KDPペーパーバックの判型とは?おすすめサイズと選び方を徹底解説
のべ600名以上・累計10,000冊以上の出版を支援してきた石黒秀樹が解説します。
KDPでペーパーバックを作るとき、A5とB6のどちらにするか、6×9インチを選ぶべきかで迷う人は少なくありません。
判型とは、本を仕上げたときの縦横のサイズです。KDPでは出版設定でこの判型を選び、本文PDFと表紙をそのサイズに合わせて制作します。
目安としては、文章中心ならA5、持ち運びやすさを重視するならB6や四六判、写真や図表を大きく見せたいならB5が候補になります。
Amazon.co.jp向けに選べる判型と用途別の選び方、ページ数や印刷コストへの影響まで整理します。
▶ 制作の具体的な進め方を知りたい方はこちらからチェックできます:
制作ノウハウ の記事一覧
📘Kindle出版をもっと楽に続けたい方へ
この無料電子書籍では、
✓ AIにコピペするだけで出版する方法
✓ 1冊29分で本を増やす仕組み
✓ 本が増えるほど印税が積み上がる考え方
その仕組みをまとめています。
> [本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]
用途別のおすすめ判型|迷ったらA5を軸に選ぶ
目次
KDPペーパーバックの判型に、すべての本へ当てはまる正解はありません。本の内容と読まれ方から候補を絞り込みます。
| 本のタイプ | 候補にしやすい判型 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 実用書・ビジネス書 | A5 | 文章と図表をバランスよく配置しやすい |
| 小説・エッセイ | B6・四六判 | 比較的コンパクトで持ち運びやすい |
| 写真・図表が多い本 | B5 | 1ページを広く使いやすい |
ただし、この分類はAmazonがジャンルごとに指定しているものではありません。実際には文字量や画像量、読者がどんな場面で読む本なのかも合わせて判断します。
実用書・ビジネス書など文章中心ならA5
文章を中心にしながら、見出しや表、図も入れたい本ではA5が候補になります。
A5のサイズは14.8×21.0cmです。B6や四六判より紙面を広く使えるため、本文に加えて補足の図表も配置しやすくなります。
B5ほど大きくないため、後述する大判の基準にも該当しません。大判を避けつつ紙面の広さを確保したい場合の選択肢になります。
判型を特に決めていない実用書やビジネス書なら、まずA5で紙面を想定してみると比較の基準を作りやすくなります。
小説・エッセイなど携帯性を重視するならB6・四六判
文章を読み進めることが中心で、本をコンパクトにしたい場合はB6や四六判が候補です。
B6は12.8×18.2cm、一般的な四六判に当たるサイズは12.7×18.8cmです。いずれもA5より幅と高さが小さく、手に持ったときの印象もコンパクトになります。
注意したいのは、同じ文字量なら紙面が小さいほど1ページに収まる情報量が減る点です。結果として総ページ数は増えやすくなります。
携帯性だけで決めず、完成時のページ数も合わせて確認してください。
写真・図表を大きく見せるならB5
写真や図表を大きく配置したい本、複数の情報を1ページにまとめたい本ではB5が候補になります。
B5は18.2×25.7cmで、A5よりも紙面を広く使えます。
ただしKDPでは、幅155.5mm超または高さ228.6mm超のペーパーバックを大判として扱います。B5はこの基準を超えるため、大判として印刷コストを確認する必要があります。
紙面が広い方がよいという理由だけで選ばず、必要な表示面積とコストの両面から判断しましょう。
KDPで選べる判型とサイズ
Amazon.co.jp向けのKDPペーパーバックには、日本で見慣れた判型が公式の選択肢として用意されています。
| 判型 | サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| B6 | 12.8×18.2cm | コンパクトな文章中心の本で候補にしやすい |
| 四六判 | 12.7×18.8cm | 文章中心の本で使いやすいサイズ |
| A5 | 14.8×21.0cm | 文章と図表を組み合わせやすい |
| B5 | 18.2×25.7cm | 写真や図表を大きく配置しやすい |
| A4 | 21.0×29.7cm | 広い紙面が必要な本向け |
KDP公式には、このほかにも10.3×18.2cmなど複数のサイズが掲載されています。選択できる判型は、Amazon KDP公式の印刷オプションで確認できます。
なお、「四六判」などの呼び方と実寸は、出版社や印刷サービスによって完全に一致するとは限りません。制作時は名称ではなく、KDPに表示される実際の幅と高さを基準にしてください。
