のべ600名以上・累計5,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPで電子書籍を出版しようとすると、多くの人が最初につまずくのが「表紙のサイズ」です。
Amazonの公式ガイドラインを見ても、数字や単位が多く、どれを選べば正しいのか分かりにくいですよね。
この記事では、Amazon.co.jp向けのKDP電子書籍で推奨されている表紙サイズと、その理由をわかりやすく解説します。
初心者でも迷わないように、具体的なサイズ設定からよくある失敗例まで、実務経験をもとに整理しました。
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KDPの表紙サイズとは?Amazon公式が推奨する基準を解説
目次
- 1 KDPの表紙サイズとは?Amazon公式が推奨する基準を解説
- 1.1 KDP表紙サイズの基本:推奨は2560×1600ピクセル(比率1.6:1)
- 1.2 画像形式と解像度の推奨設定:JPEG推奨・300PPIが目安
- 1.3 表紙サイズに関するよくある誤解と注意点
- 1.4 白背景や淡色デザインで起きやすい「輪郭が消える」問題と対処法
- 1.5 小さすぎる画像サイズがもたらすリジェクトや画質低下のリスク
- 1.6 端末表示で見やすくするための文字サイズと配置バランス
- 1.7 Canva・Photoshopなど主要ツールでの設定方法
- 1.8 KDPのアップロード画面でエラーが出たときのチェック項目
- 1.9 推奨サイズに合わせてリサイズ・トリミングする方法
- 1.10 電子書籍との違い:背幅・裁ち落とし・テンプレート計算の考え方
- 1.11 KDPカバー計算ツールの使い方と注意点(公式ヘルプ要確認)
- 1.12 最初に覚えるべきは「2560×1600/比率1.6:1」だけ
- 1.13 迷ったら公式ヘルプで最終確認を!電子と紙は分けて考える
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)の表紙サイズとは、電子書籍をAmazonのKindleストアに公開するときに表示される「表紙画像」の推奨寸法を指します。
Amazonでは公式ヘルプページでピクセル単位の基準を定めていますが、英語や単位の違いで混乱する人が多いのが実情です。
ここでは、実際にAmazon.co.jpで出版経験のある人の視点から、初心者にも理解しやすいように解説します。
KDP表紙サイズの基本:推奨は2560×1600ピクセル(比率1.6:1)
KDP公式が推奨している電子書籍の表紙サイズは、**2560×1600ピクセル**です。
この数値は縦横比1.6:1(縦が長い)を基準とした縦長の長方形で、Kindle端末やスマホで見たときに最も自然に表示される比率とされています。
この「1.6:1」を守っておけば、解像度を多少変更してもバランスが崩れにくく、サムネイル表示でも美しく見えます。
一方、最小サイズは1000×625ピクセル、最大は10,000ピクセルとされていますが、公式ヘルプでは上限値の明示が変わる場合があります(公式ヘルプ要確認)。
ただし、最小に近いサイズではAmazonの品質チェックで「低解像度」と判断される場合もあるため、実務的には**2560×1600pxをそのまま採用するのが安全**です。
私はこれまで数十冊のKDP電子書籍を出版してきましたが、この設定でトラブルになったことは一度もありません。
それでも不安な場合は、KDP公式の最新ヘルプページを確認しておくと確実です。
表紙全体のピクセル基準は、『Kindle出版の画像サイズとは?表紙と本文の最適解を徹底解説』 でも詳しく確認できます。
画像形式と解像度の推奨設定:JPEG推奨・300PPIが目安
画像のファイル形式は、**JPEG**または**TIFF**が利用可能です。
KDP公式でもJPEGが推奨されており、ファイルサイズと画質のバランスが取りやすいのが理由です。
解像度は**300PPI(ピクセル・パー・インチ)**が理想的とされています。
これは印刷品質にも対応できるレベルで、端末上でくっきりとした文字や細部を再現できます。
一方、72PPIや150PPIでも表示自体はされますが、拡大時にぼやけたり、Amazonの自動リサイズで品質が落ちる場合があります。
現場の感覚としては、JPEG形式で2560×1600ピクセルを基準にし、解像度は300PPI前後を目安に設定すると安定します。
もし画像が重すぎてアップロードできない場合は、圧縮ツールを使ってファイル容量を落とすと良いでしょう。
