Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

Kindle本に表を入れるとき、「Wordで作った表はそのまま使えるのか」「スマホで崩れないか」と迷いやすいところです。

崩れるくらいなら最初から画像にした方がよい、と考える人もいるかもしれません。

しかし現在のKDPでは、表形式のデータは画像ではなく通常の表として作ることが基本です。

横長で読みにくい場合は、画像化する前に列数や文章量を減らし、それでも収まらなければ表を分割します。

この記事では、Kindleの表の基本的な考え方、WordとEPUBでの作り方、大きな表の分割方法、スマホ表示での確認手順を順番にまとめます。

▶ 制作の具体的な進め方を知りたい方はこちらからチェックできます:
制作ノウハウ の記事一覧

📘Kindle出版をもっと楽に続けたい方へ

この無料電子書籍では、

✓ AIにコピペするだけで出版する方法
✓ 1冊29分で本を増やす仕組み
✓ 本が増えるほど印税が積み上がる考え方

その仕組みをまとめています。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

Kindleの表は画像化せず、シンプルな構造で作る

Kindle本の表は、必要な情報を少ない行と列で整理したシンプルな構造にすることが基本です。

スマホで読みにくいときも、すぐ画像へ差し替えるのではなく、簡略化と分割から検討します。

確認する順番 行うこと
1 本当に表形式で示す必要がある情報か確認する
2 列数・セル内の文章量・結合セルを減らす
3 横長・大規模なら複数の表へ分割する
4 レイアウト保持が必要な場合だけ画像化を検討する
5 変換後にスマホ表示を中心に確認する

「表を崩さない」ことより、画面サイズが変わっても内容を読める構造にすると考えると判断しやすくなります。

リフロー型のKindleでは表の見た目を固定できない

一般的なKindle本はリフロー型です。リフロー型とは、画面幅や文字サイズの設定に合わせて、文章の折り返し位置が変わる形式を指します。

そのため、Wordや編集画面で整えた表の見た目が、読者の端末でも同じ比率で表示されるとは限りません。

Kindleの表は、紙面のレイアウトを固定するものではなく、行と列の関係から情報を理解するためのものと考えてください。

文章の位置をそろえる目的だけで表を使う方法は避けます。

表形式のデータは画像ではなく通常の表で作る

KDPでは、表形式のコンテンツについて、画像ではなくHTMLの表レイアウトが推奨されています。

数字や条件を行と列で比較する内容なら、通常の表として作りましょう。

表を画像にすると見た目は固定できますが、HTMLの表のように内容や画面幅へ合わせて表示を調整できません。

また、表画像は支援技術から表の構造を読み取れないという問題もあります。読み上げ環境への対応は、Kindle本をスクリーンリーダー対応にする方法を徹底解説で確認してください。

表に関するKDPの現在の基準は、KDP公式の表のガイドラインで確認できます。

KDPが示す表の目安と上限を先に把握する

表を作り込む前に、KDPが案内している目安を確認しておくと、あとから作り直す手間を減らせます。

項目 KDPで案内されている内容
行数 100行未満が推奨
列数 10列未満が推奨
セル数 1,800を超える表はサポート対象外
文字数 20,000を超える表はサポート対象外
セルの中身 段落全体の長文や大きな写真は入れない

