つは同じ条件を指しているわけではありません。
KDP自体の仕組み、70%ロイヤリティの条件、KDPセレクトの条件は、それぞれ別に確認する必要があります。
| 項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 出版費用 | KDPのセルフ出版サービス自体は無料 |
| 電子書籍のロイヤリティ | 35%と70%があり、70%には条件がある |
| Amazonでの独占 | KDPセレクト参加中の電子版に関する条件 |
| KDPセレクト | 90日間のプログラムでKindle Unlimitedの対象になる |
利用料が無料でも制作の手間や外注費は発生する
KDPでは、電子書籍や紙の本を無料でセルフ出版できます。出版社へ高額な費用を支払わなければ本を出せない、という仕組みではありません。
ただし、「KDPの利用料が無料」と「本を作るコストがすべてゼロ」は別の話です。
原稿や表紙を自分で作れば外注費はかかりませんが、その分の時間と作業が必要です。反対に一部の工程を外部へ依頼すれば、依頼内容に応じた費用が生じます。「無料だからノーリスク」と考えず、時間も含めたコストで判断してください。
電子書籍の70%ロイヤリティには適用条件がある
KDPの電子書籍には、35%と70%のロイヤリティオプションがあります。販売価格の70%が、すべての本へ無条件で支払われるわけではありません。
Amazon.co.jpで70%を適用する場合は、価格などの条件に加えて、KDPセレクトへの登録が必要です。「Kindle出版なら印税70%」と覚えるのではなく、適用条件まで確認しましょう。
現在の条件は、Amazon KDP公式の電子書籍の価格設定情報で確認できます。どのような流れで収益が発生するかは、Kindle出版で稼ぐ仕組みと収益を伸ばす方法で整理しています。
90日間の独占はKDPセレクトを選んだ場合の条件
「Kindle出版をするとAmazonでしか電子書籍を売れない」という理解は正確ではありません。電子版の独占条件が関係するのは、任意のプログラムであるKDPセレクトへ登録した場合です。
KDPセレクトは90日間のプログラムで、登録した本はKindle Unlimitedの対象になります。その代わり、登録期間中は対象の電子版をAmazonで独占的に販売する条件があります。
独占を避けたいという理由でKindle出版そのものをやめる前に、自分がKDPセレクトを利用する必要があるかを確認してください。プログラムの現在の条件は、Amazon KDP公式のKDPセレクト情報に記載されています。
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Kindle出版に向かない人の3つの条件
向かないのは、短期間で確実な収入を得たい人、出版後は何もしたくない人、確認作業を負担に感じる人です。いずれも、KDPの仕組みと期待がかみ合いにくい条件といえます。
すぐに安定した副収入が必要な人
毎月決まった金額を早く得る必要がある場合、Kindle出版だけに頼るのは向いていません。販売数や読まれる量を事前に確定できないうえ、入金までにも時間差があるためです。
これは、Kindle出版で収益を得られないという意味ではありません。金額と時期が確定している働き方ではないため、短期収入を最優先する目的とは相性が良くない、ということです。
出版後は何もせず売れ続けてほしい人
一度公開すれば自動的に売れ続ける、という仕組みではありません。公開後も反応を見て、読者に内容が伝わっているかを確認する余地が残ります。
「出版すること」自体をゴールにすると、期待した結果との差が生まれやすくなります。完全に放置できる副業を探している場合は、Kindle出版を選ぶ目的から見直した方がよいでしょう。
品質や権利の確認を負担に感じる人
セルフ出版では、自分の判断で本を出せる一方、内容に対する責任も自分が負います。原稿の誤りに加え、読者を誤解させる表現や、他者の権利を侵害する要素がないかも確認が必要です。
こうした確認を省いて冊数だけを増やしたい場合、途中でつまずきやすくなります。出版を続けるうえで起こりやすい問題は、Kindle出版で失敗する人の共通点と続かない理由で確認できます。
Kindle出版に向いている人の3つの条件
向いているのは、文章を書くのが得意な人だけではありません。知識や経験を読者に役立つ形へ整理でき、結果を見ながら改善を続けられる人と相性があります。
自分の知識や経験を読者向けに整理できる人
自分にとって当たり前の知識でも、初めて知る人には役立つ情報になります。大切なのは、知っていることを並べるのではなく、読者が理解しやすい順番へ組み替えることです。
「自分が書きたいこと」を「読者が知りたいこと」へ置き換えられる人は、内容を形にしやすくなります。特別な肩書きの有無だけで適性が決まるわけではありません。
短期の売上だけで判断せず改善を続けられる人
1冊目の直後の結果だけで、向き不向きを結論づける必要はありません。何冊出せば稼げるという一律の基準もない以上、冊数や短期の売上より、改善を続けられるかで考える方が現実的です。
見直す対象は本文だけではなく、タイトル、表紙、内容紹介なども含まれます。試行錯誤を負担ではなく出版活動の一部と考えられる人に向いています。
収益以外にも本を残す価値を感じられる人
始める目的は、収益だけである必要はありません。自分の知識や経験を整理し、本という形で残すこと自体に意味を感じる人もいます。
収益だけを唯一の判断基準にすると、出版直後の数字だけで継続をやめる判断になりがちです。本を作ること自体にも意味を見いだしたうえで収益も目指すという考え方なら、短期の結果に左右されにくくなります。
制作そのものに不安がある場合は、Kindle出版で初心者がつまずく5つの壁と越え方も判断材料になります。
迷ったら収入の確実性・継続改善・出版目的の3つで判断する
始めるかどうかは、評判だけで決める必要はありません。収入の確実性、継続して改善できるか、出版する目的の3つに当てはめると、自分の期待と仕組みが合っているかを確認できます。
| 判断する項目 | 見送る方向 | 始める方向 |
|---|---|---|
| 収入の確実性 | 短期間で安定収入が必要 | 収益が保証されないことを理解できる |
| 継続改善 | 出版後は何もしたくない | 必要に応じて見直せる |
| 出版目的 | すぐ稼ぐことだけが目的 | 知識や経験を本にする価値も感じる |
3項目すべてが「始める方向」でなければ出版してはいけない、という意味ではありません。自分が何を期待しているのかを整理するための判断軸として使ってください。
今すぐ一定額の収入を得ることが最優先なら、Kindle出版は第一候補にしない方が無難です。「やめとけ」という意見が当てはまりやすいのは、この期待を持って始める場合といえます。
反対に、収益が保証されなくても知識や経験を本にして改善を続けたいなら、費用を抑えて始められる手段になります。実際に始めると決めた場合は、Kindle出版で副業を始める仕組みと収益化の流れで次の手順を確認してください。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)
AIとテンプレートを活用した、 再現性の高いKindle出版の仕組みをお伝えしています。
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📘最後までお読みいただき
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