Kindle出版の表紙サイズとは?初心者でも失敗しない最適設定を徹底解説
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
Kindle出版で表紙を作るとき、「何ピクセルで作ればいい?」「2560×1600じゃないとダメ?」「Canvaでは何サイズに設定する?」と迷う方は多いでしょう。
結論から言うと、KDPが電子書籍表紙の理想サイズとして案内しているのは、縦2560px×横1600pxです。
ただし、2560×1600pxでなければ出版できないわけではありません。KDPには最小サイズ・最大サイズ・ファイル形式・容量などの要件があり、その範囲内で表紙を作成できます。
この記事では、Amazon Kindle出版の表紙サイズについて、公式要件とおすすめ設定を分けながら、比率・解像度・JPEG/TIFF・RGB・Canvaでの作り方まで初心者向けに解説します。
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【結論】Kindle出版の表紙サイズは2560×1600pxがおすすめ
目次
- 1. 【結論】Kindle出版の表紙サイズは2560×1600pxがおすすめ
- 2. Kindle表紙の公式要件を確認する
- 3. 72dpiと300ppiはどう考えればいい?
- 4. CanvaでKindle表紙を作る場合のサイズ設定
- 5. Kindle表紙はサムネイルで読めることが重要
- 6. 白・淡色の表紙には3〜4pxのグレー枠を検討する
- 7. 「安全余白100px」はKDP公式ルールではない
- 8. 電子書籍の表紙とペーパーバック表紙はサイズが違う
- 9. Kindle表紙がぼやける原因
- 10. Kindle表紙の端が切れる原因
- 11. Kindle表紙を作った後のチェックリスト
- 12. Kindle出版の表紙サイズでよくある質問
- 13. まとめ|Kindle出版の表紙は2560×1600pxを基本にすれば迷いにくい
KDP公式では、電子書籍の表紙画像について、縦2560px×横1600pxを理想的なサイズとして案内しています。
縦横比にすると、縦÷横が約1.6となる縦長の表紙です。
| 項目 | KDP公式の目安・要件 |
|---|---|
| 理想サイズ | 縦2560px×横1600px |
| 理想的な縦横比 | 高さ:幅=約1.6:1 |
| 最小サイズ | 縦1000px×横625px |
| 最大サイズ | 縦・横ともに10000px以下 |
| 形式 | JPEGまたはTIFF |
| ファイル容量 | 50MB未満 |
| カラープロファイル | RGB |
特別な理由がなければ、最初から2560×1600pxで制作しておけば、サイズ選びで迷う必要はほとんどありません。
2560×1600pxは「必須サイズ」ではない
ここは誤解しやすいポイントです。
2560×1600pxはKDPが案内している理想サイズであり、「このサイズでないとアップロードできない」という意味ではありません。
KDP公式では、最小サイズとして縦1000px×横625pxが示されています。
一方で、高精細な画面での表示品質を考えると、十分な元画像を用意しておく方が安心です。
そのため、これから新しく表紙を作るなら、あえて最小サイズで作るメリットはほとんどありません。
縦横比は約1.6:1を基本にする
KDPでは、電子書籍表紙の理想的な高さと幅の比率として約1.6:1が案内されています。
たとえば、
- 2560×1600px
- 1600×1000px
- 1280×800px
- 1000×625px
はいずれも同じ1.6:1の比率です。
ただし、解像度が小さすぎると拡大表示したときに粗さが目立つため、新規制作では2560×1600pxを基準にすると分かりやすいでしょう。
Kindle表紙の公式要件を確認する
画像形式はJPEGまたはTIFF
KDPへ電子書籍の表紙としてアップロードできる画像形式は、JPEG(.jpg/.jpeg)またはTIFF(.tif/.tiff)です。
一般的な表紙制作では、ファイル容量を抑えやすく扱いやすいJPEGを使えば問題ありません。
ファイル容量は50MB未満
電子書籍の表紙画像は50MB未満である必要があります。
ただし、2560×1600px程度のJPEGであれば、通常は50MBへ近づくことはほとんどありません。
容量を小さくするためにJPEGを過度に圧縮すると、タイトル文字や細部がぼやけるため注意してください。
カラープロファイルはRGB
Kindle電子書籍はディスプレイ上で表示されるため、表紙画像はRGBで保存します。
印刷物で使用されるCMYKとは異なります。
Photoshopなどで印刷用データを流用する場合は、書き出し時のカラープロファイルを確認してください。
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72dpiと300ppiはどう考えればいい?
