Kindle出版のコミュニティ運営&サポート歴5年。
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。

Kindle出版でフォント埋め込みを調べると、「埋め込めば自分が選んだ書体のまま表示されるのか」「紙の本と同じようにすべて埋め込むのか」で迷いやすくなります。

リフロー型のKindle電子書籍では、通常の本文すべてにフォントを埋め込む必要はありません。

本文の表示は読者側の設定が優先されるため、書体そのものに意味がある部分だけ埋め込みを検討する形になります。

この記事では、フォント埋め込みの仕組み、リフロー型と固定レイアウト型の違い、埋め込むかどうかの判断基準と確認手順を整理します。

▶ 制作の具体的な進め方を知りたい方はこちらからチェックできます:
制作ノウハウ の記事一覧

📘Kindle出版をもっと楽に続けたい方へ

この無料電子書籍では、

✓ AIにコピペするだけで出版する方法
✓ 1冊29分で本を増やす仕組み
✓ 本が増えるほど印税が積み上がる考え方

その仕組みをまとめています。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

Kindle出版のフォント埋め込みとは書体データを本に含める仕組み

フォント埋め込みとは、特定の書体を表示するためのフォントデータを、電子書籍のファイル側へ含める仕組みです。

読者の端末に同じフォントが入っていなくても、本に含めたフォントで書体を表現できます。

ただし、Kindle本ならどれも同じ扱いというわけではありません。

形式 フォントの基本的な考え方
リフロー型電子書籍の通常本文 Kindleのデフォルトフォントを基本にする
リフロー型で特殊な書体を使う部分 表現上必要なら埋め込みを検討する
固定レイアウト電子書籍 埋め込みフォントでデザインを維持できる
ペーパーバックPDF 使用するフォントを完全に埋め込む

