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KDPで共同出版をするとき、「1冊のKindle本に著者名を複数登録できるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

結論から言うと、KDPでは1冊の本に複数の著者を登録できます。

最初の著者をPrimary Authorとして設定し、2人目以降はContributors欄から「Author」を選択して追加します。

共同著者がそれぞれ別のKDPアカウントを持つ必要はありません。

ただし、

  • Primary Authorと追加著者の違い
  • 著者の表示順
  • 出版後に変更できる項目
  • Author Centralとの関係
  • ロイヤリティの分配

など、共同出版ならではの注意点があります。

この記事では、KDPで複数の著者名を登録する方法と、出版前に確認しておきたいポイントを初心者向けに解説します。

 

著者名そのものの基本や、本名・ペンネームの選び方から確認したい方は、『Kindle出版の著者名とは?正しい設定と注意点を徹底解説』もあわせて確認してください。

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KDPでは1冊に複数の著者名を登録できる

 

KDPでは、1冊の書籍に複数の著者を設定できます。

共同執筆した本や、複数人で制作した本を出版するときに利用します。

最初の著者はPrimary Authorとして登録する

 

本を新規作成するとき、まずPrimary Authorとなる著者名を入力します。

この名前がAmazonの商品ページで最初に表示される著者です。

例えば、

山田太郎
佐藤花子

の2人で共同執筆した場合、

Primary Author:山田太郎

として登録し、佐藤花子を追加著者として設定できます。

2人目以降はContributorsから「Author」を選ぶ

 

KDP公式では、著者が複数いる場合、2人目以降をContributors欄から追加できます。

Contributor Typeで「Author」を選択し、著者名を入力します。

例えば、

Primary Author:山田太郎
Contributor:佐藤花子/Author
Contributor:鈴木一郎/Author

という形です。

共同著者をEditorやIllustratorとして登録するのではなく、実際に著者なら「Author」を選択します。

共同著者自身のKDPアカウントは必要ない

 

共同著者をContributorとして登録する際に、その人のKDPアカウント情報を入力する必要はありません。

KDPの書籍設定で必要なのは、著者として表示する名前と役割です。

そのため、

「共同著者もKDPアカウントを作らなければいけない」

というわけではありません。

 

ただし、誰のKDPアカウントからその本を出版するのかは、共同出版を始める前に決めておきましょう。

KDPで複数著者を登録する手順

 

実際の設定は、書籍の詳細情報を入力する画面から行います。

ステップ1:Primary Authorを入力する

 

KDPで新しいタイトルを作成し、著者情報の入力欄へ進みます。

まず、その本で最初に表示したい主著者をPrimary Authorとして入力します。

ここでは、

  • 名前のスペル
  • 漢字
  • スペース
  • ローマ字表記

などを慎重に確認してください。

 

Primary Authorは公開後に自由に変更できないため、仮の名前を入力して公開するのは避けましょう。

ステップ2:Contributorsへ共同著者を追加する

 

次にContributorsの追加欄から、2人目以降の著者を登録します。

役割の選択肢から「Author」を選び、共同著者の名前を入力します。

3人以上いる場合も同様に追加していきます。

ステップ3:著者以外の制作関係者も必要に応じて追加する

 

Contributorsには、共同著者以外の制作関係者も登録できます。

例えば、

  • 編集者
  • イラストレーター
  • 翻訳者
  • その他KDPで選択できる役割のContributor

などです。

 

ただし、実際にその本の制作へ関わった人物だけを登録します。

検索対策として有名人の名前を追加したり、作品と無関係な人を入力したりしてはいけません。

KDP公式のメタデータガイドラインでも、Contributor欄へ検索キーワードや関係のない情報を入れないよう案内されています。

ステップ4:表示順を確認する

 

KDP公式では、商品ページにはまずPrimary Authorが表示され、その後に追加した著者が書籍設定ページ上の順番で表示されます。

例えば、

Primary Author:山田太郎
2人目:佐藤花子
3人目:鈴木一郎

と登録すれば、基本的にはこの順番で著者が表示されます。

 

共同出版では、誰を最初に表示するのかを出版前に話し合っておきましょう。

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KDPでは著者を何人まで登録できる?