表紙サイズに関するよくある誤解と注意点
KDPの表紙サイズでは、いくつかの誤解が非常に多いです。
まず多いのが、**「電子書籍の表紙とペーパーバックのカバーは同じサイズでOK」**と思い込むケースです。
実際には、電子は「ピクセル」で管理されるのに対し、紙(ペーパーバック)は「mmやインチ」で裁ち落としや背幅を含めて計算します。
このため、電子書籍の表紙をそのまま紙版に使うと、余白や文字切れが起きることがあります。
もうひとつの誤解は、**背景が白い画像をそのまま使うと安全**という思い込みです。
白背景のままアップすると、表示環境によっては枠が見えなくなり、ページと一体化してしまうことがあります。
この場合は、**薄いグレーや淡い色の枠線を3〜4ピクセルほど追加**しておくと、Amazon上でも自然に表示されます。
最後に、あまりにも小さいサイズの画像をアップすると、リジェクト(審査通過不可)になる場合があります。
KDPでは明確に「最小1000×625ピクセル以上」と定めていますが、実際には**1600×1000px未満の画像は画質チェックで弾かれる可能性がある**ため注意が必要です。
私自身も過去に一度、旧サイズで提出して画質警告を受けた経験があります。
その経験から言えるのは、「公式推奨サイズを守ることが、結局いちばん早く安全」ということです。
電子と紙を同じデータで扱う際の注意点は、『Kindle出版でPDFは使える?電子書籍と紙版の違いを徹底解説』 でも整理されています。
電子書籍の表紙は、読者の第一印象を決めるとても重要な要素です。
どんなに内容が良くても、表紙が不鮮明だったりバランスが悪いと、クリックされる確率が下がってしまいます。
ここでは、KDPで電子書籍を公開する際に注意すべきデザイン面の実務ポイントを3つに分けて紹介します。
私自身も過去に、ほんの些細な設定ミスで審査に引っかかったことがあるので、その経験も踏まえて解説します。
白背景や淡色デザインで起きやすい「輪郭が消える」問題と対処法
白や淡い色を基調にした表紙は清潔感がありますが、KDPでは意外な落とし穴があります。
Amazonのストア背景が白系で統一されているため、白背景の表紙は境界線が見えにくくなり、「画像が欠けている」ように見えることがあるのです。
特に、文字の縁や図形の端が背景に溶け込むように見えてしまうケースは多く、審査で指摘されることもあります。
この対策としておすすめなのが、「ごく薄いグレー」や「淡いベージュ」などの細い枠線を追加する方法です。
線の太さは3〜4ピクセルで十分で、見た目の印象を損なわずに自然に輪郭を強調できます。
また、白背景でも中央寄せのデザインにすると、余白が自然な「フチ」として機能し、目立ちやすくなります。
実際に私が制作した作品では、1ピクセルだけ薄い影を加えるだけでサムネイルの印象が大きく変わりました。
小さな工夫ですが、クリック率を安定させる効果があります。
小さすぎる画像サイズがもたらすリジェクトや画質低下のリスク
KDPの審査では、画像サイズが小さすぎると「低解像度」とみなされることがあります。
公式では最小サイズを1000×625ピクセルとしていますが、実務上は1600×1000ピクセル未満の画像は危険ラインです。
解像度が足りないと、サムネイル表示でぼやけたり、Kindle端末で粗く見えることがあります。
また、Amazonの自動リサイズ機能が働くと、画像の一部が引き伸ばされて不自然になるケースもあります。
とくに文字や細い線が入った表紙では、その歪みが目立ちやすく、読者の印象を損ねる要因になります。
安全策としては、2560×1600ピクセル・300PPI(ピクセル密度)を基準に作成することです。
私は一度、横幅を削った軽量版をアップした際に警告メールを受けたことがありました。
それ以降は、多少容量が大きくても推奨値を守るようにしています。
結果的に審査もスムーズで、表示も美しくなりました。
端末表示で見やすくするための文字サイズと配置バランス
Kindleの表紙で意外に難しいのが「文字の見え方」です。
PCやデザインソフトではちょうど良く見えても、スマホのサムネイルでは文字が読めないことがあります。
そのため、タイトル文字は全体の高さの30〜40%程度を占める大きさが理想です。
副題や著者名はやや小さくして、中央よりやや上に配置するとバランスが取れます。
また、背景と文字のコントラストをしっかりつけることも大切です。
薄い背景に白文字を載せると、画面上では文字が沈んでしまいます。
この場合、影や縁取りをうっすらつけると読みやすさが格段に上がります。