小説や実用書などで使われるリフロー型では、通常本文へのフォント埋め込みは必須ではありません。

リフロー型は、読者が文字サイズなどを変更して読みやすい状態へ調整できる形式だからです。

KDP公式でも、表現上フォント指定が必要な場合を除き、Kindle端末やアプリのデフォルトフォントを使う方法が推奨されています。

現在の考え方は、KDP公式のリフロー型テキストガイドラインで確認できます。

KDPが対応する埋め込みフォントの形式はOTFとTTF

フォントをまったく埋め込めないわけではありません。

KDPはOpenType(OTF)とTrueType(TTF)の埋め込みフォントに対応しています。

作品上どうしても必要な特殊フォントがある場合は、この形式のフォントを使います。

一方、Type 1(PostScript)は推奨されていません。

リフロー型でType 1フォントを使用した場合は、Kindle側のフォントへ置き換えられます。

特殊フォントを選ぶときは、パソコンで表示できるかどうかではなく、KDPが対応している形式かどうかまで確認してください。

ペーパーバックPDFの全フォント埋め込みとはルールが異なる

フォント埋め込みを調べると、ペーパーバック向けの情報も混ざって出てきます。

ペーパーバックでは、本文や表紙のPDFで使用しているフォントを完全に埋め込む必要があります。

印刷される紙の本は、作成したレイアウトをそのまま再現するためです。

リフロー型の電子書籍には、この前提が当てはまりません。

電子書籍で特殊フォントを使う仕組みと、印刷用PDFへフォントを含める作業は別のものとして切り分けてください。

紙版でフォント埋め込みに関するエラーが出ている場合は、KDPペーパーバックのPDF入稿エラーとは?サイズ・フォント埋め込みの直し方で対処法を確認できます。

リフロー型では読者の端末設定が優先されて表示が決まる

リフロー型では、制作者が決めた見た目が固定されるのではなく、読者の表示環境に合わせて本文が流し込まれます。

通常の小説や実用書の本文は、Kindle端末やアプリに用意されたフォントで表示されるのが基本です。

これは制作者の設定不足ではなく、読者が自分にとって読みやすい表示へ調整できるというリフロー型の仕組みによるものです。

そのため、本文全体を特定の明朝体やゴシック体で見せることだけを目的に、特殊フォントを埋め込む理由はほとんどありません。

埋め込んだ特殊フォントが常に同じ書体で表示されるとは限らない

フォントを埋め込んでも、すべての端末でその書体だけが表示されるとは限りません。

KDP公式では、KF8対応の端末やアプリについて、出版者が指定したフォントを読者側でオン・オフできる場合があると案内されています。

読者のフォント設定を優先するため、本に含まれるフォントファイルがKindle側で削除される場合もあります。

また、HTMLとCSSの指定が競合していると、意図した表示になりません。

こうした前提があるため、「この書体でなければ文章を読めない」という作り方はリフロー型に向いていません。

特殊フォントが適用されなかったとしても、内容そのものは問題なく伝わる構造にしておきましょう。

文字サイズや書体を変更しても読める原稿にする

完成時の見た目を一度確認しただけで終わりにせず、読者が設定を変えた状態も想定します。

  • 文字サイズを変更しても文章が自然に流れるか
  • 読者側の書体へ変更しても意味が伝わるか
  • 特殊フォント部分が読みにくくなっていないか
  • 通常本文と特殊な部分を区別できるか

特に細いフォントは、表示環境によって読みづらくなる場合があります。

KDP公式でも、本文では細いフォントの使用を避けるよう案内されています。

見た目の再現性ではなく、設定を変えても読めることをリフロー型の確認基準にしてください。

📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ

AIにコピペするだけで、
kindle出版が1冊29分。

その仕組みをまとめた 無料電子書籍をプレゼントしています。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

特殊フォントを埋め込むかどうかは書体に意味があるかで判断する

迷ったときは、その書体でなければ表現の意味や意図が失われるかどうかを基準にすると整理しやすくなります。

好みの書体だからという理由だけで、通常本文まで固定する必要はありません。

使う場所・目的 考え方
通常の小説・実用書の本文 デフォルトフォントを基本にする
章タイトルなど 書体が表現に必要なら埋め込みを検討する
書体自体に作品上の意味がある箇所 必要性を確認したうえで埋め込みを検討する
固定レイアウト作品 デザイン維持のため埋め込みフォントを使う

「埋め込めるから使う」ではなく、埋め込む必要がある場所だけに使うと考えると判断が固まります。

章タイトルなど書体が表現を担う箇所では埋め込みを検討する

章タイトルのように、書体そのものが作品の雰囲気を伝える部分では、特殊フォントが役立ちます。

ここで意識したいのは、装飾したい箇所と、読者が長時間読む本文を分けることです。

使用範囲を限定すれば、作品の表現とリフロー型の読みやすさを両立しやすくなります。

一方、伝えたい重要な情報を書体だけに依存させる作りは避けてください。

文章が中心の本ではデフォルトフォントを優先する

文章を読ませることが目的の一般的なKindle本なら、本文はデフォルトフォントに任せる方法が基本です。

長い文章ほど、装飾性より読みやすさが求められます。

本文全体のフォントを固定しなくても、Kindle本として不完全になるわけではありません。

むしろ、読者が自分の端末で読みやすい書体を選べる状態を残せます。

フォント指定がなくても内容が成立するなら、デフォルト表示を選んで問題ありません。

固定レイアウトでは埋め込みフォントでデザインを維持できる

固定レイアウト型では、フォントの役割がリフロー型と異なります。

固定レイアウトでは、読者がフォントを変更できず、本に含めたフォントでデザインを維持できます。

文字の位置や書体を含めたページ全体の見た目が作品の核になる場合は、埋め込みフォントの意味が大きくなります。

本へ含めたフォントは、CSSの「@font-face」で指定する仕組みが用意されています。

ただし、「特殊フォントを使いたいから固定レイアウトにする」という決め方はおすすめできません。

リフロー型と固定レイアウト型では読書体験そのものが変わるため、作品の内容に合った形式を選んでください。

📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ

AIにコピペするだけで、
出版29分(表紙3分)。

こんな本が作れる仕組みを
無料電子書籍で公開中です。

[1冊29分で本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]