6×9インチは米国で一般的な判型で日本向けの基準ではない
KDPの情報を調べていると、6×9インチというサイズをよく目にします。
Amazon KDP公式では、6×9インチを米国の本で最も一般的な判型として案内しています。日本向けペーパーバックでも最適という意味ではありません。
Amazon.co.jp向けには、A5やB6、四六判に近い寸法など日本で使いやすい判型が別に用意されています。日本語の本を日本の読者へ届けるなら、6×9インチを機械的に選ぶ必要はありません。
読者が見慣れたサイズと本の用途から選ぶ方が、判断の基準がはっきりします。
サイズ計算ツールで選べないことと出版できないことは別
KDP公式には、一般的な日本の判型はペーパーバック サイズ計算ツールでは利用できない、という注意書きがあります。
ここで区別したいのは、計算ツールの対応範囲と、Amazon.co.jpで印刷できる判型は別という点です。
Amazon.co.jp向けの公式判型一覧には、A5やB6、四六判に相当する寸法などが掲載されています。日本の判型そのものがKDPで使えないわけではありません。
判型を決めるときは、計算ツールの選択肢ではなく、Amazon.co.jp向けの印刷オプションと判型一覧を基準に確認しましょう。
既定サイズで目的を満たせないときはカスタム判型を使う
KDPでは、一覧にある既定判型のほかに、条件内でカスタム判型も設定できます。
ペーパーバックの条件は幅10.16〜21.59cm、高さ15.24〜29.69cmの範囲です。この範囲内なら、独自の幅と高さを指定できます。
ただし、特殊なサイズにする理由がなければ、最初からカスタム判型を選ぶ必要はありません。既定判型は原稿制作やサイズ確認の基準が分かりやすく、まずA5やB6などから検討する方が進めやすくなります。
カスタム判型は、既定サイズでは実現できないレイアウトがある場合の選択肢と考えてください。
A6は高さの最小値を下回るためそのまま指定できない
日本でよく使われるA6は105×148mmですが、この寸法をそのままKDPのカスタム判型へ指定することはできません。
カスタム判型では高さの最小値が15.24cmと決まっており、A6の高さ14.8cmはこの条件を下回るためです。
A6に近い小型本を作りたい場合は、KDPの条件を満たす別サイズとして設計します。たとえば幅を10.5cmにする場合でも、高さは15.24cm以上が必要です。
紙の一般的な規格が、そのままKDPで指定できるとは限らない点に注意しましょう。
📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ
AIにコピペするだけで、
kindle出版が1冊29分。
その仕組みをまとめた
無料電子書籍をプレゼントしています。
> [本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]
判型は読みやすさ・ページ数・印刷コストまで見て決める
判型は見た目の好みだけでなく、完成した本全体への影響まで確認して決めます。
確認したいのは、読みやすさ、ページ数、大判判定、印刷コストの4点です。小さくすれば携帯しやすい一方で紙面は狭くなり、大きくすれば情報を配置しやすい一方でコスト条件が変わります。
小さい判型ほど1ページの情報量が減りページ数は増えやすい
B6や四六判のような小さめの判型は、A5やB5よりコンパクトに仕上がります。
ただし、紙面が小さくなれば同じレイアウトで1ページに収まる情報量も減ります。文章量が多い本では、その分だけ総ページ数が増える可能性があります。
写真や表を多く載せる本で、画像や文字を無理に縮小すると読みづらくなります。
小さい本にしたいという希望だけで決めず、読者が読みやすい文字や図の大きさを保てるかを先に確認してください。
判型によって収録できるページ数の上限が変わる
KDPペーパーバックでは、判型に加えてインクや用紙によって利用できるページ数の範囲が変わります。
日本向けの多くの判型では、黒インク・白紙の場合に24〜828ページの範囲が設定されています。一方、21.0×25.7cmや21.0×29.7cmでは、同じ条件でも最大780ページです。
つまり、どの判型でも同じページ数まで作れるわけではありません。用紙やインクを変更すると条件も変わるため、自分が使う印刷仕様とセットで上限を確認します。
ページ数が多くなりそうな本ほど、判型を確定する前に対応範囲を見ておきましょう。
B5・A4などの大判は印刷コストが上がる
KDPでは、幅155.5mm超または高さ228.6mm超のペーパーバックを大判として扱います。B5の18.2×25.7cmやA4の21.0×29.7cmは、この基準に該当します。
Amazon.co.jpの黒インクでは、24〜110ページの場合、標準判の印刷コストは422円、大判は530円です。110ページを超える場合は、標準判が206円+1ページ2円、大判は206円+1ページ3円という計算になります。