推奨値の範囲内であれば必ず読みやすい、という意味ではありません。

実際の読みやすさは、内容と変換後の表示を見ながら判断します。

スマホで読みにくい表は列数・文章量・結合セルを減らす

パソコンでは問題なく見える表でも、スマホでは横幅が足りず読みにくくなることがあります。

特に見直したいのは、列数、セル内の文章量、複雑なセル結合の3点です。

横幅へ収めるために文字だけを極端に小さくするのではなく、不要な列そのものを減らします。

セル内に長い説明文がある場合は、その部分を本文へ移せないか検討してください。

内容を整理しても大きすぎる場合は、1つの表へ無理に収めず、複数の表へ分割します。

WordでKindle本の表を作る手順

Wordでは、通常の「表」機能を使い、必要な行と列だけの表を作ります。

最初から凝ったデザインを作り込まず、データ構造を分かりやすくすることを優先しましょう。

DOCXはKDPへ入稿できますが、複雑な書式がすべて同じ見た目で変換されるとは限りません。

「挿入」から「表」を選び、必要な行数・列数だけ作成する

Wordのメニューで「挿入」を開き、「表」から必要な行数と列数を指定して作成します。

たとえば3項目を比較するだけなら、それ以上に列を増やす必要はありません。

情報を整理してから、最小限の行と列で組み立てると、スマホでも読みやすくなります。

見た目を整える目的で空の列を作ったり、本文の位置調整のためにセルを増やしたりする方法は避けましょう。

目標はWord上の見た目を固定することではなく、Kindleへ変換したあとも内容を追えるようにすることです。

セル内へ長文や大きな画像を詰め込まない

表のセルは、長い説明文を入れる場所には向いていません。

文章量が増えるほどセルが縦長になり、画面の小さい端末では表全体を把握しにくくなります。

表には比較に必要な情報だけを残し、詳しい説明は本文へ分けると読みやすくなります。

画像についても、大きな写真をセルの中へ詰め込む構成は避けてください。

表の中だけで全部説明しようとせず、表と本文で役割を分担しましょう。

複雑なセル結合とレイアウト固定に頼らない

Wordではセルを結合して複雑な表を作れますが、Kindle向けでは必要最小限にします。

結合が増えるほど、画面幅や変換結果によって読みづらくなる可能性があります。

また、Word上で整って見えることと、Kindle上で同じ表示になることは別です。

DOCXの複雑な書式は正しく変換されない場合があるため、変換後に確認する前提で作成してください。

Word原稿全体の見出しや目次などの設定は、Kindle出版のWord設定で詳しく確認できます。

📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ

AIにコピペするだけで、
kindle出版が1冊29分。

その仕組みをまとめた 無料電子書籍をプレゼントしています。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

EPUBではHTMLのtableタグで表を作る

EPUBを直接作成・編集する場合は、HTMLのtable要素を使って行と列を構造化します。

画像で見た目だけを再現するのではなく、表であることをデータとして示せる点が違いです。

table・tr・th・tdで行と列を構造化する

表全体を<table>で囲み、1行を<tr>で作成します。

見出しにあたるセルには<th>、通常のデータセルには<td>を使い分けます。

どこが見出しで、どこがデータなのかが分かる構造にすることが基本です。

体裁をそろえる目的で不要なセルを追加するのではなく、実際のデータの関係に沿って組み立てます。

列数が増えすぎる場合は、CSSなどで無理に押し込むより、表自体を分ける方法から検討してください。

thead・tbody・tfootで見出しとデータを分ける

表の内容に応じて、<thead>、<tbody>、<tfoot>で構造を分けられます。

KDPでは、Enhanced Typesetting向けの表でこれらの構造が推奨されています。Enhanced Typesettingは、表や画像などの表示を改善するKindleの組版機能です。

見出し部分とデータ部分を区別しておくと、表としての構造が明確になります。

ただし、小さな表にまで複雑な構造を追加すること自体が目的ではありません。情報量や表の役割に合わせ、必要な構造だけを使います。

なお、Enhanced Typesettingが有効な電子書籍では、4列以上の表で表ビューアを利用できる場合があります。

すべての電子書籍で同じ機能が使えるとは限らないため、表ビューアがある前提の設計にはしないでください。

colspan・rowspanを使う複合表は最小限にする

colspan属性やrowspan属性を使えば、複数の列や行にまたがるセルを作れます。

ただし、複合的な表は必要な場合だけ使うのが基本です。

KDPでは、colspanやrowspanの値が実際の列数・行数を超えないよう案内されています。

また、Enhanced Typesettingでは複合表がサポートされていません。

表の意味を保てるのであれば、複雑な結合を使うより、単純な表へ分けた方が確認しやすくなります。

EPUBそのものの対応形式や選び方は、Kindle出版のファイル形式とEPUBの選び方で確認してください。

📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ

AIにコピペするだけで、
出版29分(表紙3分)。

こんな本が作れる仕組みを
無料電子書籍で公開中です。

[1冊29分で本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

📱 最新の出版ノウハウをLINEで配信中!
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。

横長・大きな表は意味のまとまりごとに分割する

横幅やデータ量が大きい表は、情報を削りすぎるのではなく、意味のまとまりで分割します。

どこで分けるかは、列が多いのか、行が多いのか、画像の表なのかによって変わります。

表の状態 主な対処
列が多く横長になる 比較項目を複数グループに分ける
行が多く縦長になる データを複数の表に分ける
セル内の文章が多い 詳しい説明を本文へ移す
結合セルが複雑 単純な複数表への変更を検討する
画像化が必要 1枚に詰め込まず画像自体を分割する