表紙サイズの記事で混乱しやすいのが、dpi・ppiとピクセル数の関係です。
KDP公式の表紙要件ページでは72dpiという項目が掲載される一方、同じページで、より良い表示品質のためには300PPI以上の画像が推奨されています。
ただし、電子書籍の表紙で最も分かりやすく確認すべきなのは、画像そのものが何ピクセルあるかです。
2560×1600pxの画像を作れているのであれば、初心者が「72dpiなのか300dpiなのか」だけを見て表紙サイズを変更する必要はありません。
小さい画像を300ppiへ変更しても高画質にはならない
たとえば、500×800pxしかない画像の設定値だけを300ppiへ変更しても、画像に存在する情報量そのものは増えません。
元画像が小さい場合は、可能であれば高解像度の素材から作り直してください。
KDP公式も、推奨サイズへ合わせるために小さな表紙画像を無理に引き伸ばすことは推奨していません。
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CanvaでKindle表紙を作る場合のサイズ設定
Canvaを使う場合は、新しいデザインを作るときにカスタムサイズを指定します。
- Canvaで「デザインを作成」を選択する
- 「カスタムサイズ」を選択する
- 単位を「px」にする
- 幅1600、高さ2560と入力する
- 新しいデザインを作成する
Canvaでは「幅1600px×高さ2560px」と入力します。
縦横を逆にしないよう注意してください。
Canvaを使った表紙制作全体については、『Kindle出版+Canvaで失敗しない表紙作成徹底解説』で詳しく解説しています。
Kindle表紙はサムネイルで読めることが重要
2560×1600pxで作成しても、Amazonの検索結果では表紙が小さなサムネイルとして表示されます。
そのため、実際の画像サイズだけでなく、縮小された状態でタイトルが読めるかを確認する必要があります。
タイトルを小さくしすぎない
制作画面いっぱいに表示すると問題なく読めても、Amazonの商品一覧まで縮小すると文字がほとんど読めなくなることがあります。
表紙完成後は必ず縮小して確認してください。
情報を詰め込みすぎない
タイトル、副題、キャッチコピー、著者名などを大量に配置すると、サムネイルで情報が潰れます。
重要な情報の優先順位を決めて、タイトルを最も読みやすくします。
背景と文字のコントラストを確保する
背景と文字の色が近いと、小さく表示したときに文字が読めません。
明るい背景なら濃い文字、暗い背景なら明るい文字など、十分な明暗差を確保します。
白・淡色の表紙には3〜4pxのグレー枠を検討する
Amazonの商品ページは背景が白いため、白や非常に淡い背景の表紙では、表紙の境界が見えにくくなる場合があります。
KDP公式では、その対策として3〜4px程度の中間グレーの細い枠を付ける方法を案内しています。
これは必須ではありません。
白い背景の表紙がAmazonの白背景と同化して見える場合に使用する対策です。
「安全余白100px」はKDP公式ルールではない
表紙の文字やロゴを端ぎりぎりへ置くと、デザインとして窮屈に見えたり、縮小時に読みづらくなったりします。
ただし、電子書籍表紙について「上下左右100px空けなければならない」というKDP公式ルールはありません。
重要な文字やロゴは端から適度に離し、実際のサムネイルを見ながらデザインとして安全な余白を取れば十分です。
ペーパーバックの塗り足し・トリムとは別の話なので混同しないでください。
電子書籍の表紙とペーパーバック表紙はサイズが違う
2560×1600pxは、Kindle電子書籍のマーケティング表紙で使う代表的なサイズです。
ペーパーバックの表紙サイズはまったく別です。
電子書籍は表面だけを用意する
Kindle電子書籍では、Amazon商品ページ用として表面の表紙画像をアップロードします。
背表紙や裏表紙を1枚の画像へ含める必要はありません。
ペーパーバックは表1・背表紙・裏表紙を含める
ペーパーバックでは、
- 仕上がりサイズ
- ページ数
- 用紙
- カラー・白黒
- 塗り足し
などによってカバー全体の寸法が変わります。
そのため、電子書籍用の2560×1600px画像をそのままペーパーバックの表紙データとして使うことはできません。
電子と紙の裏表紙の違いは、『Kindle出版の裏表紙は必要?電子と紙の違い・作成ルールを徹底解説』で詳しく解説しています。
Kindle表紙がぼやける原因
元画像が小さい
小さな画像を2560×1600pxへ引き伸ばすと、タイトルや写真がぼやける可能性があります。