私の経験では、フォントを変えるよりも「文字間を詰める」「縁を少し濃くする」だけで印象が引き締まります。
こうした小さな調整が、クリック率の差につながります。
見た目を整えるよりも、まず「スマホで読めるか」を最優先にチェックするのがポイントです。
KDPの表紙づくりは、慣れてしまえばとてもシンプルです。
ただし、最初の設定を間違えると「ぼやける」「端が切れる」「アップロードでエラー」など、思わぬトラブルが起こります。
ここでは、初心者でも確実に失敗しないKDP表紙サイズの作成手順を、実際のツール操作をイメージしながら解説します。
私自身も最初の数冊で設定ミスを経験しましたが、ここで紹介する手順に変えてからは、すべて一発で通るようになりました。
Canva・Photoshopなど主要ツールでの設定方法
まず、デザインツールの設定から始めましょう。
Canvaを使う場合は、カスタムサイズを「2560×1600ピクセル」に設定します。
単位を「px(ピクセル)」にするのを忘れないでください。
このサイズで作成すれば、KDPの推奨比率(1.6:1)を自動的に満たします。
Canvaでは無料版でも十分対応可能で、テンプレートを使えば初心者でもレイアウトが整いやすいです。
Photoshopの場合は、新規作成画面で「幅1600px」「高さ2560px」「解像度300PPI」を入力します。
カラーモードはRGB、背景は白または透明に設定しておくとよいでしょう。
作成後は、JPEG形式で保存します。
JPEGは容量が軽く、KDPへのアップロード時にもエラーが出にくい形式です。
TIFF形式も対応していますが、容量が大きく処理が重くなるため、一般的にはJPEGを推奨します。
私も最初のうちはTIFFで提出していましたが、容量制限で弾かれたことがあり、今はすべてJPEGに統一しています。
KDPのアップロード画面でエラーが出たときのチェック項目
KDPの表紙アップロードで「エラーが出ました」というメッセージが出る場合、原因の多くは3つです。
1つ目は、画像サイズが小さすぎるケースです。
最小基準の1000×625ピクセルを下回っていないか確認しましょう。
2つ目は、ファイル形式の誤りです。
JPEGかTIFF以外(PNGなど)をアップすると、受け付けられないことがあります。
3つ目は、ファイル容量が大きすぎるパターンです。
KDPではアップロード可能な画像ファイルの容量に上限があり、目安として50MB以下が推奨です(公式ヘルプ要確認)。
高画質にこだわりすぎて容量オーバーになる人も多いので、圧縮ツールで調整しましょう。
もしそれでも解決しない場合は、画像の縦横比が1.6:1からずれていないか確認してください。
縦横比がずれると、自動トリミングで上下が切れることがあります。
また、KDPは定期的に仕様を更新しているため、念のため公式ヘルプページの最新情報もチェックしておくと安心です。
表紙設定の不備が原因で審査が止まる場合は、『Kindle出版のブロックとは?原因と解除手順を徹底解説』 もチェックしておくと安全です。
推奨サイズに合わせてリサイズ・トリミングする方法
すでに作った画像をKDPに合うように調整したい場合は、「リサイズ」と「トリミング」を使います。
Canvaなら「サイズを変更」ボタンで簡単に調整できます。
「幅1600×高さ2560」にリサイズし、余白ができたら上下をトリミングして比率を合わせます。
Photoshopの場合は「画像のサイズ変更」で数値を入力し、必要に応じてキャンバスサイズを拡張します。
トリミングツールで1.6:1の比率を指定すれば、正確に整えることができます。
もし文字やイラストが端ギリギリにある場合、余白を少し増やしてからリサイズすると安全です。
このひと手間で、KDP上での見え方が大きく変わります。
私がよく使うコツは、完成後に一度スマホで表示を確認すること。
端末によって表示が微妙に異なるため、実機やプレビュー機能で確認することをおすすめします。
最後に保存形式をJPEGにしておけば、ほぼ確実に通ります。
この手順を守るだけで、KDPの表紙は一度で通る完成度に仕上がります。
電子書籍の表紙サイズを理解したあと、多くの人が次に悩むのが「ペーパーバック(紙の本)のカバーサイズ」です。
実は、電子書籍とペーパーバックではサイズの考え方がまったく異なります。
ここでは、KDPで紙版を出すときに知っておくべき違いと、正しいサイズ計算のポイントを補足的に紹介します。
電子中心で出版している方でも、将来的に紙版を追加する可能性があるなら、ここで一度整理しておくと安心です。