同じページ数でも、大判にすると1冊あたりの印刷コストが上がります。大きい判型を選ぶときは紙面の広さと印刷コストを並べて比較してください。
印刷コストは変更される場合があるため、実際の金額はKDPの設定画面に表示される数値で確かめます。
計算方法や利益への影響は、KDPペーパーバックの印刷コストと利益シミュレーションで詳しく確認できます。
📘Kindle出版をもっと楽にしたい方へ
AIにコピペするだけで、
出版29分(表紙3分)。
こんな本が作れる仕組みを
無料電子書籍で公開中です。
>[1冊29分で本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。
判型を決めたら本文と表紙のサイズを合わせる
判型が決まったら、本文PDFと表紙をその判型に合わせて制作します。
本文は裁ち落としの有無でページサイズが変わり、表紙は判型とページ数から必要な寸法が決まります。KDPで判型だけを選び、原稿側のサイズを変えないまま入稿するのは避けましょう。
裁ち落としなしの本文は判型と同じページサイズにする
本文に裁ち落としを設定しない場合、原稿のページサイズは選んだ判型と同じ寸法にします。
A5を選ぶなら本文も14.8×21.0cmを基準に作成し、B6や四六判を選んだ場合も同様に寸法を一致させます。
途中で判型を変更したときは、文字や画像の配置も含めてレイアウトを確認し直してください。特に小さい判型へ変えると、1ページに収まる情報量が変わるため、改ページの位置もずれます。
裁ち落としありでは本文PDFを判型より大きく作る
ページの端まで画像や背景を印刷したい場合は、本文に裁ち落としを設定します。
裁ち落としありでは、本文PDFを判型より高さ6.4mm、幅3.2mm大きく作成します。
これは完成した本が大きくなるという意味ではありません。印刷後に裁断される部分まで画像を伸ばし、ページ端に白いフチが残るのを防ぐための領域です。
裁ち落としの作り方や白フチを防ぐ設定は、KDPの裁ち落としと本文・表紙の設定方法で詳しく確認できます。
マージンととじしろはページ数に合わせて設定する
本文サイズを判型に合わせたら、文字や画像を配置する範囲も確認します。
本の内側には、製本後も読みやすいようにとじしろを考慮した余白が必要です。すべての本で同じ数値にするものではなく、ページ数も踏まえてKDPの条件に合う設定にします。
具体的な設定は、KDPペーパーバックのマージンととじしろの設定で確認できます。
表紙は判型とページ数が決まってから計算する
ペーパーバックの表紙は、本文とは別に好みのサイズで作ることはできません。
選んだ判型とページ数などを基準に、表紙全体の寸法を計算します。表表紙の幅と高さだけを見て作ると、背幅や裁ち落としの分が不足します。
判型とページ数を確定させてから表紙を作れば、あとからサイズを作り直す作業も減らせます。
具体的な寸法は、KDPの表紙計算ツールと背幅の出し方で確認できます。
判型は用途→大判判定→ページ数→コストの順で確定させる
判型選びで迷ったときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
- 本の用途と読まれ方から候補を絞る(文章中心はA5、携帯性重視はB6・四六判、写真や図表中心はB5)
- 候補が大判(幅155.5mm超または高さ228.6mm超)に該当するかを確認する
- 想定するページ数が、その判型と印刷仕様の範囲に収まるかを確認する
- 印刷コストを確認し、販売価格とのバランスを見る
既定判型で目的を満たせるなら、まずA5やB6などから選ぶと制作の基準がはっきりします。カスタム判型は、既定サイズでは必要なレイアウトを実現できない場合に検討してください。
判型が決まらないまま本文や表紙を完成させると、あとから作り直しになります。先に本の用途からサイズを確定させてから、原稿と表紙の制作に進みましょう。
ペーパーバック出版全体の流れは、KDPペーパーバックの出版方法・費用・電子書籍との違いで確認できます。
【著者:石黒秀樹】
Kindle出版サポート歴5年。
累計受講生600名以上。
受講生の累計出版数10,000冊以上。(2026年時点)
AIとテンプレートを活用した、 再現性の高いKindle出版の仕組みをお伝えしています。
───
📘最後までお読みいただき
ありがとうございました。
本を増やして印税を積み上げたい方へ。
AIにコピペするだけで、
1冊29分で出版。
受講生600名以上、
累計出版数10,000冊以上。
その仕組みを。
無料電子書籍で公開中です。
>[本が資産になる仕組みを
無料で見てみる]
AI×外注で出版したい方向けに、限定動画や実践マニュアルも公開しています。



