A+コンテンツの画像サイズとは?モジュール別の仕様を徹底解説
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
A+コンテンツの画像を作るとき、970×600pxという数値を目にすることがあります。
しかし、A+コンテンツの画像サイズはすべて共通ではありません。
970×600px、970×300px、300×300px、150×300pxのように、使用するモジュールごとに必要な寸法が決まっています。
この記事では、モジュール別の画像サイズ一覧、最小サイズと推奨サイズの違い、ファイル形式・容量・解像度の考え方までを順番に整理します。
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A+コンテンツに共通する万能な画像サイズはない
目次
KDPのA+コンテンツには17種類のモジュールが用意されており、1つのレイアウトへ最大5つまで追加できます。
大きな画像を1枚配置するもの、3枚を横に並べるもの、比較表へ小さな商品画像を入れるものなど、画像枠の形はモジュールごとに違います。
そのため、画像を先に完成させてから当てはめるのではなく、使うモジュールを決めてから寸法を確認する順番で進めると迷いにくくなります。
- 使用するモジュールを選ぶ
- そのモジュールの最小寸法と推奨寸法を確認する
- 必要な縦横比に合わせて画像を作成する
- KDPの作成画面に表示される現在の要件を確認してアップロードする
画像だけを先に作ると、選んだモジュールと縦横比が合わず、作り直しになる場合があります。
特に複数の画像を並べるモジュールでは、1枚分だけではなく、それぞれの画像枠の寸法を確認してから制作します。
A+コンテンツ自体の作成方法や登録手順は、Kindle出版のA+コンテンツの作り方・登録手順で確認できます。
970×600pxは1つのモジュールの寸法
970×600pxという数値自体は誤りではありません。
Amazon公式技術資料で、標準画像ヘッダー+テキストに対応する画像の最小寸法として示されている数値です。
ただし、これはそのモジュールに限った寸法であり、A+コンテンツ全体の基準ではありません。
横幅が同じ970pxでも高さが違うモジュールがあり、比較表やロゴに使う画像はさらに小さい寸法が指定されています。
A+コンテンツのモジュール別画像サイズ一覧
Amazon公式情報で確認できる代表的な画像寸法を整理すると、次のとおりです。
| モジュール・画像の種類 | 確認できる画像寸法 |
|---|---|
| 標準画像ヘッダー+テキスト | 970×600px以上 |
| 標準画像+テキストオーバーレイ | 970×300px以上/1940×600px推奨 |
| 標準3画像+テキスト | 各300×300px以上/600×600px推奨 |
| 4画像+テキスト | 各220×200px以上 |
| 4画像四分割型 | 各135×135px以上 |
| 標準比較表の商品画像 | 150×300px以上 |
| 会社・ブランドロゴ系画像 | 600×180px以上 |
| サイドバー型のメイン画像 | 300×400px以上 |
| サイドバー画像 | 300×175px以上 |
この表の数値を、すべてのモジュールへ共通適用しないことが前提になります。
横幅が同じでも高さまで同じとは限らない
ページの横幅を大きく使うタイプでは、970px幅の画像が使われます。
ただし、標準画像ヘッダー+テキストと、画像へテキストを重ねるオーバーレイ型では、必要な高さが異なります。
「横幅が970pxだから同じ画像を流用できる」と考えず、縦と横をセットで確認してください。
横長の1枚画像を使い回す予定がある場合は、上下が切れて文字が欠けないかも合わせて確認します。
複数画像モジュールは1枚あたりの寸法で考える
3画像や4画像を並べるモジュールでは、1枚あたりのサイズが大型画像より小さくなります。
注意したいのは、画像の枚数が同じでもレイアウトが違えば必要な寸法も変わる点です。
4枚を横に並べる形と、4分割して表示する形では、1枚あたりの基準が別々に定められています。
同じ素材から複数枚を書き出す場合は、使用するモジュールの画像枠を先に確認し、まとめて制作すると管理しやすくなります。
公式ページ間で表記が一致しない場合がある
一部のモジュールでは、KDP向けの公開例とAmazon公式技術資料で、名称や寸法の対応にずれがあります。
たとえば単一画像を横に配置するタイプでは、両者で確認できる寸法が一致しない部分があります。
そのため、一覧表だけを頼りに画像を量産せず、実際に選択したモジュールの画像欄に表示される条件を最後に確認してください。
モジュールごとの見え方は、KDP公式のA+コンテンツの例でも確認できます。
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最小サイズと推奨サイズは分けて考える
A+画像には、最小寸法と推奨寸法の両方が示されているモジュールがあります。
最小寸法は「これを下回ると使えない」という下限で、推奨寸法は「この大きさで作ると表示が安定しやすい」という目安です。
元画像に十分な品質があるなら、最小寸法ちょうどではなく推奨寸法を基準に作成する方が判断しやすくなります。