できるだけ最初から十分なサイズの画像素材を使用してください。
JPEGを圧縮しすぎている
KDP公式は、表紙画像について過度な圧縮を避けるよう案内しています。
ファイル容量だけを減らそうとして圧縮率を上げすぎると、文字の輪郭や写真の細部が劣化します。
低解像度の素材を使っている
Webサイトから保存した小さな画像などは、元画像の解像度が足りない場合があります。
使用する素材自体のピクセル数も確認してください。
Kindle表紙の端が切れる原因
電子書籍の表紙で「端が切れた」と感じる場合、まず元画像の縦横比を確認します。
たとえばA4サイズの画像をそのまま1600×2560pxへ強制的に変更すると、元の比率が変わってデザインが崩れます。
別比率で作成した表紙を直す場合は、
- 縦横比を維持したまま拡大・縮小する
- 必要部分をトリミングする
- 背景を広げて1.6:1へ合わせる
などで調整します。
KDPで実際にエラーが表示されている場合は、『KDPの表紙エラーとは?原因と正しい直し方を徹底解説』も確認してください。
Kindle表紙を作った後のチェックリスト
- 縦2560px×横1600px前後で作成している
- 縦横比が約1.6:1になっている
- 最小1000×625pxを下回っていない
- 縦・横とも10000pxを超えていない
- JPEGまたはTIFFで保存している
- ファイル容量が50MB未満になっている
- RGBで保存している
- 小さな元画像を無理に拡大していない
- タイトルがサムネイルでも読める
- 背景と文字のコントラストが十分にある
- 白・淡色表紙は必要に応じて細いグレー枠を入れた
- 価格や期間限定キャンペーンなど一時的な販促情報を表紙へ入れていない
- タイトル・著者名がKDPの商品情報と一致している
Kindle出版の表紙サイズでよくある質問
2560×1600px以外では出版できませんか?
いいえ。
2560×1600pxはKDPが示している理想サイズです。
公式の最小寸法・最大寸法などの要件を満たしていれば、それ以外のサイズでも使用できます。
Canvaでは1600×2560と入力すればいいですか?
はい。
Canvaのカスタムサイズでは、幅1600px・高さ2560pxと入力すれば、KDPが推奨する代表的な比率になります。
PNGで表紙をアップロードできますか?
KDPへ電子書籍のマーケティング表紙として直接アップロードする画像形式は、公式要件ではJPEGまたはTIFFです。
Canvaなどから書き出す場合はJPEGで保存しておくと分かりやすいでしょう。
300dpiにしないと審査に落ちますか?
「300dpiでないから必ず審査に落ちる」とは言えません。
KDP公式ページには72dpiという要件と、より良い品質のため300PPI以上を推奨する記載が併存しています。
初心者は設定値だけにこだわるより、2560×1600px程度の十分な元画像を用意し、実際に文字や画像が鮮明か確認することを優先してください。
表紙の容量は20MB以下にした方がいいですか?
20MBというKDP公式ルールはありません。
公式の上限は50MB未満です。
必要以上に圧縮して画質を落とすより、50MB以内で十分な画質を維持してください。
まとめ|Kindle出版の表紙は2560×1600pxを基本にすれば迷いにくい
Kindle出版の電子書籍表紙は、縦2560px×横1600px、約1.6:1の縦長比率を基本にすると作りやすくなります。
ただし、2560×1600pxは絶対的な必須サイズではありません。
KDP公式では、
- 理想サイズ:2560×1600px
- 最小サイズ:1000×625px
- 最大:縦・横とも10000px以下
- JPEGまたはTIFF
- 50MB未満
- RGB
という要件・推奨値が示されています。
表紙を新しく作る場合は2560×1600pxから始め、サムネイルまで縮小してタイトルが読めるかを確認するのがシンプルです。
「数値を合わせること」だけでなく、小さなAmazonの商品一覧でも内容が伝わる表紙になっているかまで確認して完成と考えましょう。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)
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📘最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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