 

複数著者の人数には、形式によって違いがあります。

Kindle電子書籍は設定画面で10人までContributorを追加できる

 

KDP公式では、電子書籍の場合、タイトル設定時に最大10人のContributorsを追加できます。

さらに多くのContributorsが必要な場合は、KDPへ問い合わせて追加を依頼できます。

 

ここでいうContributorsには、追加著者だけでなく、編集者やイラストレーターなども含まれます。

ペーパーバックは最大10人まで

 

KDP公式では、ペーパーバックに設定できるContributorsは最大10人です。

電子書籍とは異なり、10人を超えて追加することはできません。

スマートフォンでは全員表示されない場合がある

 

登録できる人数と、商品ページ上で一度に表示される人数は別です。

KDP公式では、

  • 電子書籍:モバイルでは5人まで表示
  • ペーパーバック:モバイルでは3人まで表示

と案内しています。

 

そのため、複数著者を正しく登録していても、スマートフォン上ですべての名前が最初から見えない場合があります。

「表示されない=登録されていない」とは限りません。

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Primary AuthorとContributorの違い

 

複数著者出版では、この違いを理解しておくことが非常に重要です。

Primary Authorは最初に表示される主著者

 

Primary Authorは、その本の中心となる著者です。

KDP公式では、Primary Authorの名前が商品詳細ページで最初に表示されます。

そのため、

  • 企画の中心人物
  • 主な執筆者
  • シリーズ全体で中心となる著者

などをPrimary Authorにするケースが考えられます。

 

ただし、誰をPrimary Authorにするかについて一律の決まりがあるわけではありません。

共同著者間で合意して決めてください。

ContributorのAuthorも正式な共同著者

 

Contributor欄から「Author」として追加した人物も、その本の著者として商品ページに表示されます。

「Contributor=補助的な人」という意味ではありません。

KDP上では追加の著者を登録する場所としてContributors欄を使用します。

編集者・翻訳者などは正しい役割で登録する

 

著者ではない人をすべて「Author」として登録する必要はありません。

例えば、翻訳のみを担当した場合はTranslatorなど、KDP上で適切な役割を選択します。

読者が、

「誰が書いたのか」
「誰が翻訳したのか」
「誰が編集したのか」

を正しく理解できる設定にしましょう。

出版後に複数著者の設定は変更できる?

 

ここは現在の記事で特に注意したいポイントです。

Primary AuthorとContributorsでは、出版後の変更可否が異なります。

Primary Authorは公開後に変更できない

 

KDP公式では、公開後のPrimary Authorはロックされる項目です。

例えば、

Primary Author:山田太郎

として出版したあとに、

Primary Author:佐藤花子

へ変更することは、通常の編集ではできません。

主著者を変更したい場合は、新しい版を作成する必要があります。

 

単純なスペルミスなどの場合はKDPサポートへ相談できる場合がありますが、主著者そのものを別人へ入れ替える用途ではありません。

Contributorsは公開後も更新できる

 

一方、KDP公式ではContributorsは公開後も更新できる項目とされています。

そのため、追加著者や編集者などのContributor情報については、公開後に編集できる場合があります。

 

「著者は出版後も自由に変更できる」と一括りにせず、Primary AuthorとContributorを分けて考えてください。

主著者を決める段階が特に重要

 

共同出版では、

「とりあえず代表者をPrimary Authorにして、あとから並び替えればいい」

と考えない方が安全です。

Primary Authorは公開後に変更できないため、出版前に、

  • 誰をPrimary Authorにするか
  • 追加著者の順番
  • 今後シリーズ化する場合の名義

まで決めておきましょう。

 

著者名そのものを出版後に変更したい場合は、『KDPで著者名は後から変更できる?正しい手順と注意点を徹底解説』で詳しく解説しています。

複数著者と複数ペンネームは別の仕組み

 

「著者名を複数登録する」という言葉から、1人で複数のペンネームを使うケースと混同されることがあります。

しかし、この2つは別です。

複数著者は1冊に複数人が関わるケース

 

