KDPのASINとは?ISBNとの違いと確認方法を徹底解説
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPで出版すると、商品ページやKDPの管理画面で「ASIN」という番号を目にします。
ISBNも本を識別する番号なので、「どちらが自分の本の番号なのか」と迷いやすいところです。
結論からいうと、ASINはAmazonが商品を識別するための番号、ISBNは書籍を国際的に識別するための番号です。
どちらか一方を選ぶ番号ではなく、電子書籍とペーパーバックで使われ方が変わります。
この記事では、ASINの基本、ISBNとの違い、自分の本のASINを確認する手順の順に整理します。
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KDPのASINとは?Amazonの商品を識別する10桁の番号
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目次
ASINは、Amazonの商品を識別するために割り当てられる10桁の識別番号です。
正式名称は「Amazon Standard Identification Number」で、Amazonが取り扱う商品を区別する目的で使われます。
KDPで出版した本もAmazonで販売される商品のひとつなので、ASINが割り当てられます。
ASINは商品ページに表示されるだけでなく、KDPの本棚やレポートで本を特定するときにも使われます。
電子書籍にも紙書籍にもASINは割り当てられる
ASINとISBNは、「電子書籍用」と「紙書籍用」で分かれている番号ではありません。
Kindle電子書籍にもASINがあり、ISBNを持つ紙書籍にもAmazon上の識別情報としてASINが存在します。
そのため、ISBNを取得している本でASINが表示されていても、設定の誤りではありません。
ASINは自分で作成したり、任意の番号を決めたりするものではなく、Amazon側で割り当てられます。
ASINは必ず「B」から始まるわけではない
ASINは「Bから始まる10桁の番号」と説明されることがあります。
しかし、ASINが必ずBから始まるとは限りません。
一般の商品では英数字のASINが使われる一方、書籍では数字だけのASINになるケースがあります。
書籍によっては、10桁のISBNがそのままASINとして使われる例があるためです。
Bから始まる番号だけを探すと、自分の本のASINを見落とすおそれがあります。
先頭の文字で判断せず、KDP本棚やAmazonの商品ページに表示された「ASIN」という項目そのものを確認してください。
ASINとISBNの違いを比較して整理する
ASINとISBNの最も大きな違いは、何を識別する番号で、どこで使われるのかという点です。
ASINはAmazonの商品管理で使われ、ISBNは書籍の出版や流通で使われます。
| 比較項目 | ASIN | ISBN |
|---|---|---|
| 主な役割 | Amazonの商品を識別する | 書籍を識別する |
| 主な利用範囲 | Amazon | 書店・図書館・出版社・小売業者など |
| 番号 | 10桁 | 現在は13桁 |
| Kindle電子書籍 | 割り当てられる | KDPでの出版に必須ではない |
| ペーパーバック | Amazon上で使われる | 原則必要 |
ASINはAmazon内、ISBNは出版・流通全体で使われる
ASINはAmazonが商品を識別するための番号なので、利用される範囲は基本的にAmazon内です。
一方のISBNは、書籍を国際的に識別するための番号で、書店や図書館、出版社、小売業者などが管理に利用します。
KDP公式では、ISBNは978または979から始まる13桁の番号として案内されています。
ASINは「Amazon上のどの商品か」を示し、ISBNは「どの書籍か」を示すという違いがあります。
用途が異なるため、同じ本にASINとISBNの両方があっても矛盾しません。
Kindle電子書籍はISBNなしでも出版できる
KDPでKindle電子書籍を出版する場合、ISBNは必須ではありません。
KDPのISBNに関する公式ページでも、電子書籍の出版にISBNは必要ないと案内されています。
ISBNを取得していなくても、識別できる番号がなくなるわけではありません。
Amazon上ではASINが割り当てられ、その電子書籍を特定するために使われます。
なお、KDP公式のヘルプにはISBNの扱いについて表現の異なるページも見られます。
迷ったときは、KDP公式のISBNと出版社名に関するページのようなISBN専用の案内を基準に確認すると判断しやすくなります。
ペーパーバックは原則ISBNが必要でもASINはなくならない
ペーパーバックは、Kindle電子書籍とISBNの扱いが異なります。
KDPでは、ペーパーバックは原則としてISBNが必要です。