列が多い表は比較項目ごとに横方向へ分ける

スマホで特に問題になりやすいのが、列数の多い横長の表です。

大量の横移動が必要になる場合は、比較項目をグループに分けて複数の表にすると読みやすくなります。

1つの表で10項目を並べる必然性がないなら、関連する項目ごとに表を分けましょう。

分割したあとも、何を比較している表なのか分かるよう、必要な見出しは残してください。

左右に切っただけで見出し情報が失われると、後半の表だけを見たときに意味が分からなくなります。

行が多い表は分けて見出し行を付け直す

列構成が同じでも、行数が非常に多い表は閲覧しづらくなります。

その場合は、カテゴリーやデータのまとまりごとに複数の表へ分けます。

分割後のどの表にも見出し行を付け、単独で内容を判断できる状態にしましょう。

推奨されている100行未満に収まっていても、目的の情報を探しにくい状態なら、分割する価値があります。

画像化する場合も1枚に詰め込まない

表のレイアウト自体に意味があり、通常のHTMLの表へ置き換えにくい場合は、画像化を検討できます。

ただし、大きな表を縮小して1枚の画像へ押し込む方法は避ける方が読みやすくなります。

KDP公式でも、大きな表の画像を複数に分割する例が示されています。

公式の例では2ページに分ける表を約60%の位置で区切っていますが、この比率がすべての表に当てはまる固定ルールではありません。

実際には表の内容を見て、項目の途中で切れない位置を選びます。

作成後はスマホ表示を基準にプレビューで確認する

表ができたら、WordやEPUB上の見た目だけで完成と判断しないでください。

Kindleへ変換した状態で、特に画面の小さいスマホを意識して確認します。

リフロー型では画面サイズや文字サイズで表示が変わるため、同じレイアウトを固定することが目標ではありません。

文字やセルが画面外へはみ出していないか確認する

まず、表の文字やセルが画面外へ大きくはみ出していないかを見ます。

横方向へ頻繁に移動しなければ内容を追えない場合は、表そのものを見直してください。

あわせて、文字の欠落、セル内の不自然な折り返し、行と列の対応も確認します。

単語が複数のセルへ分断されていないか、見出しとデータの関係が保たれているかも重要です。

KDPでは、画面からはみ出して内容を利用できない表などが、品質上の問題になる場合があります。

文字サイズを変えても内容を追えるか確認する

リフロー型のKindle本では、読者が文字サイズを変更できます。

そのため、特定の文字サイズで見栄えがよいだけでは十分といえません。

文字を大きくした状態でも、どの見出しに対応するデータか追えるかを確かめます。

表示が大きく崩れる場合は、列を減らす、文章を本文へ移す、表を分割するといった対処へ戻ります。

画像へ置き換えるのは、通常の表として改善できないか確認したあとです。

表示に問題が残る場合は実端末でも確認する

変換後の状態は、通常はKindle Previewerなどで確認します。

ただし、Previewerの表示だけで実際の端末上の見え方を完全に保証できるとは限りません。

KDPの品質ガイドでも、表がPreviewerなどで正確に再現されない場合があると案内されています。

重大な表示の問題が疑われるときは、可能であれば実際のKindle端末やスマホのアプリでも確認してください。

プレビュー機能そのものの使い方は、Kindle出版のプレビュー確認方法で詳しく確認できます。

───

【著者:石黒秀樹】

Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)

AIとテンプレートを活用した、 再現性の高いKindle出版の仕組みをお伝えしています。

───

📘最後までお読みいただき
ありがとうございました。

本を増やして印税を積み上げたい方へ。

AIにコピペするだけで、
1冊29分で出版。

受講生600名以上、
累計出版数10,000冊以上。
その仕組みを。
無料電子書籍で公開中です。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]


📱 最新の出版ノウハウをLINEで配信中!
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。