例えば、

山田太郎+佐藤花子

の2人が1冊の本を共同執筆する場合です。

この場合は、Primary AuthorとContributorsを利用して複数の著者を登録します。

複数ペンネームは1人が複数名義を使うケース

 

一方、

ビジネス書では「山田ビジネス」
小説では「青空タロウ」

のように、1人が複数の名前を使うのが複数ペンネームです。

この場合、1冊に複数の著者を設定する必要はありません。

その本で使用する1つの名義を著者として登録します。

 

複数ペンネームの管理については、『KDPで複数ペンネームは使える?安全運用の仕組みと注意点を徹底解説』で詳しく解説しています。

共同著者は別のKDPアカウントを作る必要がある?

 

共同出版だからといって、それぞれがKDPアカウントを作成して1冊を共同管理する仕組みではありません。

出版する本は1つのKDPアカウントで管理する

 

KDPでは、書籍は出版したKDPアカウント内で管理されます。

共同著者をContributorへ登録しても、その人のKDPアカウントへ同じ本が自動的に追加されるわけではありません。

 

誰が出版作業を担当するのか、誰のKDPアカウントで管理するのかを事前に決めてください。

1人で複数KDPアカウントを作らない

 

KDP公式では、複数のKDPアカウントを作成することを防ぐポリシーがあり、KDP本は1つのアカウントで管理することを推奨しています。

別ペンネームを使いたいからといって、本人が別のメールアドレスでKDPアカウントを増やす必要はありません。

「著者名を増やすこと」と「KDPアカウントを増やすこと」は別です。

Author Centralでは共同著者をどう扱う?

 

KDPへ著者名を登録することと、Amazon Author Centralで著者ページを管理することも別の仕組みです。

各著者は自分のAuthor Pageへ本を追加できる

 

Author Centralでは、自分が著者として関わった本を自分のAuthor Pageへ追加できます。

共同著者として登録されている場合も、該当する本を自分のAuthor Centralから追加して管理できます。

 

Author PageはKDPを利用しただけで自動的に管理できるものではありません。

利用する場合はAuthor Centralへの登録が必要です。

名前の表記を正確にする

 

共同著者名のスペルや表記が既刊と異なっていると、正しいAuthor Pageへ関連付けにくくなる可能性があります。

例えば、

山田太郎
山田 太郎

のような表記ゆれは避けましょう。

各著者がすでに本を出版している場合は、既刊の商品ページの名前を確認してから入力するのがおすすめです。

複数著者のシリーズを作る場合の注意点

 

複数著者でシリーズを出版する場合は、通常のシリーズ設定とは一部扱いが異なります。

複数著者シリーズはKDP本棚から作成・編集できない

 

KDP公式では、現在、複数著者シリーズの作成または編集はKDP本棚から行えないと案内しています。

複数著者のシリーズを作成・変更したい場合は、KDPへ問い合わせる必要があります。

シリーズとして認識させるための条件がある

 

KDP公式では、複数著者のシリーズへ本を追加する場合、

  • Primary Contributorまたはシリーズタイトルが既存シリーズと一致している
  • シリーズ情報が表紙・本文・商品説明などに含まれている

といった条件が案内されています。

 

共同著者で継続的にシリーズを展開する場合は、1冊目を出版する段階で著者名・シリーズ名のルールを決めておくとスムーズです。

共同出版ではロイヤリティをどう分ける?