ただし、コンテンツの少ない本については、ISBNなしで出版する選択肢があります。
ISBNなしで出版した場合は、AmazonからASINが割り当てられます。
ISBNを設定して出版した場合も、Amazon上の商品としてASINは存在します。
紙書籍だから「ISBNだけ」、電子書籍だから「ASINだけ」と完全に分けることはできません。
無料ISBNや自前ISBNの選び方、ISBNが不要になる条件は、KDPのISBNと無料ISBN・自前ISBNの違いで確認してください。
書籍ではASINとISBN-10が同じ番号になるケースもある
ASINとISBNは役割の異なる番号ですが、表示される番号が同じになるケースもあります。
Amazonでは、書籍の10桁のISBNがASINとして利用される例があるためです。
紙書籍の商品ページで数字だけのASINが表示されても、異常とは限りません。
一方で、すべての紙書籍でASINとISBN-10が一致するわけでもありません。
現在のISBNは13桁で案内されているため、番号の見た目だけでASINかISBNかを判別しないようにしましょう。
電子書籍と紙版がAmazon上で別々の商品として表示される場合の対処は、KDPで電子書籍と紙版がリンクされない原因と対処方法にまとめています。
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KDPで自分の本のASINを確認する方法
自分の本のASINを調べるときは、まずKDP本棚を開く方法が分かりやすいです。
本棚のほかに、Amazonの商品詳細ページ、商品URL、KDPレポートからも確認できます。
KDP本棚で本のタイトル下を確認する
KDP公式では、本棚にある本のタイトルの下からASINを確認できると案内されています。
手順は次のとおりです。
- KDPへログインする
- 本棚から確認したい本を探す
- タイトル下に表示された情報からASINを読み取る
ISBNを設定している本では、ASINとISBNをあわせて確認できます。
本棚はASINの確認だけでなく、本の作成や編集、審査状況の確認にも使う画面です。
画面全体の見方は、KDPの本棚(Bookshelf)の見方と使い方で確認できます。
Amazonの商品詳細ページから確認する
出版済みの本であれば、Amazonの商品詳細ページに表示されたASINの項目から確認できます。
タイトルや著者名だけでは、似た商品や別フォーマットと区別しにくい場合があります。
そのようなときは、商品ページのASINまで照合すると対象の本を特定しやすくなります。
KDPへログインしていない状態でも使える確認方法です。
Amazon.co.jpの商品URLから確認する
商品URLの形式からASINを読み取れる場合もあります。
KDP公式では、Amazon.co.jpの商品への直接リンクを「amazon.co.jp/dp/ASIN」という形式で案内しています。
URLに「/dp/」が含まれていれば、その後ろの識別番号がASINにあたります。
商品ページを開いたまま確認できるため、複数の本のリンクを扱うときに便利です。
URLの形式については、KDP公式のWebサイトからのリンクに関する案内で確認できます。
この場合も先頭の文字だけで判断せず、10桁の識別番号全体を確認してください。
KDPレポートのASIN列から確認する
ASINは、KDPのレポートでも本を特定する情報として使われています。
KDP公式では、注文レポートや月別ロイヤリティレポートにASIN列があると案内されています。
販売やロイヤリティの数字と本を照合したいときは、レポートのASIN列を基準にすると確実です。
複数冊を出版している場合や、同じシリーズ名の本が並んでいる場合でも取り違えにくくなります。
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ASINとISBNで迷ったときの判断基準
ASINとISBNは、どちらを使うかを選ぶ番号ではなく、役割を分けて理解する番号です。
迷ったときは、次の順番で確認すると整理できます。
- 電子書籍か紙書籍かを確認する
- Kindle電子書籍なら、Amazonが割り当てるASINで識別される
- ペーパーバックなら、原則ISBNが必要で、Amazon上ではASINも使われる
- 番号の先頭文字や桁数ではなく、表示されている項目名で判断する
- 自分の本の番号を知りたいときは、KDP本棚のタイトル下を確認する
KDPで電子書籍を出版するために、ASINの代わりとしてISBNを取得する必要はありません。
紙書籍でも、ISBNを設定したからASINが不要になるという仕組みではありません。
用途が違う番号だと押さえておけば、商品ページや管理画面で複数の識別番号を見ても迷わずに対応できます。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
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