📱 最新の出版ノウハウをLINEで配信中!
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。

フォントを埋め込むときはライセンスと表示確認まで行う

特殊フォントは、ファイルを電子書籍へ追加すれば完了というものではありません。

フォントの利用許諾と、Kindle環境での表示確認まで済ませてから出版します。

KDPが対応している形式であることと、そのフォントを電子書籍へ埋め込んでよいことは別の問題です。

フォントファイルを電子書籍へ含められるライセンスか確認する

フォントには、それぞれ利用条件が定められています。

パソコンで文章を書くために使えても、電子書籍へフォントデータを含められるとは限りません。

KDPでも、使用するフォントについて必要な許諾権を確保する責任は出版者側にあるとされています。

有料か無料かだけで利用可否を判断せず、埋め込み前にそのフォントの利用規約を読んでおきましょう。

個別フォントの商用利用やライセンスの考え方は、Kindle出版で使えるフォントの商用利用とは?書体の選び方で詳しく確認できます。

EPUBではフォントファイルとCSSの指定が正しく機能するか確認する

EPUBで特殊フォントを使う場合は、フォントファイルを用意するだけでなく、書体を適用する指定も必要です。

固定レイアウトでは、CSSの「@font-face」でパッケージしたフォントを指定します。

リフロー型では、読者側の設定を妨げるような過度なフォント指定を避けるほうが安全です。

HTMLとCSSの指定が競合すると、埋め込み自体に問題がなくても表示が崩れます。

EPUBファイルそのものの作り方は、Kindle出版のEPUB形式と作り方で確認してください。

Kindle Previewerで書体・文字サイズを変えて表示を確認する

原稿が完成したら、一つの表示状態だけでなく、設定を変更しながら確認します。

KDP公式でも、リフロー型では文字サイズや活字書体を変更して確認する方法が推奨されています。

  1. 通常の状態で本文と特殊フォント部分を確認する
  2. 文字サイズを変更してレイアウトを確認する
  3. 書体を変更しても内容を読めるか確認する
  4. 特殊フォント部分が意図した役割を保っているか確認する

特殊フォントが表示されたかだけでなく、読者が設定を変えても読めるかまで見ておきましょう。

固定レイアウトの場合は、埋め込んだフォントが意図した書体で表示されているかも確認します。

KDPの品質確認では、サポートされていない文字やフォント表示も対象として案内されています。

現在の確認項目は、KDP公式のコンテンツ品質ガイドラインで確認できます。

文字が正しく表示されない場合はフォント以外の原因も切り分ける

特殊フォントを使った部分が正しく表示されないとき、原因がフォント埋め込みだけとは限りません。

「表示がおかしい=フォントを埋め込めば直る」と決めつけないようにしてください。

まず、対応するOTF・TTFを使用しているか、フォント指定に問題がないかを確認します。

それでも文字そのものが正常に表示されない場合は、使用している文字や原稿側の状態を疑います。

文字コードや原稿を含めた切り分けは、Kindle出版の文字化けとは?原因とWord・EPUBでの直し方で詳しく確認できます。

───

【著者:石黒秀樹】

Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)

AIとテンプレートを活用した、 再現性の高いKindle出版の仕組みをお伝えしています。

───

📘最後までお読みいただき
ありがとうございました。

本を増やして印税を積み上げたい方へ。

AIにコピペするだけで、
1冊29分で出版。

受講生600名以上、
累計出版数10,000冊以上。
その仕組みを。
無料電子書籍で公開中です。

[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]


📱 最新の出版ノウハウをLINEで配信中!
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。