 

複数の著者をKDPへ登録しても、ロイヤリティが自動的に人数分へ分配されるわけではありません。

KDPからの支払いは出版アカウントへ行われる

 

KDPのロイヤリティは、その本を管理しているKDPアカウントの支払い情報に基づいて支払われます。

共同著者を追加したからといって、

「山田太郎50%」
「佐藤花子50%」

のようにKDP上で分配割合を設定する機能ではありません。

共同著者間で収益分配を決めておく

 

共同出版をする場合は、出版前に当事者間で、

  • ロイヤリティの分配率
  • 表紙・編集などの制作費負担
  • 広告費の負担
  • 改訂時の作業分担
  • 出版停止の判断
  • 著作権の扱い

などを決めておくと安心です。

 

口頭だけでは後から認識がずれる可能性があります。

継続的に販売する本であれば、合意内容を文書化しておくことをおすすめします。

KDPで複数著者を登録するときのよくある失敗

共同著者をPrimary Authorへ入れ替えられると思っている

 

公開後のPrimary Authorは原則変更できません。

誰を最初の著者にするかは出版前に決めてください。

複数ペンネームと複数著者を混同する

 

1人で複数名義を使う場合に、自分の別ペンネームを同じ本の共同著者として追加する必要はありません。

1冊をどの名義で出版するかを決めて設定します。

全員をAuthorとして登録する

 

編集しかしていない人やイラストのみを担当した人を、実際の役割と異なるAuthorとして登録するのは避けてください。

KDP上の役割と実際の制作内容を合わせます。

検索対策として有名人をContributorへ追加する

 

Contributor欄はSEO用ではありません。

本に関係していない人物や著名人の名前を登録して検索流入を狙うことは避けてください。

著者の表記を確認せず公開する

 

Primary Authorは公開後に自由に変更できません。

また、共同著者にとっても名前は自身の著者ブランドに関わります。

出版前に全員で、

  • 漢字
  • スペル
  • スペース
  • 表示順
  • 役割

を確認してください。

KDPの複数著者についてよくある質問

Kindle本に2人以上の著者を登録できますか?

 

はい。

最初の著者をPrimary Authorへ入力し、2人目以降をContributorsから「Author」として追加できます。

電子書籍は著者を何人登録できますか?

 

KDP公式では、電子書籍の設定時に10人のContributorsを追加できます。

10人を超える場合はKDPへ連絡して追加を依頼できます。

ペーパーバックは何人まで登録できますか?

 

KDP公式では、ペーパーバックのContributorsは最大10人です。

10人を超えて追加することはできません。

出版後に2人目の著者を追加できますか?

 

Contributorsは公開後も更新できる項目です。

ただし、Primary Authorは公開後に変更できません。

Primary Authorと2人目の著者を入れ替えられますか?

 

公開後のPrimary Authorはロックされるため、通常の編集では入れ替えられません。

必要な場合は新版の作成を検討します。

共同著者にもロイヤリティがAmazonから直接振り込まれますか?

 

共同著者を登録しただけで、KDPがロイヤリティを自動分配する仕組みではありません。

出版アカウントで受け取り、共同著者間で決めたルールに沿って精算します。

まとめ|KDPの複数著者はPrimary AuthorとContributorsを使い分ける

 

KDPでは、1冊の本に複数の著者を登録できます。

最初の著者をPrimary Authorとして入力し、追加著者をContributorsから「Author」として登録するのが基本です。

 

重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • KDPでは1冊に複数の著者を登録できる
  • 最初の著者はPrimary Authorへ入力する
  • 2人目以降はContributorsから「Author」として追加する
  • Primary Authorが商品ページで最初に表示される
  • 追加著者は設定した順番で表示される
  • 電子書籍は設定時に10人のContributorsを追加できる
  • 電子書籍はKDPへ連絡すれば10人を超える追加も可能
  • ペーパーバックは最大10人まで
  • Primary Authorは公開後に変更できない
  • Contributorsは公開後も更新できる
  • 複数ペンネームと複数著者は別の仕組み
  • 共同著者ごとにKDPアカウントを作る必要はない
  • 複数著者シリーズはKDPへの問い合わせが必要になる
  • KDPが共同著者へロイヤリティを自動分配するわけではない

 

共同出版で最も重要なのは、「誰をPrimary Authorにするか」「追加著者をどの順番で登録するか」を公開前に決めておくことです。

公開後にPrimary Authorを自由に入れ替えることはできません。

共同著者全員で名前・役割・表示順・収益分配を確認したうえで公開すれば、後からのトラブルを大きく減らせます。

───

【著者:石黒秀樹】

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📘最後までお読みいただき
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