最小ピクセル数を満たしても高画質になるとは限らない
ピクセル数は、画像品質そのものを保証する数値ではありません。
必要な縦横サイズを満たしていても、元画像が粗ければ見やすい画像にはなりません。
特に、小さな画像を引き伸ばして指定ピクセル数だけ合わせる方法には注意が必要です。
数字の上でサイズを大きくしても、元画像に存在しない細部が鮮明になることはありません。
KDPではぼやけた画像や低品質な画像を避ける必要があるため、ピクセル数と実際の見え方は別々に確認してください。
アップロードした画像はKDP側で自動調整されない
KDP公式では、アップロードした画像がKDP側で適切なサイズへリサイズされるわけではないと案内されています。
そのため、画像ファイル自体を必要な寸法で準備することが前提になります。
たとえば970×600pxが必要な枠へ小さな画像を上げて、KDP側の拡大に任せる作り方はできません。
同じ素材を複数のモジュールへ使う場合も、それぞれの縦横比に合わせて別々に書き出す方が安全です。
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A+画像のファイル形式・容量・解像度
A+コンテンツでは、ピクセル数だけでなく、画像形式・容量・解像度も確認します。
公式情報を整理すると、作成時の考え方は次のとおりです。
| 確認項目 | 作成時の考え方 |
|---|---|
| カラーモード | RGBを使用する |
| ファイル形式 | JPG・PNGを基本にする |
| ファイル容量 | 2MB未満を安全側の基準にする |
| 解像度 | 300PPI推奨を目安に高品質な元画像を用意する |
| 最終確認 | KDP作成画面に表示される要件を確認する |
画像はRGBのJPG・PNGを基本にする
KDP公式ガイドラインでは、A+コンテンツに使用する画像はRGBを使用するよう案内されています。
印刷用のCMYKではなく、RGBで書き出した画像を準備してください。
ファイル形式について、日本語版ガイドラインではjpg・bmp・pngが記載されています。
一方で、A+作成ページや各モジュールの例では主にJPG・PNGが案内されているため、この2つを基本にすると迷いません。
画像を書き出すときは、寸法だけでなくカラーモードと保存形式も一緒に確認しましょう。
現在の画像要件は、KDP公式のA+コンテンツガイドラインでも確認できます。
ファイル容量は2MB未満を安全側の基準にする
容量については、KDP公式情報の記載に差があります。
公式ガイドラインでは各画像ファイルを2MB未満とする案内があり、モジュール例では最大3MBと記載されている箇所もあります。
そのため、すべてのA+画像が3MBまで使えると一律に判断することはできません。
作成時は2MB未満を基準にしておき、アップロード画面に表示される条件を最後に確認する流れが安全です。
容量を小さくする場合も、圧縮しすぎて文字や写真がぼやけないように調整します。
解像度は300PPI推奨を目安にする
解像度についても、KDP公式ページには異なる表現があります。
ガイドラインでは72dpi以上という記載がある一方、作成ページでは最低300PPIで保存することが最良と案内されています。
さらに、200DPI未満の画像は低解像度とみなされるという案内もあります。
数値だけを見ると迷いやすいため、300PPI推奨を目安に、十分な品質の元画像を用意すると考えると整理できます。
なお、画像ファイルのDPIやPPIの数値だけを書き換えても、元画像の画質が上がるわけではありません。
アップロード前にサイズ以外の見やすさも確認する
指定されたピクセル数を満たしても、商品ページで読みにくい画像では役割を果たしません。
特に画像内へ文字を入れる場合は、PCとモバイルの両方での見え方を確認します。
モバイル表示で文字が読めるか確認する
大きな画像をPCで編集していると、画像内の文字は十分な大きさに見えます。
しかし、商品ページをスマートフォンで表示すると、同じ文字がかなり小さく見える場合があります。
縮小表示されても内容を理解できるかという視点で確認してください。
文字量を詰め込みすぎていないか、重要な情報を小さな文字に押し込んでいないかも見直します。
また、意味のある画像には適切な代替テキストも必要とされています。
画像の品質や表現が原因で提出できない場合は、KDPのA+コンテンツが却下される原因と修正方法で対処法を確認できます。
アップロード前のチェックリスト
- 使用するモジュールの画像枠に合った縦横サイズになっているか
- 最小寸法だけでなく、推奨寸法の有無を確認したか
- RGBのJPGまたはPNGで書き出しているか
- ファイル容量が2MB未満に収まっているか
- 拡大して作った画像や、ぼやけた画像を使っていないか
- 画像内の文字がモバイルでも読める大きさか
- KDPの作成画面に表示されている現在の条件と一致しているか
公開されている公式仕様を基準に作成し、最後はKDPの作成画面で実際の条件を確認してからアップロードしてください。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)
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