電子書籍との違い:背幅・裁ち落とし・テンプレート計算の考え方
電子書籍の表紙は「1枚の画像(表1)」ですが、ペーパーバックは「表1(表紙)+背+裏(表4)」をすべて含んだ「フルカバー」を作る必要があります。
つまり、背幅(せはば)という概念が追加されるのが大きな違いです。
背幅とは、紙の厚さとページ数によって決まる部分で、ページ数が増えるほど背が太くなります。
KDPでは用紙の種類(白・クリーム・カラー)ごとに厚みが異なるため、背幅は自動では決まりません。
また、印刷時には「裁ち落とし(塗り足し)」と呼ばれる余白を上下左右に約3.2mmずつ設ける必要があります。
これは製本時にわずかなズレが生じても、白い縁が出ないようにするための安全領域です。
電子書籍ではピクセルで管理しますが、紙ではミリ単位で設計します。
そのため、縦横比ではなく「判型(例:A5、B6)」+「ページ数」+「塗り足し」をもとにサイズを計算する仕組みになっています。
私も最初の紙版で、背幅を考慮せずに作った結果、文字が背にずれて印刷されたことがあります。
この経験から言えるのは、紙版ではテンプレートを使って設計するのが最も確実ということです。
KDPカバー計算ツールの使い方と注意点(公式ヘルプ要確認)
KDPでは、公式の「カバー計算ツール(Cover Calculator)」が提供されています。
ページ数と判型、用紙色を入力すると、自動で「表紙・背・裏・塗り足し込み」の正確な寸法を算出してくれます。
さらに、テンプレート(PNGまたはPDF形式)もダウンロードでき、これをCanvaやPhotoshopに読み込めば、ガイド線に沿って安全にデザインできます。
使い方は簡単ですが、注意したいのは「ページ数を確定させてから使う」ことです。
原稿のページ数が変わると背幅も変わり、テンプレートもズレてしまいます。
私自身、試し刷りの段階でページ数を後から増やしたことで、再度テンプレートを作り直す羽目になりました。
また、ツールは米国仕様で表示される場合もあるため、単位がインチになっていることがあります。
その際は日本版KDPヘルプページのリンクから最新版を使うか、「1インチ=25.4mm」で換算すると良いでしょう。
最後に、カバー計算ツールは常に更新されています。
仕様変更の可能性もあるため、テンプレートをダウンロードする前に「公式ヘルプ要確認」を忘れないようにしてください。
こうした工程を理解しておけば、電子と紙の両方で安定したクオリティの表紙が作れます。
ここまで、KDPの表紙サイズに関する基本と注意点を解説してきました。
サイズ設定は地味に見えて、実は審査通過や販売ページでの印象を左右する重要な要素です。
私も最初は何度かエラーに悩まされましたが、正しい基準を理解してからはスムーズに出版できるようになりました。
最後に、要点を整理しておきましょう。
最初に覚えるべきは「2560×1600/比率1.6:1」だけ
KDP電子書籍の表紙は、まず「2560×1600ピクセル」「比率1.6:1」を押さえておけば十分です。
この設定を基準にしておけば、画質や端末表示で問題が起きることはほぼありません。
細かい設定を変えるよりも、推奨サイズを守るほうが安全で確実です。
また、ファイル形式はJPEGを選び、解像度は300PPIを目安にしておきましょう。
この3点(サイズ・比率・形式)を守ることで、KDPの自動変換にも対応でき、仕上がりが安定します。
私の経験上も、この組み合わせが最もトラブルが少なく、審査通過率が高いと感じています。
迷ったら公式ヘルプで最終確認を!電子と紙は分けて考える
KDPの仕様は、年に数回更新されることがあります。
そのため、ネット上の古い情報を参考にすると、現在の基準とズレていることもあります。
不安なときは、Amazon KDP公式ヘルプの最新版を確認するのが一番確実です。
特に「電子書籍」と「ペーパーバック」は設計基準がまったく異なります。
電子はピクセル基準、紙はミリやインチ基準で背幅・裁ち落としが必要です。
混同してしまうと、印刷エラーやデザイン崩れの原因になります。
出版の第一歩としては、まず電子書籍から始め、慣れてから紙版に挑戦するのがおすすめです。
表紙サイズの設定は、一度理解すれば一生使えるスキルです。
あなたの本をより魅力的に見せるためにも、今のうちに正しい基準を身につけておきましょう。
【著者:石黒秀樹のプロフィール】
Kindle出版サポート歴5年。
これまでに、のべ600名以上の出版をサポートし、
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